幻惑のペルーヴィアン・ミュージック

昨日の記事でペルーの話が出たというのも、実はここ数日ペルーの音楽をwebで聴き続けていたのです。このエントリではそんな中から幾つかいいのを選んでご紹介いたします。サイケ成分多めでw

El Polen - Fuera de la Cuidad

ペルーのサイケデリックな音楽に興味を掻き立てられたのがふと聴いたこの円盤から。虫の音、鳥の音、水音などが使われる心地よくも1973年当時のわくわくする音に心躍らされました。チャランゴ等、山岳楽器も使われていて、ペルーヴィアン・アシッド・フォークといったところでしょうか。

こちらのエントリにかなり詳細な記述がありました。なんとメンバーは日本に留学していたとのこと。面白い!

Telegraph Avenue - Telegraph Avenue
El Polenからペルーのサイケを探ったら、こんな円盤に当たりました。ペルーヴィアン・ソフトロックの71年作。
まずは冒頭の一曲を聴いていただきたい。女性Voにパーカスが混じって、何とも魅惑的なグルーヴになっています。西海岸的な青春を感じさせるこのSomething Goingのカヴァーだけで御釣りがくる、ナイスチョイスな名盤です。

Los Destellos - Los Destellos
西海岸的というとこのガレージサーフな感じも最高な一枚も挙げたい。最初、このイナタイビートはクンビアかなと思ったのですが、コロンビアで生まれたクンビアがペルーに入って、ガレージ/サーフなノリの入ったサイケデリック・クンビア、チーチャという音楽になったらしいです。これはそんなチーチャの68年作。この絶妙にダサさとかっこよさが混在した音、気持ちいいです。最高w!

Traffic Sound - Traffic Sound
ペルーの代表的なサイケデリックバンドと言われるTraffic Soundの70年の2nd.
リマの砂漠のからっとした、しかし砂煙るざらついた夜を想いだします。南米っぽい楽器も導入されていたり、エキゾ・ロックとしても面白い。こういう感覚のサイケ、丁度スウィートスポットついてくる出来ですね。

JEAN PIERRE MAGNET Y SERENATA DE LOS ANDES - Concierto Navideño en Palacio de Gobierno

上のペルーロック・レジェンドTraffic Soundに参加し、後にペルージャズ界を牽引してきたサックス奏者ジェアン・ピエル・マグネトの現行プロジェクトです。こちらで2011作のアルバムの試聴と詳細な説明があります。
山岳ジャズとでもいえばいいのか、アンデスの音楽とジャズを融合したサウンドが、バイオリン、パーカッション、サンポーニャ、ハープ、チャランゴ/ギター、そしてサックスによって奏でられる。スーパー・バンドだと感じました。なんとペルー出身の世界的な打楽器奏者アレックス・アクーニャ(元ウェザー・リポート、TOLU)が参加しているそうです。全音楽好きに薦めたい心地いい音です。

Los Mads - Tumor Bossa

ここで民族音楽的でないペルーのバンドを。これはペルーのガレージロックバンド、The Madsの楽曲です。やっぱガレージは"Rock'N'Roll!!"って感じでいいですねー!

Resplandor - Downfall

こちらはもう本当に真っ当なシューゲイザー。ペルー音楽を見る目を"ワールドミュージック"の色眼鏡から解放してくれます。

The Pilgrim to the Absolute
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El Polenで始まったペルーヴィアン・ミュージック紹介。最後は自然音が取り込まれた、最新系のバンドを紹介しましょう。
上のBandcampを聴いていただけると一聴にして感じる水音のドローンのサイケデリア。ペルーのアシッドな魂は今も脈々と息づいているのですね。

いかがでしたでしょうか?ペルーの音楽というとかなり自分の中でも未知な、それこそフォルクローレとかそういうのしか知らなかったのですが、これだけの素晴らしいバンドが育まれる土地なんだなと、纏めてみて改めてペルーという国が好きになりました。
by wavesll | 2015-02-03 17:50 | Sound Gem | Trackback | Comments(0)
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