平成27年の成人式、街をゆく数多の振り袖に、あぁ、結構20歳の人っているものだなぁと横浜、新宿を行きながら思った新春でした。
20年位前に会田誠が群娘図なんて絵を描いていたのだなぁ、その時今の俺の歳くらいの世代の子が今の新成人達か、振り袖や 群狼達が 繚乱図 なんて詠みながら向かったは新宿Flags. 今夜はパリから同時代のシャンソンの歌姫、ZAZがやってくるのです。
ZAZを知ったのはNHKBSのAmazing Voiceという番組でした。モンマルトルで歌う彼女は世界の錚々たる驚異の歌声の中で、番組が実施した視聴者投票一位を掴みました。そしてフランス本国ではエディット・ピアフの再来だと言われ、2013年に出した2ndアルバムは海外で最も売れたフランスのレコード(ダフト・パンクはアメリカのレコード会社だった為)となりました。そんな押しも押されぬ綺羅星、ZAZの歌声を聴く機会が、しかもインストアライヴであったのは僥倖でした。
私は時間があるときはタワレコのインストアは1時間位前に現場に行きます。そうすると大抵リハーサルやってるんですよね。この時も楽団が音合わせしていました。そしてちょっと場を外して戻るとZAZが!思わずお辞儀をしてしまいました。何か話せよ!俺(苦笑 フランス語出来ないにしてもこういう時英語で一言言えるようになりたい。できれば仏語で話せるようになりたいです。ただZAZさん、お辞儀を返してくれました。
その後ちょっとみていたら、ZAZがBabymetalのブースをみて隣のスタッフに語りかけていました。ベビメタ、面白いものなぁ、エキゾ・ジャポネだものなぁ。こないだ出たライヴ盤もライヴ盤らしい勢いある音で良かったですものね。
で、いよいよライヴ。ピアフの歌から、2ndのリード曲On Ira、そして最後は1stのJe Veuxで〆るという大満足な30分間でした。トランペット、ドラム、ウッドベース、ギター、アコーディオンの編成のバンドも上手いなぁ、そして日本の観客は(俺も含め)騒ぎ下手だなぁ、なんて煽られながら思っていました。トランペットのおじさんあんなに頑張ってたのにwニホン語も交えたMCが可愛かった。そしてCD音源よりも上手いんじゃないかという歌に惚れ惚れしました。
今パリは大変な事態になっていますが、それを感じさせない笑顔で歌ってくれたZAZに感謝。早くPARIS SERAのような巴里に戻って欲しいものです。
そうそう、ZAZのこのインストアライヴ、明日のスッキリ!にて放映されるそうです。スタジオ生ライヴもあるそう。楽しみですね◎
Zaz - On ira
Zaz - Je Veux
ZAZ - "PARIS SERA TOUJOURS PARIS"
ZAZ - Concert Les Francofolies 2014 - Robe Colibri par Les Petites Mains
追記
スッキリ、みました。でてました。
番組では『バラ色の人生』をアカペラで、『オー・シャンゼリゼ』をバンドで歌ってました。良かった。
ZAZはシャンソンの歌詞を良く聞いてほしいといっていて、『バラ色の人生』だと特に"好きな人の前だと目を伏せてしまう"部分がいいといってました。
Allez ZAZ!