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新時代の潮流

GREEEEN 愛唄

RADWIMPS 25コ目の染色体


音楽の世界で、マイナーシーンというのは非常に個性的で、それはそれで面白いのだが、やはりメジャーシーンの流れも外せない。その時代にウケていることは何かを探ることで、今、何が求められているのかと言う人々の希求する空気を感じとることができる。またそれによって自分の身の振り方も考えられると想。

最近のミュージシャンの中で、この取り組み方は面白いなと想う男性グループはGREEEENとRADWIMPSだ。

GREEEENは歯科医師を目指す4人組グループで、まぁその内の何人かはもう試験に受かって晴れて歯医者さんになってるはずだが、なんと顔出しもしなければライヴもしないという、<完全にプライヴェートを大事にしたまま藝能活動をするミュージシャン>というのが生き方として非常に新しい。

或る意味、ルックスやキャラに頼らず、自分が産み出す音楽に依ってだけで勝負してる潔いスタイルだし、金太郎飴とも揶揄されるその一本調子の楽曲スタイルも、完全に自分のやりたいことが定まっていて、ハイレベルの作品を量産できる才能があるといえるかもしれない。また私的な伝説が無い分、より身近に感じられて、<大日本人を必要としない社会>にとっては非常にマッチしたアーティスト像なのかもしれないなと俺は思ってる。<インターネットでの有名人>にも似た、顔は知らないけどその人の藝は知っているという形態なのが、非常に21世紀的だ。

RADWIMPSは高校+αレベルの学術的知識をフックに使った曲が多い。なんというか知識のひけらかし感とか、その割には突っ込んだ面白みとかはないけど、真っ直ぐなメッセージを伝えるために勉強した知識を使ってちょっとひねってるあたりが、<日常から半歩ズレた面白さ>があって善いのだろう。これくらいのズレ具合ならば一般的な中高生も楽しめるという事だろう。俺がやったことはかなーり突っ込みすぎ&現実から飛躍しすぎで、面白いと想える人が深く狭すぎたんだなぁ。松本も「一般受けする為には3割くらいの力でやる」みたいなことを言ってたしなぁ。

ここら辺が現状分析だけれども、近未来の話をすると、またCHEMISTRYみたいな正統派GROUPがクると想。
野球の祐ちゃんみたいな、非の打ちどころのない<とってもかっこよくて優等生>を受け入れる素地がまたできているように想うからだ。


CHEMISTRY - Point Of No Return
by wavesll | 2011-02-10 11:26 | 私信 | Comments(0)
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