風が強かったけれども、温かな夜で、今夜花見だった方々は心地よく花や団子や酒や歓談に興じられたのではないでしょうか?私もよなよなエール片手に公園で散っていく桜を眺めてました。
これからどんどん気持ちの良い気候になっていくのが楽しみです。町が華やぎますね。
そんな快い春の日にぴったりのアルバムを今夜はご紹介します。
Por Diferentes Caminhos
ちょっと前にバナナの叩き売りでジャズをやってることでバズったブラジルの鬼才。彼が奏でたピアノソロアルバムです。端正な曲から、ちょっと不安定な曲から、まるでエギベルト・ジスモンチの『光の束』の冒頭を思わせるような疾走と絢爛を感じさせる曲まで、春の気候で全身にどわっと血が廻ったような可笑しさと美しさにあふれた盤です。個人的には春の宵にはぴったりだなと想うのですが、いかがでしょうか?
そんな曲を掛けながら、ちょっと葉がでてきた桜を愛でるとしたら、どんな飲み物がいいかな。やっぱり日本酒?いやビールもいいしなぁと思ったのですが、ちょっと趣向を変えて、お茶で清々しくなるのをご提案したい。
横浜元町のユニオンで売っていたさくら緑茶。日本茶なのだけれども、桜餅の様な香りが鼻に抜けてなかなか乙なのです。丁度今花弁から葉桜に入れ替わる時期ですし、移りゆく春の日々を、健やかに楽しむってのも悪くないと思います。
とか言いながらやっぱり酔いたいって方はエルメート爺の不可思議なジャズに酔うってのもアリですよ。勿論お酒もいっちゃってもあり◎明日明後日で今年の花見はラストになりそうですから、みなさん、是非是非思い思いの週末をお楽しみください。