俺は大学時代、人の下に立っている人間だった。いっつもテキトーなこと言ってると想われてたし、そう想わせようとする言動もしていたから、当然のことだったのかもしれない。
人の下にいる分にはテキトーに好き勝手にやっててOKだった。しかし今は或る意味人の上に立つ立場になってしまった。
これは俺の人生史上では結構珍しい事態だ。なにしろ今まで後輩ともほとんど同等みたいな付き合いをしてきたからだ。とはいえ、それは俺の認識の間違いで、後輩は俺に対し言いたい事を言えずにいたのかもしれない。今までも。俺は下に甘えていたんだな。。。
人の上に立ったら、しなければならないことがある。それは下の人間の言いたい事を聞き出してやることだ。下の人間がしたいことを実現するのが上の人間の役目だからだ。それが上に立つ人間の責任だと俺も短いながらの上生活で悟った。下から上へは指摘しにくい。だからこそ上はスキをみせて指摘させたり、先回りして自分で指摘したりしなければならない。その為には大きな心が必要となるだろう。
俺も人生の夏の時期に入って、Rollが変わってきた。今までは下っ端として自分でゴールを決める仕事をやっていたが、これからはゲームメイクの仕事ももっとやっていこうと本気で想った。
Visionはある。atoha一緒に行う仲間の人材育成だよなと想った。
小沢健二 今夜はブギーバック/あの大きな心