MeCA展 Media Culture in Asiaの光と闇のArt Experienceがスゴい。

平川紀道 - datum
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couch - TRACING SITES
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Tad Ermitaño - Spinning Jimmy v.2.0
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Kawita Vatanajyankur - SERIES: TOOLS / WORK
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Bani Haykal - 「眠らない夜のネクロポリス」
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Guillaume Marmin + Philippe Gordiani – TIMÉE (Vimeo link)
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MeCAへ行ってきました。

デジタルテクノロジーの現代アート展。ラフォーレ原宿と表参道ヒルズで行われていて、まずはラフォーレ6Fへ。

平川紀道の画像を色素分解し6次元ユークリッド空間上の点として顕わす≪datum≫がまず面白かった。スーラの点描画で画かれた公園を撮影してストップモーションで点描に編集、それを木片に投影したものをスクリーンに再投影することで作品が画くものの時間経過と非同期で写される鑑賞を顕わしたcouch≪TRACING SITES≫も。

そしてスクリーンに浮かんだ要素がプリンターで印刷され続けるStudio The Future - Klara van Duikeren / Vincent Schipper Fil Fiat Luxや映像で画面端にぶつかると車輪がついた画面が動くTad Ermitaño≪Spinning Jimmy v.2.0≫等電子と物理の関係が面白い作品も。

表参道ヒルズB3Fに移って、キム・ジヌンのボードの上にある珠の数と位置で音楽が変位する≪Ball≫や坂本龍一+高谷史郎がつくったアジアの一定地域の天候データによって天井からの水滴の落下と音の変化をもたらすという≪「water state 1(水の様態1)」≫をみました。女性の社会的負担を映像で顕わしたKawita Vatanajyankur ≪SERIES: TOOLS / WORK≫や一方的なチェスのゲーム展開で国際情勢を比喩したBani Haykal「眠らない夜のネクロポリス」等も。

そして一番感動を湧かされたのはGuillaume Marmin + Philippe Gordiani – TIMÉE!暗闇の中で孔々から光が射し空間の位相が変わっていく12分間の作品。ディスプレイの2次元では分かりづらいですが、生で観ると光の3次元性が本当に感銘を受けて…!シンプルなものだからこその真新しい体験、単純なものこそ創り出すのは奇跡なのではと思わされました!

会期は明日迄。この≪TIMÉE≫はホント目から鱗で、恒常展示して欲しいくらいの体験を呉れました。

# by wavesll | 2018-02-17 21:51 | 展覧会 | Trackback | Comments(0)

国風盆栽展at東京都美

鬼頭正男 真柏
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佐藤三夫 五葉松
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市村富雄 真柏
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廣瀬幸夫 黒松
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田中慶治 かりん
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小松正幸 真柏
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高橋廣美 五葉松
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高村佳雄 真柏
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大泉義郎 一位
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大平二作 真柏
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斎藤晃久 いわしで
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山田剛士 五葉松
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森勝喜 真柏
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池田有光 赤松
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袁健棟 真柏
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鈴木憲一 檜
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石内勉 杜松
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小山明徳 真柏
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中野隆 赤松
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登之内博 うめもどき
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遠藤雅久 真柏
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佐藤輝 蝦夷松
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池原一美 がじゅまる
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沼田清 真柏
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綿引新一郎 一位
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葉坂勝 真柏
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橋本義信 山もみじ
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絹和勝利 蝦夷松
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真鍋光一 真柏
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中村正美 五葉松
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山崎養世 寒ぐみ
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富岡正夫 真柏
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島田博靖 真柏
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広田孝伸 五葉松
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照井享悦 真柏
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白井雅彦 ちりめんかずら
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丸山かつみ 真柏
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白井美子 真柏
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坂野卓弘 山もみじ
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高本康司 真柏
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佐伯一男 かえで
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河内淳司 黒松
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並木浩一 一位
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大森要次 皐月(栄冠)
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内田任人 五葉松
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鈴木金五郎 真柏
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久保田嘉文 赤松
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松島稔 真柏
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古澤辰雄 山もみじ
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二見厚 一位
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鈴木利男 蝦夷松
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豊田喜代子 野梅
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下総幸男 皐月(大盆)
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靍見敏夫 皐月(栄冠)
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小倉薫 赤松
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岩出政雄 五葉松
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山﨑義信 皐月(光華)
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山口久弥 真柏
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高橋忠義 一位
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Adam Balick ちりめんかずら
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摂待睦夫 赤松
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熊谷寿 五葉松
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大川賢三郎 一位
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Melvyn Goldstein 皐月(栄冠)
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高橋勇義 蝦夷松
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廣島勝沖 杜松
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仲村威 蝦夷松
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湯浅一徳 黒松
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坪井孝一 五葉松
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荒川和也 真柏
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佐々木春樹 長寿梅
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鈴木政行 真柏
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塩田満夫 真柏
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上川忠雄 五葉松
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髙木一幸 真柏
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吉永芳男
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鷺喜三郎 真柏
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鷺喜三郎 うめもどき
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萩原勇吉 長寿梅
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関口吉男 皐月
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田続明 真柏
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高倉一男 野梅
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八木沼芳二 真柏
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澳耳又邑全教 かえで
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杉浦義尚 五葉松
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井上豊一 真柏
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島方孝晴 かえで
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菊田勝三 赤松
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近藤一史 野梅
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館幸太郎 真柏
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中野喜美江 かえで
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廣瀬町子 長寿梅
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平山重孝 五葉松
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関根宏一 紫式部
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星良一 野梅
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村上佐和次 姫美好
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村上佐和次 ちりめんかずら
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霜田義江 けやき
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霜田孝光 五葉松
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大森忠嗣 山もみじ
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清水欣一 寒ぼけ
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内田昇 五葉松
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青木洋 黒松
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斉藤功 真柏
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塚越満雄 寒ぼけ
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久保田将万
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小林昭雄
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藤原重政
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石井千一
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羽鳥弘 けやき
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吉永久徳 黒松
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隅田真一 ちりめんかずら
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笠井清秀 五葉松
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豊田啓治 真柏
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和田法宏 五本松
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米村金夫 真柏
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永塚滋 五葉松
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森波博 真柏
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森岡英一 真柏
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梅原武 山もみじ
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宮内庁 檜
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東京都美術館の国風盆栽展へ行ってきました。

“アランカル”なんて言いたくなるような中2心をくすぐられる造型美。盆の上の宇宙。兼六園に行ったとき”これは殿様のリアルサイズ盆栽だ”とか想ったけれど、素晴らしい盆栽はまるで縄文杉の縮小版のような密度の魅力でした。

小さな大樹の幹は骨であり筋肉だと知り。捩じれる體は荒木飛呂彦のよう。そしてひとつひとつの容貌は運慶の彫る無著菩薩立像 世親菩薩立像のような存在感を湛えていました。

年輪を重ねたひだの美は若々しいつるっとした者には出せないと謂ったはかわぐちかいじだったか。時間がつくりだす美しさがそこにありました。



# by wavesll | 2018-02-17 09:40 | 展覧会 | Trackback | Comments(0)

BABY DRIVER 音楽と深く結びついた主人公の人物造詣が魅力的なクライム映画

Baby Driver Trailer #1 (2017) | Movieclips Trailers

BABY DRIVERをみました。
映像と音楽のシンクロが一番の売りと聴いていたのですが、動的シンクロだけならエヴァのOPの方が凄いなという感がして。英国人監督によって抽出された”This is U.S.”な感覚も、民族音楽好きとしては”もっとトロドロの妖しさが欲しい”と途中までノリきれなかったのも事実ですが、それはバーフバリの後にみた故の感想かもw

ただ主人公ベイビーの母親役をスカイフェレイラが演じることとか監督の音楽愛が随所に伝わってきて。古き良きロックがかかって起動するドライヴシーンを始めとし、ベイビーの人物造形に音楽が深く関わっていて。フィールドレコーディング・サンプリングには唸らされました。70sRockerだけでなく宅録族の心もくすぐるこのベイビーというイメージを打ち出しただけでもスマッシュヒット。

また他の役者たちも素晴らしくて。特にジェイミー・フォックス!このタチ悪い感じはモノホンと想わされるような存在感。ケヴィン・スペイシーの悪役の嵌り具合もハウス・オブ・ザ・カードに続いてよかった。そして女優二人の美女さも最高でしたw

ゲッタウェイ・ドライヴァーの物語というとレフンの『Drive』が想起されますが、本作はよりSweetにドラマを描いた感覚。なかなか楽しめる一本でした。

# by wavesll | 2018-02-15 22:51 | 映画 | Trackback | Comments(0)

言葉がヴァーチャルであれない時代のネタづくりは心臓の声を聴くことかもしれない。



Web上での言葉の取り扱いがどんどん厳しくなっている昨今。おいそれとネタで罵詈雑言を使うと脅迫だ、名誉棄損だ、差別だ、ミソジニーだと世の中がどんどんクレンジングされているなぁと想います。

こればっかりは公に意見を書いているものですから居酒屋での与太話のような内輪のノリではいけないんだなと。”ネタじゃないか”というのは今の時代では通じず。実際圧縮空気を尻に入れて人が死んでしまったり、悪影響を無視できないところはあります。

今はShow(つくりもの)と実生活(現実)が峻別されずらくなっているというか、Showにはリアリティの追究が求められ、一方で現実が”盛られる”というかShow化している。そんなマーブルな状況の中でネタがネタで在れなくなっている。

人それぞれのポジションによってネタと現実の線引きに齟齬が生じ、その認識のずれから軋轢が生まれている。そう感じます。

そして本当にクローズでないオープンな場で発する言葉であれば、ポリコレに配慮せざるを得ないのが現状だと想います。

仮に原理原則のない恣意的な指弾が行われるにしても、懇切丁寧にハイコンテキストを説明するだけは怒りの炎上は避けられなかったり。

言葉はヴァーチャルだけれど、身体的な嫌悪感やイラつきは実体ですから。そこを論拠に相手が話していることを無視して論理で話しても平行線だし、寧ろ”頭でっかちにならずにスマホを捨てて人と交われ”が解になる場合も多いかもしれません。机上の対義語は身体性だと想うので。

話は変わって。Youtube, Netflix, Spotify, SNS...今あまりにもFREEなShowがありすぎて。そしてCGも含め修正が効く”ヴァーチャルデータ”が氾濫しすぎて。それ故にShowとしての価値が暴落しているのかもしれません。

逆に生身の価値が上がっていることはあると想います。スポーツが価値を高めているのもその流れというか。形而上的な議論の価値が落ちて、全てがネタ(≒ヴァーチャル≒嘘)とされてしまう今は”プラン”には価値がなく実装によってのみ価値が証明されるのだと。

体感化する事と、その際に起きる反応を仁鍛する事がこれからのネタには必要になるのかもしれない。鍵となるのは身体性。脳だけでなく心臓の声を聴くこと。そんな噺を認めてみました。

# by wavesll | 2018-02-14 19:44 | 小噺 | Trackback | Comments(0)

白銀のSnowboarding Slopestyle X Burnier & Cartier - Burnier & Cartier 第45回音の貝合わせ



Burnier & Cartier - Burnier & Cartier (1974) [Full Album / Completo]

熱戦が続くPyeongchang Olympic Games。スピードスケートの氷を蹴る音をクリック音にして電子音楽を創ったら面白そうだとか、ザキトワのキトリが『昴』のようだとか、高梨沙羅さんの渾身の飛行にも感動したし、リュージュの歓声と弾丸のようなスピード感に驚いたり。連日見入っています。

そんな中でも特別に印象的だったのがスノーボード・スロープスタイル。
まずみていて本当にワクワクする滑走と跳躍が繰り広げられるのは勿論、何気に嬉しかったのが実況解説の人が「かっこいいですね」や「いかに自分を表現するか」みたいなことを評価基準として話してくれて、スノーボード文化圏っていいなと。

3連休の中で昼間にみているスロープスタイルの白銀に照り返す景色を見ながらラップトップでかけていたのが『Burnier & Cartier』。ブラジリアンメロウ~AORのマスターピースによる明るいサウダージが快く響いて。

ゲレンデでかかっている音楽って疾走感と尖りがあるイメージがあるのですが、案外ブラジリアンも陽光の雪原に合うぞと◎映像にBGMをつけてスポーツの祭典を音楽と組み合わせ愉しむの、何気にお薦めです。

# by wavesll | 2018-02-13 20:33 | La Musique Mariage | Trackback | Comments(0)

III枚のDavid Lynchによる版画

Sqeaky Flies in the Mud 泥の中のキーキー声の蠅
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Two Hands 二つの手
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Bug Angel Weeping 虫の天使が泣いている
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from デヴィッド・リンチ版画展 於 8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery
# by wavesll | 2018-02-12 18:24 | 展覧会 | Trackback | Comments(0)

ヨルタモリ世界音楽旅行動画纏め インド・中国ラップ・フラメンコ・ボサノヴァ・サルサ

ヨルタモリ タモリ×U-zhaan×ヨシダダイキチ×Maya Moeran

ヨルタモリ 中国ラップ!RIP SLYME


ヨルタモリ 世界音楽旅行〜ボサノヴァ〜アントニオ・カズヨシ・ジョビン

ヨルタモリ 世界音楽旅行〜サルサ〜カルロス・カズヨシ・ロドリゲス

タモリのカンタータは音感リズム感いいなぁ。はっちゃけ具合と枯れ具合が最高の塩梅で。タモリは年を重ねるたびに格好良くなっていく。

今のしゅっとした翁姿だけを知っている人は昔のタモリのうさん臭さを知らないかもしれないけれど、音楽は世界だとかでも異様な相手と張り合える怪しい油精を感ぜられるし、あのタモリですら若い頃は生々しい悪臭を放っていたというのは遠くに不惑が見えてきても生臭さがとれない人間にとっては全然希望でもあると想。

# by wavesll | 2018-02-12 11:40 | Sound Gem | Trackback | Comments(0)

林英哲『風の使者』 国際に共鳴する”日の本”のNew Age Music

Eitetsu Hayashi - Messenger Of The Wind (1983) † [full album]

素晴らしいゲームが続くピョンチャン五輪、スポーツ中継っていつまででも見てられますね。コア・アンビエントとでもいうか。今リュージュをみているのですが、昼間のE.メドベージェワの氷上の舞が本当に素晴らしくて。

フィギュアというと音楽ともリンクして。結構題名のない音楽会なんかでもフィギュアスケートの音楽って取り上げられて。”ほう”と想わされるのはクラシカルな中に日本の伝統楽器なんかが組み込まれている楽曲がフィギュアで使われるものには多いこと。

国際的な競技の場でパフォーマンスを魅せるのにあたって自らのアイデンティティを打ち出すことは非常に有効な武器で。民族楽器によるオリジナリティは音として日本人の私には身体に馴染む感じと実験的な感じが同居して好ましくて。

器楽、特にジャズの文脈でも東洋、そして日本を強く打ち出すことで世界に羽ばたいて行ったミュージシャンがいます。鬼太鼓座鼓童、そしてソロのキャリアで知られる林英哲さんもその一人。

この83年の『風の使者』は和太鼓に止まらず、ニューエイジな音像にも通じる80sな柔らかくて透明な音で、グローバルに共鳴する普遍性を持った名盤。その繊細かつ大胆な音づくりが格好いい。

今朝紹介したMariah - うたかたの日々も83年の作品。何となく80年代の音楽ってバブリーな過剰な明度を今まで感じていたのですが、"Altarnative 80s"とでもいうような彩度の円盤群が存在するとしたら是非とも聴き込んでいきたいと思わされるMasterpieceでした。

# by wavesll | 2018-02-11 23:08 | Sound Gem | Trackback | Comments(0)

つめをぬるひと個展「サードパーティー」at 渋谷andercurrent

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桜丘町のandercurrentにてつめをぬるひと個展「サードパーティー」をみてきました。つめをぬるひとはDOMMUNEでいつも好いネイルをULされてる女性。つめと絵や短歌を合わせた作品が嬉しくなる効果がありました。ネイルは販売も。本日まで。
# by wavesll | 2018-02-11 16:35 | 展覧会 | Trackback | Comments(0)

Mariah - うたかたの日々 (1983) :神秘的で東洋と最前線性をもたらす名盤

Mariah - Utakata no Hibi ( うたかたの日々) (1983) † [full album]

小気味良く刻まれる打音、東洋的な広がりと妖しさを持った旋律。Youtubeを回遊してたまたま見掛けたこの音に冒頭から心臓を鷲掴みにされました。


シンセ・ポップ/ニューウェイヴで今も不動の人気を誇る、「案山子」の清水靖晃氏参加の実験音楽集団、本邦のマライアの名作ラストアルバム。Basic Channel創設の独・Dubplates and Masteringにてマスタリング。『ガロ』誌や『宝島』などで連載した漫画家・イラストレーターの奥平イラ氏が自身が手がけたオリジナル・アートワークを新装。YMOにも関わった吉田美奈子の夫で、そのプロダクションも手掛ける(故)生田朗がリリックを担当。

とのこと。


Organic Music主宰のChee Shimizuがプレイしていた『うたかたの日々』収録曲の“心臓の扉”が話題を呼び、同トラックはその後スイス人DJ Lexxが手がけたClaremont 56の『Originals』シリーズや、Lena WillikensによるRA PodcastなどにフィーチャーされNYC拠点のレーベルPalto Flatsは、『うたかたの日々』を「チャンバーディスコやニューウェーブ、シンセのフィルターを通した、日本のフォーク/ポップにおける最高峰のスタジオプロダクション」だと評し

ていたそう。2015年段階でそんなことが起きていたとは。近年日本の80sが海外勢によって本当に良く掘り起こされていますね。

シンセポップとジャズフュージョン、プログレを妙絶に融合した、日本語とアルメニア語でうたわれる音。2曲目の玲瓏な「視線」の麗しさ。3曲目の「花が咲いたら」なんかプログレッシヴ・ロック版Asa-Chang & 巡礼といった趣。とはいえ重ったるくはならずに女性Voによるオルタナロックな音像の4曲目「不自由な鼠」

そしてYMOを現代のインディーロック的に鳴らしたような感覚のある5曲目「空に舞うまぼろし」やよりオリエンタルな趣味を感じさせる「心臓の扉」等Mutant Radioな音像たち。これは控え目に言っても名盤、寧ろ今面白がられているのが良く分かる掘り出し物でした。

マライアは'81年作『アウシュビッツ・ドリーム』も素晴らしいそうなので是非聴いてみたいです』また『うたかたの日々』についてのRBMAによる清水氏へのインタヴューは決定的な読み応えがありました。それにしても音楽の森は広く、深い。ミステリアスな宝玉との出逢いに幻惑と謙虚さが滾々と湧きました。

# by wavesll | 2018-02-11 01:02 | Sound Gem | Trackback | Comments(0)