The Sunpaulo / Close to You @New Year The CAMP! in J-POP Cafe

昨夜から今朝にかけて渋谷Jpop Cafeで行われたNew YEAR The CAMP!!へ行ってきました。
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クラブは本当に未だに慣れなくて、今回も誰か誘っていこうかとしたのですが、平日のオールナイトイベントなこともあり誰も捕まらず…でもこの屋内で行われる仮想野外フェスというのが楽しそうだったのと、The Sunpauloがみたくて一人東横線に乗って赴いたのでした。

実際ついてみるとDjがレコードを流す空間が、テントが張ってあったり薪を模したライティングがあったり野外フェスな感じで、確かにライジングサンみたいな装飾がなされていて、あぁこれはルーパナイトみたいでいいなぁと体を揺らしながら、やっぱクラバーみたいには踊れないし、煙草が煙いし、なんかみな友達やカップル同士で来てるみたいで肩身狭いなぁと思いながら2ndフロアの禁煙スペースでリクライニングに腰掛けながら音を聴いていたら、隣で一人っぽいお姉さんがカオマンガイ食べてたので、声かけてみました。

するとなんとロック好きの人でROVOとかブランキーとか生でライヴ体験していた話を聞けて、さらにミッシェルのアベの墓参りに広島へ行き、お母さんがやってる料理屋の壁にTMGEの写真が貼ってあったとか、スゲーいい話聞けて、酒もまわってきて楽しい気分になってきたところでThe Sunpaulo!
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シアターブルックの佐藤タイジがヴォーカルギター、音楽プロデューサーとして多くのアーティストを手掛ける森 俊之がキーボードの、エレクトロロックユニット、The Sunpaulo. 何度かYoutubeでみて、かっこいいなぁと思っていたのですが、なかなかライヴで見れる機会がなく、これはみたいと馳せ参じたのでした。

もうね、ライヴ、最高でしたよ。クラバーで込み合ったフロアでダンスロックの突き抜けたかっこよさ!ラストソングの"Close to you"の後でアンコールのコールが起こり(でも乾杯した白人の兄ちゃんは聞き取れなかったENCORE!だったけどw)、さらにOne More Song!!ロックが持つユースカルチャーの調子に乗った感じが本当に最高で、音も太いんだけれどもロケンローな、パーティを盛り上げるのに最高なパフォーマンスでした!

結構タイジさん普通にフロア歩いてて、挨拶して握手してもらっちゃいましたw

その後Shhhhhさんのトライバルな音聴いていたのですが、やっぱりビート主体だと踊れないと間が持たないですねw2ndフロアでゆったりしてました。だからヨーグルトさんはみれなかったwあまりにゴリゴリあげてて久々オールナイトにはハイカロリーでしたw

No9とKENKOHの音で、眠たさを刺激され、そんな話から隣り合った人たちと話しました。クラブに来る人はみんな笑顔で対応していて、あぁ、この人たちにとってパーティは本当に幸せな時間なんだなぁと、ほんとフェスのいい人タイムだなぁとこちらのクラブへの違和感がだんだん溶かされていったところで1stフロアでSunrise Player。夜明けまで踊りました。日の出の時間にはシャボン玉が降ってきて、フロアも空いてきてて空間使って体揺らせて、あぁ、いいなぁ、楽しいなぁなんて思いながら完全にクラブ苦手がほどけた状態で朝の渋谷を帰っていきました。

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で、帰宅し風呂浴びて眠りから覚めると、もう日本代表がサッカーしてました(苦笑

と、同時にTLがイスラム国から日本人人質の身代金要求のニュースについての呟きで埋まっていました。
そんなニュースを見ながらも半ば、いや八割がた他人事としてアジア杯を眺めている自分、The Sunpauloの調子に乗ってウェーイしていた気分をblogに書こうと思っていたのに、なんか後ろめたい気持ちを感じざるを得ない気分を感じて、試合後ニュースが見たくてBSフジにチャンネルを合わせたり、今はTBSラジオでの特集を聴いています。

この件は単純に眺めれば、安倍政権の失策だと想います。イスラエルとの関係を深め、イスラム国との戦いに資金を提供することをすれば、既に昨年捕えられていた日本人人質のカードを切られるのは当然のことです。「十字軍に参加した」と言い放たれ、これに対し更に対抗措置を取らざるを得ませんから、アメリカ・イスラエルと共に戦い国だというイメージが、原爆を落とされたアメリカと戦った国というイメージを更新し、日本人を対象とするテロが起きる流れが起きるきっかけを作ったというのは国益を損なったと想います。

と、同時にこれをきっかけに中国と共闘し関係修繕に持ってくのもありかなとも思います。かの国も内部にイスラム教過激派を抱えていますからね。とは言え、軍事力を持たない日本がわざわざ紛争に首突っ込んで火傷するのは阿呆だなぁと思うし、逆に狙いはこれで恐怖心を煽って正式に軍事力を持つ方向へ持ってきたいのかもしれないとも思いました。

そもそも今回は難民支援での人道支援の資金供与ですから、ISISが言うような対ISISのものではない、と言えるかもしれませんが、『テロ対策』と銘打っている以上、彼らの意見を変えられるとも思いません。

安倍首相が言う「国際社会と協調し、テロと戦っていく」の国際社会の面々は、米欧の人々で、彼らが支配する国際資本構造の中でまともな戦い方では実力差で抑え込まれてしまう苦しみ・辛さから憎悪が生まれて、弱者の一撃であるテロへアラブ系の若者が駆り立てられる、或は欧米の若者が惹き付けられるのは、みていて本当につらくなります。

人と人が競い合い、フェアにスポーツのように結果に悔しがりながらお互いを称えあえればいいのですが、実社会では、立場が上の人間が下の人間を不当に扱ったり、あるいは学校でのスクールカーストのようなもので、溜まりにたまったストレスが、この国では自殺に向かうことが多いですが、他殺に向かうこともあるでしょう。

個人では殺人、組織ではテロ、暴力の行使は様々な名前が付けられます。これで、例えばISISが優勢な歴史になれば、これらの暴力は聖戦、あるいは欧米流の言い方で言えば革命と呼ばれるかもしれません。

この世界は弱肉強食だよ、個人の判断は自己責任で個人に帰されるのだという指摘はその通りで、個人としても、国としても、自らが得たい状況を手に入れるために自己研鑽することはどこまでも称賛されるべきことだと想います。

一方で、世の不公正を正す為に、理想を掲げ実行していくことも称賛されるべきだし、或はそれが現在の資本主義をブラッシュアップすることでもあるかもしれません。

その意味で、テロの口実となった資金供与がアラブの難民支援であったというのはプレゼンテーションの下手さからくる悲劇だなと、虚しさを覚えます。

c0002171_23453281.jpg資本主義のルールの中で、社会をよりよくしていく、という点で、思い出す本があります。今一生著 『社会企業家に学べ』です。
経営を通じて社会問題を解決していこうとする社会企業家を取材した本です。企業家の中では、カンボジアで売春を行わなければならなかった少女などにIT技術を身に付けさせて、オフショア開発の仕事で日本から見ると割安だけれどもカンボジアでは十分な給料を稼げるようにする企業なんか素晴らしいなと思いました。

この本を読んだ時に思ったのは、「あぁ、これは今の時代の政治運動なのだ」という意識でした。社会の"かっこ悪いところをかっこよくしたい"という女性企業家の言葉に、はっとさせられたのでした。

年を取るとだんだん"かっこいいこと"を求めなくなる気がします。それよりも"心地いいこと"であったり”安心できること”を求めたり。自分自身が三十路を迎え、自堕落な生活から腹が出てきて、社会に対する熱意よりも自分の身内を守ることの方がかっこいいのかもしない、との流れを感じる今、彼女の言葉にはがつんとやられました。と同時に、日本の平均年齢が今後どんどん上がって行ってしまったら、どんどん日本社会の心も醜く老いて、この地域はダサくなってしまうのではないか、と空寒い気がします。


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そんな中で、話は渋谷に立ち戻ります。
渋谷は良く行く町なのですが、何が好きだって若者が多く、常に祭りのように賑わっているところなんですよね。とは言え行くのはタワレコやレコード屋ばかりなのですがw

タワレコから駅へ戻るとき、スクランブル交差点の上方ガラス越しに岡本太郎の巨大壁画『明日の神話』がみえるんです。あの光景は渋谷を象徴していると想います。燃焼している街。実際、仕事帰りにスーツで行ってしまうと消耗してしまって「うへぇ」ってなりますからね。あの活気が一種の参入障壁となってユースカルチャーの集積地になっているのだと想います。

前に、金曜21時にTSUTAYA前でドラマーがパフォーマンスしているのを見ていたら、通行人がいきなりラップかましはじめ、マイクリレーでガンガン盛り上がり、ダンスする人達も現れ始め、場が人だかりになって、やっヴぇーとなったことがあります。そして警察が止めに入って解散した後でドラマーの人に「あれ、打ち合わせだったんですか?」と聞いたら「いや、全然!完全に飛び入りで」と。そんな野生のユースカルチャーのきらめきがある渋谷という町は、改めて面白いなと30になって思います。

遅いですね(苦笑 今更クラブ行きはじめてるし(大苦笑 でもまぁ私はこのペースで、人生のビートを刻んでいきたいなぁなんて最近は逆に覚悟が定まりつつあります。

渋谷のTV局が流していたNEXT WORLDという番組では、今後平均寿命は延びていく、あるいは若返りも起きるかもしれないという話でした。実際、NMNという物質を投与されたマウスは寿命が十数パーセント伸びているそうです。

長期にわたる青き春が生まれるのか、それとも老いない老人によるディストピアが生まれるのか、番組が想定する2045年には私も61になっているのですが、30年後、冒険心を失いたくはないなぁ。できれば若い奴をフックアップしたいな、社会貢献になるかはわからないけれども、どこかで文化を支える人間になりたい、なんて思います。

30年後といわずとも、数年後の近未来、またThe Sunpauloでウェーイとパーリーできる、そんな渋谷の一人でいたいな、学生にも、生徒にも、社会人にも、遊び人にも。アラブの人にも、欧米の人にも、在日の人にも、中韓の人にも、歴史上の人にも、これから生まれてくる人にも、打ち鳴らされる音楽の中で、顔を近づけて、親しげに話ができる。そんな朝が迎えられますように。


第5回_THE SUNPAULO @ WAREHOUSE702

by wavesll | 2015-01-21 00:38 | Sound Gem | Trackback | Comments(0)
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