人気ブログランキング | 話題のタグを見る

自分が持っている力に責任を持つ

椎名林檎 メロウ

今でもそうなんだけど、俺はブスの子をブスだと蔑むことには抵抗を覚える。

なぜなら彼女の顔は彼女の責任でも何でもないからだ。更に言うと人気の顔は時代や地域によって移り変るから、彼女はただ現代日本にいるからブスだとされてしまうからかもしれないからだ。トンガや合衆国、ザンビアやUAEでは美人かもしれない。

あと、ホームレスの人や風俗関係で働いている人を見下す人も信じられない。彼らの労働の強度は非常に高く、人間の尊厳を傷つけられることをせざるをえない。むしろその生き方は尊いとすら感じている。

俺はただ知識を持ってるだけで偉そうにしている大学教授とかは嫌いだ。果たして本当に人の役に立っているのか?社会に貢献できているのか疑問だからだ。智慧を社会に還元してこそ報酬を受け取るべきだと想う。

同様にいわゆる<普通>である奴ら。普通に日本社会でやっていける奴らもあまり好きじゃない。なぜなら彼らは社会の中でやっていけない人、例えば生活保護を受けている人を見下すからだ。また若者の就職難が可哀想とかいいながらも結局自分の既得権益を守り、行動しようとしない。意思決定を上に任せて、自分で考えてない。全然美しくないと想う。生き方が。

口ではお上品なこと言っててもやってることは賊と同じな連中にはなりたくないと想って俺は自らを低俗な方へ野蛮な方へ下品な方へ向かわせ、人に積極的に蔑まれるようにしてきた。そっちの方が美しいからだ。褒められようなことはしていない、それは俺がやりたくてやっていることだからと想っていた。人の下にいることができた。余裕があったから。

しかし、俺自身が失職して、貯蓄も失ってしまうと、俺自身が弱者になってしまった。そうなると俺も余裕を失くしてしまい、自分を上に持って行きたくなった。人を上から批判する方が楽だからだ。で、結局みなから嫌われてしまった。みんなは別に普通だっただけで、元からそんなに強くなかったんだ。

俺は人の下で好き勝手に動きながら遊撃要因として人を支えることはできても、人の上に立って自分より弱い人間を諭すことはできなかったんだなぁ。おそらく俺は強くなりすぎた。俺が求めるレヴェルにいきなり辿りつけと言われても無理だったんだろう。考えることをしてこなかった人達には。

そしていつの時代もそうだが、考えてない人たちが最大多数だ。考えてない人たちによって国は廻されてゆく。

民主党を選んだのは自分たちなのに、民主党がミスをするとすぐ怒る。選んだ責任は考えない。どっちみち次の衆院選まで政権は民主党なのに。それを選んだのは(バカな)国民なのに。民主党を育てるという意識もない。できなくて当り前だ、今まで野党だったんだから。やはり自分はできないことは許せても他人ができないのを許せないのは俺だけではないようだ。

俺はこれからは自分が強者であることに責任を持って、弱者には寛大に指摘していく生活に戻ろうと想。みなさんはみなさんで、自分が持っている力に責任を持ってほしい。 余裕があるときには弱者を助けて欲しい。

Bump of Chicken ハンマーソングと痛みの塔
by wavesll | 2011-03-19 07:46 | 私信 | Comments(0)
<< 期待値を下げる 偽悪志向と悪の許容 >>