音楽だけを追い求めていると刺激だけを求め、人として大事なものを失ってしまうのではないか

先日人と話していて、"音楽は快楽を与えるもので、音楽だけを追い求めていると刺激だけを求める人として大事なものを失った人間になってしまうのではないか"という話をしました。

これは自分からすると非常に納得・体感できる話でもありました。
邦ロックから離れて洋楽やインストに傾倒して以降は音楽から言語的意味性は消え、その音の感情と情景のノンバーバルな刺激のみを追い求めていたし、音として良ければ汚い言葉も思想もOK.むしろその汚濁から美しい音が生まれるなら汚濁こそ貴いという価値の逆転も起きていました。

が、その上でよくよく考えると邦ロックに傾倒していた頃、歌詞にのめり込んでいた時も同等に危ういのだなと。
音楽の歌詞は、特にバンドのモノはフロントマンの独創であり、作詞家の思想が、つまり他者を介さない濃い言葉が音楽の快楽を持って脳に浸み込む。これは確かに社会性を失いそうだし(というか社会性のあるロケンローって失笑でしかないし)、破滅、あるいは感情の増幅などの脳内化学物質操作という側面が音楽にはあるのは否めません。思想発信ツールであるし演者の力はロゴスでなくパトスへ直接かけられるから、本当に強靭な振動を精神に与えるものだなと思います。

閑話休題、この間光が丘IMAで『カムイレラ』という舞台を観ました。
国後アイヌの反乱の史実?から着想を膨らました武士とアイヌの娘の悲恋のミュージカルなのですが、これがとても良かった。歌に力があったし、役者の目力が凄かった。何度もぐっと来て最後は鳥肌がぶわっと立ちました。

ただ、惜しむらくは楽曲がアイヌっぽくないかなとは思いました。イヨマンテはとても良かったのですが、楽曲はほんとミュージカルの楽曲って感じでアイヌ音楽をどうミュージカルに落とし込むのか期待してしまっていた自分としてはそこが残念でもあり、でもきっと私が求めるようなアイヌっぽさを音楽に出してしまうと対象が非常に狭い、マニアックなものになってしまうだろうなとも思いました。

アイヌのムックリやトンコリとあの茫漠とした北海道の自然の生活の音を楽曲で顕せたら、それだけで魔法が働いてあの時代のあの場所へ精神が飛ばされるのではないかな、と思っていました。あ、幕が開いたときに冷気が出たのは北海道へのいざないとしてとても良かったです。

そんなこともあって、前半は何度も集中を切らしてしまっていたのですが、最後に鳥肌まで出たのは、音楽の魔法に頼らない、真っ直ぐな物語と演技の王道の力強さに(自称不感症人間の)自分も心動かされてしまったのかなと。

劇を見て、「あぁ自分は余りに音楽という魔法に魅了され過ぎてそれにリソースを割きすぎたせいでひとの心というものに関するまなざしが浅くなってしまっていたのではないか」「いきなり呪術レベルにいくのは無理だし、一つ一つ丁寧に積み重ねることが大事だ。自分でやるなら全力で革命をやるために全力で基礎をやらねばいかん」と思いました。正直最近は小説映画どころか漫画すら読まない物語の乏しさでしたから。自分の語彙や感受性が人として鈍っていたのだろうと、色々と最近気づかされています。

さて、その上で、音楽の魔術と人としての物語の力を両立する。人としての血が通っていつつ音楽的にも面白く違った世界へいざなってくれる音はあるかなと思い、中目黒TSUTAYAでZAZの『Recto Verson』を借りてきました。

ZAZはBSプレミアムの番組『Amazing Voice』で知った現代シャンソンの歌姫。この2ndはYoutubeで聴いて、1stよりよりポップになって広く希求するものになったなぁと、一度きちんと聞いてみたかった一枚でした。

音楽の魔法で自由にされながら、自分の精神との"他者"としての関係を築けるような年齢になった今だからこそ、心に鳴らせる曲だなと思います。自我の確立の上での音楽体験はアーティストへの尊敬も含めてこれからやっていきたいところ。そしてそれを超える音楽体験をさせてくれる演者こそDopeで天上な星でしょう。

一曲紹介しましょう。一曲目の、この星に生きるすべての旅仲間へ捧ぐ曲です。これを聴いて、また人生の起伏を楽しめる気になりました。



こちらのサイトさんで日本語訳詩が読めます。英訳しているサイトのあるので、お好きな方でどうぞ。フランス語が出来る方はオリジナルで。

はははw最後はやっぱり音楽に行きついてしまったwまぁ映画や小説漫画も読んで物語を摂取していきたいです。あ!今季はドラマ観てました。『ペテロの葬列』が非常に面白かった。以前のシリーズもみてみたいなぁ。『昼顔』も面白いらしいですね。
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# by wavesll | 2014-09-16 22:22 | 私信 | Trackback | Comments(0)

あの頃も、そして26年の季節の変わり目も聴こえてくる。フィッシュマンズが流れている。



TLだったか、2chのスレだったかで、フィッシュマンズのリユニオンツアーが9年前だという書き込みを見て、感慨深い思いになりました。

9年前、私は大学2年で、在学中に挫折して休学して復帰した辺りの頃だったように思います。
そんな、日影の心境のある大学生活に、ふっと良い音を差し込んでくれたのがフィッシュマンズの音でした。

その頃、ちょうど『宇宙』『空中』というベストアルバムが発売され、ゲストヴォーカルを入れたリユニオンツアーが行われ、フィッシュマンズとしてRSRに出演等、フィッシュマンズに再び風が吹いた時期でした。

私がフィッシュマンズを知ったのは、高校時代にMXをやっていた時、濃い音楽フリークのライブラリには必ず『空中キャンプ』や『ロングシーズン』などが入っていて、なにやら日本にはフィッシュマンズという音楽フリークが好むバンドがいるのだなと思ったあたりでしょうか。その頃の自分はブランキーや椎名林檎が好きで、激しさを音楽に求めていたのと、MXではブートレグのみを漁っていたのでDLはせず、聴くことはありませんでした。

そして前述の時期に、自分自身の心境の変化とフィッシュマンズの活動がリンクする形で私は彼らに出会い、そしてずぶずぶに嵌りました。中学時代の音楽がブルーハーツ、高校時代が椎名林檎とブランキーならば、大学時代の自分が最も嵌ったのはフィッシュマンズでした。

聞く音楽が広がり、ROVO等のインストモノや、ガムランやブルガリアンヴォイスのようなワールドミュージック、クラブジャズ、そして音楽フェスで出会った邦楽バンド達を経過して耳が出来上がるにつれて、サウンドの面でもフィッシュマンズにはやられましたし、何よりさびしがりやで口は悪いがいい奴で、どこまでもナイーヴなのに強さもある佐藤さんの詩にやられました。

あの詩があの音に乗ると、こんなにも沁み込んで、癒されるというか、どこか辛さが緩和される、端的に言って音楽に救われました。

結局生でフィッシュマンズを観ることは無かった(これは後でも述べますが)けれど、リユニオンツアーの映画の上映は東京verと大阪verで2回観ましたし、あるつてでRSRでの清志郎の『メロディ』を手に入れたりして、当時は本当に熱量をもってフィッシュマンズと共に生きていたような気がします。

さて、それから時がたち、2012年あたり、そうpiece of the futureが配信される辺りの頃は、どこかフィッシュマンズに、「好きなんだけれども、好きだからこそかっこよくいて欲しい」という期待が外れてしまっているような思いを感じていました。

05年に嵌ってからすぐにオリジナルの音源を聴き、音源や映像の中で佐藤さんに心酔していったことで、ゲストヴォーカルにどこかカラオケの様な微妙な気持ちを持ったり最初のリユニオンツアーの頃にあったような緊張感がなくなってピースフルでジャムも凄いんだけれども、どこか気の抜けた感じを再活動フィッシュマンズに想い、それもあって結局未だにフィッシュマンズは生ではみていません。

piece of the futureは買ったし、逆に凄腕ジャムバンドとして音を高めて、佐藤さんの歌から別の次元へ行ったらそれは凄くライヴを体験したいと思うのですが。もしくは生で観たら結局今のもやっとした気持ちも霧散するかもしれませんが。(その意味で山本精一の『Crown Of Fazzy Groove』はあり得る方向性の一つの解かなとも思います)

それでも、今でもフィッシュマンズのCDは良く聴きます。特に『ロングシーズン』は、この夏にも部屋で何度も流しました。

そして、このエントリを書く気になったのは日本の(自分からしたら)若手バンド2組にポジティヴな意味でフィッシュマンズらしさを感じられたからでした。

一時期、数年前まではフィッシュマンズっぽいバンドに"それならフィッシュマンズを聴くよ"と思ってしまっていたのですが、時の流れや自分自身の変化もまたあったのか、そしてそのバンド達の音楽が素晴らしかったことから、新しい領域に自分とフィッシュマンズの音楽が来たのだなぁと思い、一本この記事を書こうという気になったのです。

そのバンドはceroとあらかじめ決められた恋人たちへです。

知ったのはあら恋の方が早くて、twitterのフォロワーさんが呟かれていたので去年『DOCUMENT』発表時の渋谷タワレコでのライヴを観に行き、その抒情性と音の迫力に衝撃を受けたのでした。

そしてceroは、名前は良く見聞きしていたのだけれどもYoutubeではぱっとしないなぁとあまり聴いていなかったのですが、この夏のワーハピでみて、音の躍動感に圧倒されて一気に好きになったのでした。

で、この二組にはどこかフィッシュマンズを感じる共通点があるなぁと思い、渋谷TSUTAYAで一気に全アルバムを借りて、聴いてみたのでした。

そうすると、ceroは『My Lost City』で『100ミリちょっとの』を引用しているし、あら恋は『ナイトクルージング』や『すばらしくてNice Choice』を彷彿とさせる楽曲が『Document』にあったり何よりダブなところにフィッシュマンズとの共通点を感じたのかと、自分の中で腑に落ちた瞬間がすべての円盤を聴き終わった際にありました。

おそらく、フィッシュマンズ自体が今の20代30代の抒情音楽好きの中での共有アーカイヴとして存在し続けて後に残っているのだな、そしてその影響や奏でつがれる音楽精神は、今の欣ちゃんの活動によっても(俺はもうちょっと研ぎ澄まして欲しいけれど)もたらされているのだなと改めて思い、2014年の"もうすぐ秋だね"の時期に再びフィッシュマンズの音楽に思いを馳せ、この拙文を認めました。

追伸、大学時代はフィッシュマンズと書きましたが、その後はブラジルものに大いに嵌り(今も継続)、そしてここ2、3年でようやく洋楽に突入して聞きかじる毎日を送っております。日本のミュージシャンでは上の2組や、フェスで観るバンド、そして最近はshota hiramaの様なクラブ、ノイズにも手を出しつつある今日この頃、もう"伝説の"ではなくなってしまったけれど、"とてもいい"バンドとしてフィッシュマンズと向き合い距離を取れるようになったのは自分も年を重ねたのだなと、しみじみ思います。

そして、彼らの音楽の種が、また全く違う個性を持ったバンドに内包されるまで至ったこと。特にceroではCDでは歌詞と歌に、ライヴではそのアンサンブルに、あら恋はピアニカの独創性・抒情性とライヴでの音の鋭さに感服しました。と、いうか日本の若手音楽、しばらく見ぬ間にかなり層も厚く質も高くなっているのだなと、ちょっと最近わくわくさせられています。


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# by wavesll | 2014-09-07 01:46 | 私信 | Trackback | Comments(0)

東京バレエ団創立50周年 祝祭ガラ

NHKホールへ東京バレエ団創立50周年祝祭ガラ公演を観に行ってきました。

目当ては、ギエムのボレロ。先日15年末での引退を発表したときはびっくりしました。
NHKホールは初めてだったのですが、3階席でも十分見れる感じ。流石に表情までは見れませんが、普段ロックフェスやらなんやらいってるとこんなものだろうと。

それより生オケとは!3F席だとオケピもみれて嬉しい。と、いうよりこの生オケが非常に良かった!開演前に音合わせか調整か各自が音出ししていたのですが、その各自バラバラなのか流れがあるのかわからない音出しの感じがめちゃくちゃいい感じに響いていました。"まるでワーハピでみたCEROを格式アップしたような上質かつ実験的な音だな"と思いました。と、いうか最初はそういう曲だと思っていて、公演後にスタッフに聴いたら全然バラバラにそれぞれ演奏してたんだといわれてしまいましたwでもだからこそ音源化してないし、いいもの聴けました。

そんな流れで始まった第一演目、ペトルーシュカ。
街の人々と人形?のファンタジックでユーモラスな演目。初めてみるバレエは、ストーリーをダンスと音楽から類推する、無知な異邦人のような心持で探りながら楽しみながら見ていました。

そもそもバレエに興味を持ったのは曽田正人さんの『昴』からなのですが、その中で囚人がバレエにストーリーがある事に気づき、筋を探る楽しみに気付き始める一幕があって、自分もその立場だなと思ったりしながら見ていました。この後も昴の一つ一つの記憶がふっと湧いてくる瞬間が何度もあり、あの漫画改めてよくできていたなと思いました。



またしても音楽の話になりますが、ペトルーシュカの音楽が本当に良かった!生音の素晴らしさと楽曲の良さ、音自体の楽しさが相まって本当に素晴らしかった。今検索したらストラヴィンスキーなのですね。ここら辺からクラシックへ入っていくのもありだなぁついにクラシックコンサートとか行くか!?なんて考えていました。

実際、バレエ演目はクラシック音楽に視覚的な面白味を与えて相乗効果を生むし、ガラだと色んな演目のベスト盤的な内容でもあるので、中高の社会科見学でバレエのガラ公演なんかも情操教育的にありなのではないかななんて思ったりしました。

情操教育的に、というか、最初バレエをみて、非常に健全なエンターテイメントだなと強く思いました。音楽もアコースティックだし、真摯に鍛錬を積んだ成果として演舞をするのは真面目に頑張ればこんな魅力を発せれる、として生徒に親や先生の立場なんかだと見せたいんじゃないかなと、アラサー的には思ったり。勿論、その楽しいエンタメをするためには裏で血のにじむ鍛錬がいるという意味で心身もタフになりそうですしね。部活に良さそう。

バレエ、というといかにもお高く留まっているように見えますが、品のいいユーモアなんかもあって、間口を広くしようとしているんだなと思うと同時に、やっぱり客層も品が良さそうなおじさんおばさんとお嬢さんが多かったので、突っ張っている若いのが惚れこむような穏やかでない危険さもあってもいいのかなと思ったりしていました。

さて、第二演目までの間の休憩時間にロビーへ出ると、なんとシャンパンを売っていてこりゃあハイソだなwとやっぱり思ってしまいましたw私はヱビスでのどを潤しました。

第二演目はスプリング&フォール。コンテンポラリーで、より非言語な、おそらく男女の触れ合いを画いた演目。ダンスと音のシンプルな響きを愉しみました。

コンテンポラリーダンスの方が自分にはとっつきやすいのですが、どちらかと言えばストーリーを類推する楽しみもあるクラシックの方がより、"非言語で伝える"という意味では複雑に強いのかなと少し思っていました。

さて、第三目のオネーギン、このソリスト2人の表現力が凄かった!
愛、一方的になった愛とその別れ、個人的な記憶の想起と共に、凄まじく盛り上がるクライマックスの音楽の力も相まって大変感動しました。会場も拍手が鳴りやみませんでした。

第四演目を前に隣の方と少し話したら、彼女もバレエが初めて見たそうで、でも感動しますねと共感できましたw自分も駅のポスターを見てチケットを買ったのですが、その方もそうだったそうで、駅ポスターって結構リーチするんだなと思ったり。

第四演目は、いかにもバレエ!と言った趣のシュシュを付けた群舞が魅力のラ・バヤデール
群舞の一人が少し動きを乱してるなって気づくくらい整った群舞に、またしても昴の挿話を想起。
ちょっとしたマジックのような演出もあったりして、古典的なバレエの中に新しさを感じたり若さのエナジーを感じる演舞でした。

そして、、、そしていよいよシルヴィ・ギエムのボレロ。

これは段違いに凄かった。

まず、ギエムの身体の優美さ。手足の長さからくる幽玄な柔らかな力が、目を赤い円の中心に釘付けにさせます。もう、このダンスを、ずっと、2時間でも、3時間でも、5時間でも見ていたい。本当のカリスマがそこにありました。余りに圧倒された、というより、もっと優しく、内発的に引き出されたうえで高められるような、そんな体験でした。こんな水準のものが見れたのは、そして根源的なエナジーが暴力的ではない形で提示されたのは、今後の自分の人生の角度を少し変えてしまうかもしれないと、今振り返って想います。

素晴らしい時間でした。ありがとうギエムさん。そして東京バレエ団のみなさん。裏方のスタッフも凄い。全然転換の時音しなかったのは感動。そして開演前の音出しで音源出してくれw!
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# by wavesll | 2014-08-30 22:07 | 私信 | Trackback | Comments(0)

World Happiness 2014 一言レポ

この日曜、台風11号迫る中、ワールドハピネス2014へ行ってきました。

でライヴレポ書いてたんですけど途中で消えてしまって><まぁセットリストとか流れはバークスさんが書いてるので、それはそっちに任せてそこに書いてないことをもう一度さっと書いてみます。



パフィー
開始直前に大雨が始まる中、グリーンデイのカヴァーから始まって懐メロで盛り上げスタートダッシュとしては最高だった。ちなみに9:30位から会場待ち列に並んだのだがその時パフィーのリハが聴こえた。

ねごと
リアルけいおんっすな。ベースの子が特に可愛い。『カロン』がライヴだとあんな感じに荒々しく歌い上げられるとは意外だった。晴れ間が差し、天気持ち直す。

真心ブラザース
途中で豪雨再び。YO-KING「パフィーの時雨が降っててカッコ良くていいなと思ってた」風雨の中響くYO-KINGのブルースハープカッコ良い。「夏の曲」ということでエンドレスサマーヌードもやって、有名曲をさらっと演るのも彼等らしい。

赤い公園
やっぱ俺『今更』好きです。出囃子の『ハピネスチャージプリキュア』のハピネスはワーハピにかかっているとの事wラス曲は轟音響く楽曲で迫力あった。

高橋幸宏がIn Phase
幸宏さん「雨が似合うバンドに雨は降ることになっている。このバンドは雨合わないから」
繊細かつ陽射しが似合う良曲たちが薄曇りの中奏でられていく。特にラス前の『All That We Know』が気に入った。こうなると音源も聴きたくなった。

ヒトリエ
すみません、飲み物買いに行っててよく聴けませんでした<(_ _)>
このフェス、2ステージが交互にあるから空き時間がなくて、時間がどんどん過ぎるのはいいのだけれど飲食トイレに行くタイミングに困るw後でYoutubeみたら激しい中にも繊細な感覚もあるJ-ROCKだった。生演奏ではもうちょっと音塊がガツンと来る感じだったな。

きゃりーぱみゅぱみゅ
Aブロック5列目くらいでみてたのできゃりぱ自身を拝めたのも良かったが、なによりダンサーの子どもたちの全力感が凄かった。あれは観る価値あり。聴きたかった『にんじゃりばんばん』では振り付け講座もあり一緒にやりましたw

ポカスカジャン
「出ると知られたくなかったからシークレットだったのでしょうか?」初めの長渕剛でドラえもん絵描き歌で笑いを掴む。何気に演奏の音が良いwガリガリ君は鉄板。レットイットビーの人力マッシュアップはあれ全部コードが一緒って事なのかな?予想外に良かったw

くるり
念願かなって『WESN』聴けたのは嬉しかった。あと『ブレーメン』と噂の"変な曲"も聴けた。変な曲は試みはいいけどもう一味欲しいなと思ったが、家帰ってYoutubeで見たら良かったのでスルメ曲っぽい。ラストは『東京』。『モーニングペーパー』も良かった。

cero
これ、2日経った今思い返すと一番印象深かったアクトだった。生命力にあふれた音群は、凄い。素晴らしい。というかYoutubeのしょぼい感じとまるで違うじゃないかw!?これは生で観てこそのバンドだと思う。CDもチェックしたい。良い好いとは聞いていたがYoutubeで聴くだけで舐めていた。これは本当に今日一番の収穫だった。今度ワンマンか対バンも行きたくなりました。

細野晴臣
細野さんかっこよすぎ。グレーのスーツの様な半袖ハーパンにサングラスが決まりすぎてて可笑しいくらいにカッコ良かった。日本で一番カッコいいジジイかもしれない。バンドの演奏もハオ!曲はinterfmのデイジーホリデイでかかっているような米国の鯔背な感じ。とても良かった。

No Lie-Sense
もう、なんというか、豪雨。機材ストップがかかるくらいの豪雨。演劇っぽい楽曲も相まって天然の舞台のような趣もあったか。「電気グルーヴの時にこうなればよかったのに」には笑ったwケラさんはこれが初フェス出演だったらしい。これに懲りず、今後も出てくれw!横尾忠則さんのキービジュアルの"おじぎ福助"はこの雨を予期していたのかw?

電気グルーヴ
もしかしたら雨で中止になるかも、と不安になってたので「コンニチワ、電気グルーヴです」がヴィジョンに映って観客沸く。良い位置で観れたから3人(まりんもいた)がよく見れたのは嬉しかった。てか瀧かっけーわ!卓球キモイ!最高!この日一番楽しいライヴだった。日も暮れてライサンと豪雨効果でとてつもない非日常感があった。

奇妙礼太郎 トラベルスイング楽団
最初から飛ばす楽団演奏!特に『スウィートメモリー』で冴え渡った奇妙礼太郎の歌声、ロックでゴージャスなショウだった。良かった。欲言えばオオトリのセットアップの為かちょっと長くやっていた気がしたので『スイートソウルミュージック』を演ってくれたら嬉しかった。でも全然良かった。

高橋幸宏 & METAFIVE
もうこれは間違いないでしょう。「ただでさえ心配性なのに2日前くらいから胃がきりきりしていた」「途中で止められても、演ります。引っ込んでもまた出てくるよ」
YMOの楽曲は本当に今でも新鮮。そして攻殻のED曲の新曲披露!尖った感じのクラブとのクロスオーヴァージャズの様な音像だなと思ったが、幸宏さんのヴォーカルが入ると一気に様相が変わりテクノポップな音楽になり驚いた。上質な音楽だった。途中でくるりの佐藤が入って一曲、ジェイムスイハが入って一曲やり、アンコールでは細野さんと土屋正巳が入り、当時のアレンジで『中国女』と『CUE』。鮮やかなステージだった。


今までは暑いことを注意されていたワーハピでしたが、初参加にして豪雨のフェス。まずは最後までできたことがとても良かったです。幸宏さんの人徳でしょう。
ライヴも幅広いアクトで、観て良かった新人も色々いて、メインステージも佳く、特にYMO関連は本当に素晴らしいの一言。思い出に残るフェスでした。

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# by wavesll | 2014-08-12 22:23 | 今週の一曲 | Trackback(1) | Comments(0)

Michinoku Michiyuki

8/2~8/4まで一泊三日の東北旅行へ行ってきました。
その時のtweetを元にみちのく旅行記をULしたいと思います。




横浜天理ビル前はRIJF行きのバスと人が一杯。俺も(もっと)北へ向かいます。
6:56 - 2014年8月2日

スカイツリーってウルトラマンみたいだな
7:56 - 2014年8月2日

関東・栃木 レモン牛乳
11:46 - 2014年8月2日

あの事故以来初めての福島。美しい景色だ。反対側には青い山脈。やっぱり実際来ると気持ちも少し変わるものだな。いくら煙草一本くらいの健康被害とはいえ、放射能への不安はある。しかしこの美しい景色に暮らす人々を想像すると、胸の痛みだけでなくなにかポジティヴな行動を起こしたくなる。さらに北へ。
12:00 - 2014年8月2日
宮城のSAには津波のポスターが
14:03 - 2014年8月2日

ヴァロットンの絵のような入道雲だ。
14:30 - 2014年8月2日

雲の象でふらっと人生を決めてしまいそうになる。よく空がみえる處へ来たなぁ。唯今イートハーヴォ。さらに北へ。
14:55 - 2014年8月2日

トンネルを抜ければ、青森
16:18 - 2014年8月2日

青森、暑い。水が美味い。
16:36 - 2014年8月2日

樹木の構造の複雑な集積は将来の都市が目指す相貌を示唆しているかのようだ。葉が力強く耀いている。陸奥の午後。
16:48 - 2014年8月2日

林檎畑の夕
17:21 - 2014年8月2日


青森市内のロードサイド、正しくロードサイド過ぎてどこかわからない(笑)
みちのく銀行位が特色ある店舗で他は全国の国道沿いまんまだなぁ。
17:56 - 2014年8月2日

ホテルで今年のミスねぶた祭りに遭遇。こっちの子は肌が白くて印象的だなー。
18:33 - 2014年8月2日


でっかい太鼓は祭りの華だね★!いよいよ盛り上がってきた!
18:58 - 2014年8月2日

ミスねぶた大人気w
19:01 - 2014年8月2日

ねぶたYAVEEE!!!!!!!!!
19:56 - 2014年8月2日





電池切れてました。現在寺山修司の故郷の宿です。雄壮なねぶたに圧倒されました。跳ね人から貰える幸運の鈴もゲットできて本当に楽しかった。『らっせーらーらっせーら!らっせーらっせーらっせーらー』で喉からしたwねぶた、来て良かった。
0:26 - 2014年8月3日

日が明けて、寺山修司記念館のポスター
8:37 - 2014年8月3日

三沢の町を歩く。ほっかほっか大将亭。ゆるいなーw
8:38 - 2014年8月3日

町中に三沢基地がある
8:42 - 2014年8月3日

奥入瀬渓流。翡翠のきらめき。最も綺麗な時に立ち会えたかもしれない。木漏れ陽のシャワーにときめいた。
11:53 - 2014年8月3日



秋田入り。十和田湖。
12:10 - 2014年8月3日

[#IMAGE|c0002171_157685.jpg|201408/07/71/left|576|1024#]モーターボート@十和田湖 やー天気良くて最高★!
12:34 - 2014年8月3日


高村光太郎作の乙女の像 #十和田湖畔
12:42 - 2014年8月3日


あゝ美味い!奥入瀬ビール。ハーフ&ハーフはアジアの品評会で金賞獲ったらし。
12:57 - 2014年8月3日


田圃を直にみると高精細だと想。4k8kTVのデモンストレーションに使ってもいいかも。稲穂の風景はAsiaにウケそう。Realの鮮やかさ、神レベル。
14:11 - 2014年8月3日


北秋田マルメロサイダー、ほのかにピクルスみたいな酸味を含んだ甘い果実味でイケる。
14:59 - 2014年8月3日

演歌っぽいポップスが流れてる。秋田の空は広い
18:39 - 2014年8月3日


竿燈祭り開始
19:11 - 2014年8月3日


すげー!
19:33 - 2014年8月3日





顎やら腰やら、バランス絶技 #竿燈祭り
19:36 - 2014年8月3日



秋田の男はこれができて一人前なんだろうな。ヒーローになれる日か
子ども竿燈もあった。
19:51 - 2014年8月3日

面白かった竿燈祭り!終わったあとのふれあいタイムで竿燈触らせてもらった★!
20:32 - 2014年8月3日




こうして弾丸ツアーを終え、帰りのバスで携帯の電池が切れました。川口インターでみた朝焼け。そこから首都高へ向かい、光の巨人の様に聳え立つスカイツリーを右に、左にはまるで燃え熔けるような赤い朝日。忘れられません。ねぶたの巨大な迫力も竿燈まつりの竿を操る男たちと、太鼓と笛を鳴らす女たちの勇壮さも素晴らしかったです。そして、奥入瀬渓流のあの耀く碧が一番心に残った旅だったかもしれません。

人生で初めての青森・秋田でしたが、東北の夏は熱い!と感激出来た旅になりました。

銀杏BOYZ_銀河鉄道の夜

E    B   C#m  G#m A B  E
日々ひび割れ柿ノ実 夕焼けて夜は来た
  B   C#m G#m A  B  E
空水色オーロラ蜂蜜に濡れた月
    B   C#m G#m A   B   E
赤レンガ煙突の上 ガイコツが踊ってる
    B   C#m G#m   A  B   E
ハロー今君に素晴らしい世界が見えますか

 A       E     B     C#m
北風は吹雪くのを止め カシオピア輝いて
A      E    A   B    E
恋人達は寄り添って静かに歌うのでした…

声高円寺に消えやがて汽笛は響き
噛むカムチャッカのガム 蒼白く甘い夜
シベリア鉄道乗り換え東北を目指します
ハロー今君に素晴らしい世界が見えますか

北風は吹雪くのを止め カシオピア輝いて
恋人達は寄り添って静かに歌うのでした…

E  B  C#m G#m
銀河鉄道の 夜
A  E   A  B E    B  C#m G#m
僕はもう空の向こう飛び立ってしまいたい
 A   C D
あなたを…

E  B  C#m G#m
銀河鉄道の 夜
A  E   A  B E    B  C#m G#m
僕はもう空の向こう飛び立ってしまいたい
 A   C    E
あなたを想いながら

C    G C   Em7 C
星めぐりの口笛を吹いて
   G   C      Bsus4 B
裸のまま 一人ぼっち 涙も枯れた
E
ああああう!!

ハロー今君に素晴らしい世界が見えますか
ハロー今君に素晴らしい世界が見えますか

銀河鉄道の夜
僕はもう空の向こう飛び立ってしまいたい
あなたを…

銀河鉄道の夜
僕はもう空の向こう飛び立ってしまいたい
 A   C    C#m G#m
あなたを想いながら
 A   C    C#m G#m
あなたを想いながら
 A   C    E
あなたを想いながら

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# by wavesll | 2014-08-07 13:16 | 私信 | Trackback | Comments(0)

題名のない音楽会 大友良英ノイズ回 感想



twitter等でも話題になっていた大友さんの回の題名のない音楽会がYoutubeのおすすめにでてきて観ることが出来ました。

内容は数多の名言が飛び出したいわゆる神回で、ニヤつきが止まりませんでしたw

例えばTVの砂嵐の部分をノイズミュージシャンに担当させてほしいだとかw何しろ日曜の朝にメルツバウがかかるのはさいこーでしたね。

そして見ていて途中で思っていたのは、ノイズ好きという人種は本当に少数派で、多数派は理解できないで変人がいるなぁというような嗤いがでてくるんだなぁというどうしようもない多数派の暴力の寂寥感でした。その中で社会性を持つにはユーモアを挟みながら笑いによって共通理解をつくる。なんか昔サークルの友達とカラオケ行った時に、ネタカラオケで場をつないでいた自分を思い出して(いやそれによってかなり自分のカラオケ力は上がったのですが)"理解され得ぬ側"に自分もいるのだなぁとしみじみ思ってしまいました。

しかし音楽に真摯に向き合うという意味で、最後にはノイズは認められたし、ノイズというのは常に"いい普通の枠内の大人"からは理解され得ぬ前衛性だからこそノイズであり、それがノイズ好きにとってはアイデンティティになっている。好きな音楽というのはその人の人間性をも表していると知り、胸が熱くなってしまいました。

まぁ、胸が熱くなってしまったと書いたはいいのですが。自分のそういう音楽への幻想は近年大分薄れていて、特にロックの歌詞に惚れこむというよりはサウンドによる快楽を追い求めていくようになったアラサーからすると、まろやかでありながらも冒険的な大友さんの芯の強さに素晴らしさを深く感じる30分でした。

というか題名のない音楽会、Youtubeに上がりまくってるんですね。これは鉱脈かも。とりまメルツバウのBATTOUTAIなかなかイケてますね。


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# by wavesll | 2014-07-31 20:49 | 小ネタ | Trackback | Comments(0)

ハラヘラズの指輪

以前、社会人2年目位の時mixiに、"もう俺(達)は人生2周目に入っている"と書いたことがあります。

生徒・学生の時は年々どんどん自分が成長していく事を学習の内容の高度化から感じていたのに、会社人生に躓いてしまった私は仕事を通じた自分の成長を感ずることもなく、かといって文化的体験や刺激に対しても舌が肥えるというか、新しい刺激をそんなに感じなくなってきてしまっている。いわば人生の2周目に入ってしまい既視感の上に生きる度合いが増してしまっている。円環する人生に飽きてしまっている。どうする?と。

その時の私が出した答えは1つには結婚し子供をつくれば我が子の成長を通して自分も新たに鮮烈に直接的な時間の流れを味わえる。2つには仕事を通じてキャリアを築いていくゲームをすれば自己成長を味わえる。そして第3が特に趣味・行動の面で今までの自分がやってきたものとは異なる分野に手を出していくというものでした。

そこから4、5年経った今もって私はキャリアの面では燻っています。一方で同級生たちなんかは家庭を築いたり仕事で誇りと実績を創っていったりしていて『グミ・チョコレート・パイン』のような感覚を持つ場面も増えました。

と、同時に今年で30の大台に乗ることになりいよいよ転職活動において尻に火が付き始めたり、祖母が認知症になり介護になったり父が初期がんになったり、異性との付き合いが上手く行ったりいかなかったりと、"永遠に続く円循環の人生"というわけでもない、らせん構造でもなく、急にずどんと状況が変わっていきました。

このシステムどこかでみたことあったなと言うと遥か懐かしきスーパーファミコンのソフト『不思議のダンジョントルネコの大冒険』で"ハラヘラズの指輪"を装備しいつまでも同じ階でレベル上げをしていると地震が起きて底が抜け強制的に下の階に回される感覚に近いな、なんて思い当りました。

少なくとも自分の20代の時間はハラヘラズの指輪でのダンジョン探査の様なものであったと思います。人としての成長において、特に経済人・社会人として責任の深度を増すことに関しては非常に浅く留まり、一部のバロメーターのみレベルアップしてきたと、振り返ると突き当たります。

まぁ、ここからどんどん反省モードになって自分を追い込んでいく事も十分すぎるほど出来るのですが、あえてここはこの"ハラヘラズな人生の進め方"のポジティヴな捉え方を考えてみることで、人口減少期、あるいは移民増大期のにっぽんでの生活の指針を発案してみたいと思います。(前置きが長くなりすぎましたね、たぶん本論より前置きの方が長いと思います)

それは一言でいえば"多層複線的な歴史を謳歌しよう"という事です。

地球上には無数の歴史があります。小説・人文・雑誌・ラジオ・TV・音楽・スポーツ・学術・食事・演劇・自然・街・建築・技術・企業etc…それらの個々のプレイヤーのジャンルの中での<中心-辺境>や後世から見た"未来視"を歴史横断的に味わおうと思うにはハラヘラズモードになった上でガンガンに読み込み、実践していかなければ"ベストアルバムさえ聞いていないニワカリスナー"にすら辿り着けないでしょう。

どの道自分の持ち分の時間と精神力・体力は限られており、趣味趣向の選好、そしてチャンスは千差万別ですから棚卸をしてみれば自分だけのオリジナルな組み合わせと出力の仕方になっているはずです。その事実を意識することで、自分を知り、自分の可能性にもっとポジティヴになっていまという歴史的瞬間も謳歌できるのではないかと思います。

"莫大な資本と資源を駆使して新領域を切り開く"ことで人々に新鮮な"今"を感じさせるのではなく、本来の焼き畑農業、つまり焼き畑地域を巡廻して戻ってくるときには元の土地には森林が生えているというようなサステイナブルな新鮮さを持って文明生活をスローに、しかし印象的にできるのではないか、そしてただ単なる円循環ではなく、多分野を体験することでアイディアの交配が進み革新的創新も起きていくのもハラヘラズ的にずどんと行くのではと思うのです。などとデスクトップ上で論じてみました。

例えば音楽はハラヘラズのサイクルに入りつつあると思います。
停滞するメタルシーンと、過去のサウンドの焼き直しだったアイドルシーンが冗談のようにクロスブリードしてbabymetalが生まれたり、とかね。

あと『ランダムアクセスメモリーズ』の1点突破から80s再評価、あるいはヴェイパーウェイブの様なムーヴメントが現れては下火になりましたが、その伏流として私はブラジルの風がここ数年ずっと吹いていると感じていました。おそらくW杯もあって音楽業界が仕掛けていたのと、サンバあるいはブラジリアンジャズのリズム感、熱狂とサウダージが並列に置かれる感覚が今の時代に合っているのではないかと思います。

一昔前に若者の間で流行ったマイルスの『On The Corner』にも、去年来日したAtoms For Peaceにもブラジル人が参加し伯剌西爾の空気を孕んだサウンドを展開しています。また今年の上半期耳目を集めたNovos du blazilも大胆にブラジル音楽をクラブに持ち込んだユニットでした。更に昨年はミナスの新鋭アントニオロウレイロも来日し、素晴らしいライヴを届けてくれました。

只いくらリオ五輪があるとはいえ、ブラジル音楽ブームのピークは去りつつあるかもしれないなということで更に次の予測を私なりに打ち上げると、キーになるのはナディア・ブーランジェ女史かなと思います。彼女は、近年ブラジルEMI期の作品が再発され昨年来日公演を行ったエギベルトジスモンチの師匠で、彼に「あなたはもっと自分のルーツを研究するべき」と示唆したクラシック音楽の講師です。

その彼女の下で育ったもう一人の南米ならではの音楽を打ち立てた偉大なミュージシャンにアストル・ピアソラがいます。タンゴの革新者である彼もナディア女史の下で学んでいたのです。同じDNAを持つ者というだけでなく、アルゼンチンとブラジルはミュージシャンの交流も盛んで、地域として連携しているという点も見逃せません。

そんなわけで南米の音楽大国のブラジルとアルゼンチンを中心に新世代の感覚を持ったDj達によって10年代後半の音が鳴らされていくのではないか。個人的にはタンゴをデジタルな質感のビートで表現したらどうなるのか、またロックやクラブジャズを卒業した人間が聴ける新世代のブラジリアンなジャズロックバンドが出てきてくれないかなどと考えています。
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# by wavesll | 2014-07-31 04:31 | 私信 | Trackback | Comments(0)

nausea 3 - shotahirama chris watson Highrise -

平成二十六年の夏、私の音楽的興味はノイズへ向かっていました。

きっかけは2年前くらいからのDommuneの視聴で宇川氏のノイズ好きが伝染したという事と、フリードミューン等で初めて音を聴いた非常階段が手掛けたBiS階段が試みとして結構気に入って、あれよあれよという内に気づけばノイズを好んでいたという所です。

そこでこの記事ではそんな俄かノイズリスナーが気に入った"広義の"ノイズミュージックを3枚紹介したいと思います。

1.shotahirama

とりあえずsoundcloudをお聴きください。いきなり真打、バリバリ現役の音楽家shotahiramaです。

私が彼を知ったのは渋谷タワレコに置いてあったスプリットシングル(リンク先後半がshotahiramaの楽曲部分)を試聴した事でした。というかその場で買いました。

一気に気に入り他の音源も揃えようとしたのですが、どうにも評価が高そうな『post punk』が売切れてるんですよね。iTMSなら買えるのですが、どうせならwav音源で欲しく、amazonでプレミア価格払って手に入れるか思案中です。前述のスプリットシングルも300枚限定で、今現在の最新作もカセットのみで販売と、売り方も本当に今っぽいなと思います。

彼の産み出すノイズ、特にpost punkとcassiniからはきらめく美しさを感じ、単音で打ち込まれるしなやかな強度も大きな魅力になっていると感じます。新作ではドローンらしく、これはカセットプレイヤー買って売切れる前にテープ入手しなきゃ!という感じです。

2.Chris Watson - El Tren Fantasma

元キャバレーヴォルテールで今はBBCの録音技師のChris Watsonが2011年に発表したこの作品はメキシコの幽霊列車での旅をテーマに、実際にフィールドレコーディングした音素材を駆使して創った架空の旅のサウンドドキュメンタリーです。

虫の音や風音もありますが、ノイズ的な聴きどころは車輪や車体が軋む音。穏やかなアンビエントにノイズが自然に混じり、心地よい音像をつくり出しています。Youtubeを紹介していますが、つべは音が悪いので、出来ればCDで聴いて音世界に浸っていただきたい一枚です。

3.HIGH RISE - PSYCHEDELIC SPEED FREAKS
3枚目は80年代から活動する日本のサイケデリックノイジーロックバンド、HIGH RISEのアウトテイク集、『PSYCHEDELIC SPEED FREAKS '84-'85』です。これはもう聴けば一発で分かるノイズ爆音、たまらんですな。

このアルバム、Amazonにもマケフリにも入荷してない幻状態になることもしばしばなのですが、先日神保町のジャニスに置いてあるのを発見し、聞くことが出来ました。他の曲も佳曲がいくつかあるので、気になった方で東京周辺の方は是非checkしてみてください。


さて、いかがでしたでしょうか、王道というよりかは広がりを持った形でのノイズ3枚。
最後にBiS階段の後に聴いて一気に引き込まれた、ノイズの煌めきを味あわされた音楽で〆たいと思います。
Lou Reed - Metal Machine Music
ノイズミュージックの元祖、"曲間の無音部分の一瞬がまるで性交中に秘部をかきまわされているときに急に動きを止められたかのような感覚のようとはこのことか"というレヴューをどこかでみて、うーむと唸らされた100%ノイズ音楽。いやー、ノイズって本当に好いものですね。
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# by wavesll | 2014-07-28 22:51 | 今週の一曲 | Trackback | Comments(0)

未来のこと


やっぱり人類は滅亡することがNASA出資の調査で判明。資源浪費と貧富二極化で

お久しぶりです。色々ブログに書きたいなと思う感銘を受けるイベントなどは多かったのですが、140文字で書いてしまうと意欲が発散されてしまいなかなか更新できてませんでした。

そんなtwitterで流れてきたのが上のリンク、理系の学術専門誌「Ecological Economics」に掲載中の論文をもとにガーディアンに載った政策研究開発研究所事務局長のナフェーズ・アーメド博士の言葉によると先進国に多く住むエリートによって資源浪費と貧富二極化がもたらされ、現在の文明は過去5000年の間に隆盛した文明と同様に崩壊するそうです。

爛熟する現代文明の余波は、近年とみに増えた猛暑日によっても感じられます。気候変動によって今世紀末には地球の多くの地域が人間が住むには適さない環境になってしまうという研究もあるそうです。

311の際、Eテレに出ていた学者が"文明災"という言葉を使って原発を批判していましたが、うーむなかなか、そして徐々に生活レベルで環境が変調を興している様にも思います。違った視点で言えば鰻の絶滅の危機(なにやらマグロも怪しいらしい)も、先進国に棲む我々のライフスタイルが持続可能なシステムになっていない事の顕れになっていると感じてしまう今日この頃です。

さて、"ポスト文明"なんて大きなくくりで語るのは私にはあまりに巨大すぎる話なのですが、たまたまそのニュースがtwitterで流れてきたとき、録画していた佐々木希のバリ島滞在番組を私は見ていたのでした。

バリ舞踊に挑むことを主軸に、舞踊の先生との心の交流、信仰と平等を大切にするバリの暮らしなどの、東京地方からするとゆったりとしたバリの生活様式をみて、サステイナブルなサイクルを維持するにはこれくらいのスピード感がいいのかなぁなどと素人目に思っていました。先生が言うにはそんなバリも資本が入り昔からの土地がどんどんホテルになるなど文化が消えて行っているそうで、美しい文化が消えていくのは残念だなと思うのですが。

思うに、現代社会がスピードを増していく主要因は都市への集中に尽きるのではないでしょうか。都市への集中、言葉を変えれば自然からの遠ざかりが、"楽しさ/満足"を得るためにマネーが必要にどんどんなっていくスパイラルを生み出している様にも思います。

海が近くにある、あるいは山が近くにある生活が日々にもたらす美しい満足感から遠ざかり、狭い部屋や凝縮した街並みの中で体を満足に疲れさせることが出来ないと、夜が深くなりエネルギーや快楽エンタメをどこまでも消費する生活リズムを形成しているのではないか、などと感じ、まぁ平均寿命位生きれば21世紀中盤を生きる人間として、自然/都市、物質/情報/精神のベストバランスを探っていく事、経済的な折り合いと取捨選択、ままならぬ"運命"の中泳いでいくすべを、身体を意識することで実現していきたいなと考えています。

もっと端的にいえば30代半ばまでメガロポリスを愉しんだら、もう少し自然のあるところ(それでも最近は通信と配送インフラ、SCが整備された地方都市があるし)や海外に棲みかを求めてもいいかなと、最近アラサー同士と話していると感じます。その為にどの土地でも食っていける専門技術とアイディアの編集力、そして文化の翻訳力をトレーニングしていかなければ、日々積み重ねていく事と何かを始めるまで時間を短くする心の筋力を鍛えるのを目標に、今年後半をやっていきたいなと思いました。

あと自分自身がメディアを通じて情報を発信する事で、今までは特に何も考えずにやりたいことを霧散していたのですが、これからはもうちょっと"結果を出すこと"を意識しながら鴎庵も更新していきたいかな。もうそろそろ(ブランクはさむけど)初めて十年超えそうだし。

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# by wavesll | 2014-07-28 06:18 | 私信 | Trackback | Comments(0)

風神雷神肆景



連休中にトーハクの『栄西と建仁寺展』へ行き、平成館で俵屋宗達の雷神風神と、本館で尾形光琳の風神雷神をみた数日後に出光美術館で酒井抱一の風神雷神をみて、そして一昨日再びトーハクで宗達と光琳の風神雷神を見てきました。

俵屋宗達の風神雷神、第一運動のデザインは白と緑が肌と衣服などのアイテムで対称となっていて、素晴らしいデザインだなと思いました。

根津美術館で燕子花図屏風もみたりしてアートづいていた皐月だったのですが、琳派のデザイン性には舌を巻きますね。

3幅の風神雷神、第一印象では宗達はさすがに一番凄い、凄みがありつつユーモラスで、こんなこといったら素人っぽいけれど素人だからいいかw鳥山明の画風というかデザイン性って宗達の系譜なんじゃないかって思ってしまいました。

その後本館で観た光琳は、写真が撮れたのは嬉しかったのだけれども、第一印象は軽い印象。たぶん色の具合だと思うのですが、ちょい軽いなと。ただ改めて回2度目に見た時はあぁ第一運動から2nd verを作るために苦心し特色を出したのだなぁとだいぶ感心しました。

抱一の雷神風神は他の2品よりも姿が大きい印象。叢雲がカッコ良かったです。

そんな感じで東京に3点揃った琳派を愉しんだ帰り、渋谷駅の構内に可愛い雷神風神が展示されていましたので終わりにその写メを載せたいと思います。

海洋堂のフィギアもトーハクで売っていて、雷神風神モチーフに立体化した別の作品として面白かったです。アキバの中古品よりも箱ついてるのに新品安かったし、気になる方はトーハクチケット売り場前のグッズショップを覗かれてみてください。


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# by wavesll | 2014-05-19 15:44 | 私信 | Trackback | Comments(0)
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