美術にぶるっ!展と007スカイフォール

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東京都近代美術館60周年記特別展 美術にぶるっ! ベストセレクション 日本近代美術の100年へ行ってきた。

きっかけはぶらぶら美術j・博物館という番組で2012回顧をした時に、おぎやはぎが2012年のベスト5に挙げていた『行く春』と『ポスターとガス灯』という絵が良かったので、それを見に行った。

結論から言うと、もの凄いボリュームの、美術の洪水のような展覧会だった。

初めに用意された「ハイライト」という部屋の、初めに展示されていた『仁王捉鬼図』が素晴らしい色彩で、これはいいなと思っていたら『行く春』が現れ、そして横山大観の『生々流転』に圧倒された。

『生々流転』は、水の流れ、川から海への流れが描かれているのだが、白眉はその空気の描き方、湿気の表現だと思う。その湿潤な空気は日本の自然全体を抽象しているようにも感じられ、その水の流れの最後、海から空中へ湧き上がる風のダイナミズムが、この展覧会のハイライトの一つでもあった。

さすがベストセレクションと銘打つだけあって、高村幸太郎の『手』のような教科書に載っているような作品や、藤田嗣治や東山魁夷といった著名作家の作品が目白押し。大変に見ごたえがあった。

上村松園 『母子』といったような、日本女性の美しさを感じさせる作品や、『行く春』もそうだが屏風絵が面白かったり、外国人作家の作品もピカソやミロ、ルソーなどビッグネームが揃っていて、良かった。

個人的に今回一番の収穫だったのが、横尾忠則と同じ部屋に飾られていた草間彌生の2つの作品だった。草間の作品を生で見たのは初めてだったのだが、なんとも言えない生命感が伝わってきてぞわぞわっとした。

14日までと残りの日にちは少ないが、みれる方は見に行かれるといいと思う。その量にびっくりすると思うwおススメなのが、一周みた後に二週目、するするっとスピード早目に展覧会を抜けると、アートが綺羅星のようで、とても高揚できると思う。

その後皇居での一般参賀へ向かう人たちを横目に見ながら、人で滅茶苦茶混雑する東京駅から品川駅へ移動し、ラーメンストリートのせたが屋で食し、この後どうするという流れになって、紆余曲折の後品プリで007を見ることになった。

007シリーズを観るのは実はこれが初めてだったのだけど、いやー、面白いね。この映画。

冒頭のイスタンブールでのアクションも凄ければOPタイトルの映像も印象的だし、上海・マカオで繰り広げられるラヴ・サスペンスもセクシーだった。美女がいい女だったし。ただ軍艦島が中国に描かれてたのは笑ったがw

トルコと中国っていう昇竜の場所が舞台に選ばれるのも時代を生き抜く長寿シリーズの真骨頂という感じだった。上海万博に行ったときに通った青いライトに照らされた道路が映っていて成長のオーラに満ちていたあの街を思い出した。

物語のテーマも、古き良きものが新しい時代の中で消えゆくときに、その矜持を示す感じで、胸が熱くなったし、敵もキモくて悪賢くて良かったし、OPのアデルの歌も良かったし、最高に面白い時間を過ごせた。

やー今日はなかなか面白い日だったなぁ。
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by wavesll | 2013-01-02 21:54 | 展覧会 | Trackback | Comments(0)
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