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南米旅行想

100s そうさ世界は
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ただいまー!帰ってきたよー。

ま、<生きて帰ったら>とかうそぶいたけど実は家族旅行のツアーの奴だったのであんま危険性はなかったのでしたw流石の俺も南米でそんな危ない真似は出来ませんでしたw

つらつらと南米旅行の想い出画こうと思います。

行きの飛行機の中で観た『ソーシャルネットワーク』はなんとも身につまされる映画だった。

とにかくCOOLでありさえすれば、好きな女の子や友達から認められると想って、ひたすらに突っ走った結果、好きな女の子には嫌われてしまい、一番の親友には訴えられたマーク・ザッカーバーグの半生が描かれてたんだwまぁ、俺は実際のマークはもっとざっくばらんで柔軟性に富んだ男だと想うけどねw

ロスで乗り替え、リマで乗り替え、ブエノスアイレスについて観光したんだけど、正直この辺りではまだ俺は日本の日常から抜け出せなくて、未だにtwitterのこととか、mixiのこととか考えちゃうような始末だった。

俺どうも家族旅行と言うのは苦手なんだ、主導権が俺にないからw まぁ、俺も俺でのっかちゃって楽しちゃうところも問題でw楽しといて<俺が主導権握りたい>じゃあまりに我がままだw

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ただ、アルゼンチンの牛肉はめちゃくちゃ美味かったwあとブエノスアイレスのボカ地域の色とりどりの家々は素晴らしかった。

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それに、リマからブエノスアイレスの間で隣に座ったソランジュちゃんがかわいかったw23歳で、大学でアナコンダの研究をしてるらしいw共にネイティヴではない拙い英語でコミュニケーションをとったのがめちゃくちゃ楽しかった。俺は、旅に出たら一番の思い出は旅の地で出逢った人々との会話だから、まずはシュートを決めたなという感じで良かった。第二外国語で習ったスペ語も使えたしね(^^)

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で、その後アルゼンチンとブラジルの国境にあるイグアスへ向かった。イグアスの滝はとにかく壮観だった。特に<悪魔の喉笛>と呼ばれてる一番凄い處はイグアス空港につく飛行機の機上から立ち上る水しぶきの柱がみえるほどで、圧倒された。そっちはアルゼンチン側だったんだけど、ブラジル側に渡ったらまたしてもすんばらしい眺めで、ぱねーーーーーー!って感じだった。んでもって更に更に、ボートで滝に突っこむオプショナルツアーがあって、そいつをやったときはもう頭の中が真っ白になって、それまでもやもやしていたこととか全部吹き飛んだ!やばすぎた!!!!

アルゼンティーナはラテン系の国で、国全体が島時間で動いてる感じだった。空港のチェックインはめっちゃくちゃ遅いし、売店のねえちゃんなんか売る気が無いかのように愛想が無い。でもiHola!という挨拶、Gracias、Ciaoという笑顔の交換はとっても人懐っこくて、居ていて全然不快にならない。これはブラジルも、ペルーでもそうだった。俺は生来の気質がラテン系なんで、かなり水にあったwあと、働く側から見たら楽に働ける国でめちゃくちゃいいなぁ想った。

日本はサーヴィス過剰なんだよ、すべてが。で、過剰なサーヴィスに見合った過剰な感謝を暗に期待している。こいつは俺もやっちまったことだ。客はそんなにサーヴィスを求めてないし、そんな余計なサーヴィスに報酬をわざわざ払いたくない。自己満の世界だ。はっきりいって。

俺は日本はもっとシンプルに洗練されたサーヴィスを提供することに心を砕くべきだと想。

よく<お客様は神様だ>というけれど、実際神なのは店員だ。客(人間)の願望をどこまでも叶えてくれる。これは日本の自然神があまりに人間に優しかったので、人間は神(環境)に甘えきってしまったのだろう。中東で生まれた経典の民は、厳しい砂漠気候の中で人間が環境を改良していく必要があった。だから人が自然より偉い人間中心主義が産れたんだろう。

さて、一路リマへ向かった俺たちは、元ペルー日本人大使館後を観た後ラルコ博物館に行った。
そこでは古代にペルーで生まれたモチェ文明・ナスカ文明・インカ文明の出土品が並べられていた。

実は最近、ペルーでは四大文明と匹敵する時代にカラル文明という文明がリマで生まれていたことも解っている。またインカ帝国は、圏域内の地域ごとに最も適切な作物を栽培や採集をさせて、それを圏域内で交換させて反映させる支配政策を取っていたらしい。またアンデスを挟んだジャングルとも交易があったという。俺は失われた南米の文明はこの地球上でもっとも素晴らしい人種が創った文明だと想ってるから、めちゃくちゃ楽しかった。

実際、現代でも再現できない細さの糸で創られた織物があったり、キープと呼ばれる紐の結び目でしていた情報伝達はNASAでも解析できなかったらしい。土器も素晴らしく愛らしいモノが多くて、最高だった。

そしてスペイン人の侵略の物語もそこには展示されていた。
現地のガイドさんが言うには、そこに来たピサロなどはスペイン本国では教養もなく、燻っていた人間で、新大陸で一発逆転したいと強烈に想っていた野蛮人だったらしい。俺はピサロなんかは最悪だと想っていたが、そう聞くとなんか奴らにも人間味を感じてしまった。

自然をあがめる土着の宗教思想より、人間が神の子である宗教思想の方が人間のエゴを満たしてくれるし、そっちを信じたいと想うのは当然かもしれない。こうしてカトリックが大航海時代に各地の自然信仰を根絶やしにして<文明化>していったんだなぁ。白人の<成りあがりたい>というエゴと、<土人を改良してやろう>という素朴なエゴが絡み合って、アメリカ大陸はすっかりヨーロッパ人に占領されてしまった。

そしてアメリカ大陸の各地域は欧州本国から独立するのだけれども、それを指揮したのもやはり白人だった。特にアルゼンチン・チリ・ペルーではサンマルティン将軍が独立をさせ、今でも非常に尊敬されている。

ヨーロッパ人が偉いのは環境をただ受け容れるだけではなく、自分がそこで力強く生きていこうと自主性を発揮する点だ。自分の誇りを持っている。ただ周りに従うだけではないところは偉いと想。結局、先住民は自主性・独立心の点で白人に負け、奴隷になってしまった。

ちなみにペルー料理は南米壱美味かった!日本人の口にあう。Ricoだった!(^^)
セビッチャという魚介料理とピスコサワーが特に美味かった。

その後クスコに移動し、現地のガイドさん(世界不思議発見のレポーターみたいな人)とクスコの遺跡や町をめぐった。広場ではある村の祭りが開かれていて、そこでも俺はその村の人達にスペ語で話しかけ、仲良く写真に写ってしまったwやぱ旅ってコミュニケーションだよな!
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そしてこの旅一番の個人的ハイライトはクスコから山間の村ウルバンバへ向かうバスの旅だった。
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クスコでは伝統衣装を着た人たちは<観光モデル>で写真を撮ると1ソル払わなければならないwどーにも造り物感があったけど、道中のアンデスの山々に暮す人たちは、まぎれもなく<本物>で、観光化されてない農村の暮しがバスの車中から垣間見れたのと、ロードムーヴィーを体験してりるような感じで俺の旅気分は超盛り上がってしまって歌まで心の中で歌ってしまった!!!!完全にここら辺から<旅人モード>に入った。やっぱ俺も入るまで1週間はかかったな、今回はw

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そしてマチュピチュ。雨季なのに晴れて素晴らしい眺めが視れた。太陽の神を祀った石から気を貰ったり、現地人のガイドさんからケチュア語での挨拶<イマイナリヤ>を教わったりした。

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午後はフリータイムだったので、一人でマチュピチュに登った。一般的にマチュピチュ遺跡の写真のバックにある山はワイナピチュと呼ばれる山で、その向いがマチュピチュだ。ワイナピチュの方は入山規制をしていて1日400人しか登れないんだ。だけど、俺が<太陽の門>に到達した時にその場にいた外国人観光客のグループの人達と仲良くなったら、その人たちは午前中にワイナピチュに登っていてその写真を見せてくれた。

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その足でもう一度遺跡に降りて一人で色々歩いていたら、超絶美少女達の軍団がいて、なんか俺を見たら一気に近づいてきて「コンニチワー」「アリガトー」とかいいながら写真撮影が始まってしまったwwwwwwなんだこのモテキは!?と想ってたら、なんと彼女たちは中南米各国のビューティーコンテストの優勝者らしい!!!!!!ペルーの子とチリの子は肩に手をかけて2ショットまで撮らせてもらっちゃったぜw

なんか日本語でPrettyはなんていうのかきいてきたから「Cawaii」と教えてやった。ついでに「Kirei」も教えた。俺がKirei Cawaii Muy Bonitaというと素直に喜んでくれて、「Sweet、Sweet」だとか「君の服カッコイイよ」とか俺まで褒められてしまった。その時俺が着てたのは浅野忠信デザインの決めシャツっだったから、まじ俺は浅野さんにめちゃくちゃ感謝をしなければならない。グラシアスwwwwwww!その他にもロシアやエルサルバドルなどから来たあんちゃんやお姉さんと話した。旅人仲間同士の会話は何よりも愉しい!

そんでもってちょうどシャトルバスで麓駅まで来た時に大雨になった。まじ今回の旅はついてんなーと言う感じだ。イグアスの滝も水量十分だったし、なんか飛行機や列車も一本ずれてたらもう半日くらい遅れるような事態になってたらしい。すれすれの綱渡りを乗り越えて、その日はクスコへ戻って、次の日にリマへ行き、ナスカへ向かった。

道中でガイドさんから聴いたのは、日本人移民の話だ。日本人は真面目に働き、団結するから、一時期はリマ市内のほとんどの商店を日本人移民が手にしたらしい。しかしそこで溜まったペルー人のルサンチマンが爆発して、焼き討ちに逢ってしまったらしい。それ以後はペルーの人達と融和的に暮して、今では日本人は尊敬される存在らしい。なんかガイドさんのモテ話まで聞かされたwwwww

そのガイドさんは、ラルコ博物館の日も担当だったんだけど、かなり学術的なことも話せる方だなぁと想ってたら、話をしてみると『インディアスの破壊についての簡潔な報告』の翻訳者の教授のゼミ生らしい!すげーなー、そーいえばブエノスアイレスのガイドさんは高原がボカジュニアースに入った時の代理人を勤めたらしい。パネーわ、このツアーw!

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ナスカではナスカで旅人モード全開に、其処に来ていたギリシャ美女と話して一緒に写真を撮ってメアド交換したり、大阪から来た夫婦と話したりした。やっぱ海外ではフェイスブックなんだな。しかしセスナ酔いで地上絵は全部はみれなかった><まぁハチドリはみれたし良かった!

そーいえばナスカの地上絵はカレンダーに対応しているという説があるのだが、俺の誕生日の10月18日はコンドルだ。コンドル・ピューマ・ヘビはそれぞれ天空・地上・冥界をつかさどる神だから、超嬉しかった!

ツアー仲間の年上のお姉さんとはコンドルの男・ハチドリの女として、唯一歳が近い客同士かなり仲良くさせてもらった。最後にはメアドまで交換する程仲良くなれた、好いヒトだったなー。人妻だけどw

そして帰りの飛行機の中で『ノルウェイの森』をみた。ノルウェイの森ってこんな話だったとは知らなかった!ただのキザな男のモテ話じゃねえか!なんてこった!?でもその中のミドリという女の子の<あなたにただ一人愛される女じゃないと嫌なの>とか、ハツネさんの<他の女の子とそういうことをしたら女は傷つくんだよ>とかの台詞を聴いて、そうかー、モテル奴はそいつを好きな子を傷つけてるんだなーと想った。ま、生まれてこの方彼女ができた事が無い俺には関係のない話だが、今後モテるようになったら気をつけよう。

俺は夏目漱石先生とかに憧れてるんだけど、明治のころは大概お見合い結婚だ。それまで知らなかった者同士で家庭を創り上げていく。俺は、正直、恋愛に憧れてるんだけど、一番したいのはこーいう<俺が幸せにする>感じの生活だ。その為に女一人くらい幸せにできるように日々研鑽を続けているし、恋人っていうか奥さん一人いりゃそれでいいんだがどーにも俺に愛させてくれる子がいないんだよなぁ、俺が好きなロックにはもちろんラヴソングも多いから、俺もロックンローラーとして愛をやってみたいんだが、まぁこの点はいずれどうにかなるだろう。

その後みた『宇宙戦艦ヤマト』は最悪だった。基本思想が。

キムタクは自分が一兵卒の時は部下を切り捨てる沖田艦長に反発するのだが、いざ艦長代理を任されて、どうしても切り捨てなければならなくなった時に非情にも切り捨ててしまう。で、その後ショックを受けて沖田艦長の辛さを知り、落ち込んでたら黒木メイサとキスをする。

おいおい、ヒロイズムに浸ってキスしてる場合じゃねえだろ、切り捨てられて死んだ奴は死んだんだよ。なんで人を殺しといて自分はそれでもベストの選択をしたと想えるんだよ。生き残った奴同士で慰め合う前に、きちんと彼を弔ってやったり、彼の死と生について本気で考えろよ。日本人社会では毎年3万人以上自殺してるんだぞ、彼らの死に本気で向き合ってんのかよ、経営者たちは。バカじゃねえかと想った。

どうも日本人は<死にたがり>だ。苦しければいいと想ってたり、必死になりたがったりする。いやいや、もっと気楽にいこーぜ、M0Aらくーに世の中回るはずだ。ホントは。

もっと日本人はラテン系をみならって、<人生を楽しむ合戦>をした方がいいと想。そしてホントは合戦じゃなくて、お互い仲良く褒め合う関係になった方がいい。お互いを伸ばしながら生きていく、南米にはそんな素晴らしい<人生感>がある。何よりも人生を楽しもうとみんな生きるべきだし、楽しい姿を見せたらお互いいいね!と祝い合うのがきれいでかわいい関係だと想。

ちなみに、メキシコの美少女代表から、You should go to Mexico(-:と言われたから、次は中米・カリブ辺りに行くのを目標にしようかなwもしくはパタゴニア&南極なんかもいいな。まぁしばらくは此処ハポンで生活して、お金を貯めないと。もしくは俺も藝能人めざそかw!
by wavesll | 2011-03-06 23:33 | | Comments(0)
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