Robert Glasper Experiment Live at Oxford Art Factory
先日も来日していた新世代ジャズの旗手、ロバートグラスパー。
数年前に出た『Black Radio』で一気に注目を集め、あれよあれよという間にグラミーまで獲るという八面六臂の活躍ぶりには舌を巻きます。
ただ、どうも自分は彼のCD音源聴いてもピンと来ないのが正直な所です。こういうこというとセンスを疑われるかもしれないけれど。ただ、ライヴの評判がすこぶるいいので、きっと生で見たら鳥肌モノのパフォーマンスをしているのだろうななんて予感はありました。
そこにRedbull Music Academy Radioがシドニーでのロバートグラスパー・エクスペリメントのライヴを届けてくれ、あぁやっぱりライヴはいい、凄く良く聴こえると想ったのでした。この音源で言うとどちらかというとライヴでの躍動感とか、グルーヴとか、サウンドの荒さが逆にいいのかもしれません。というわけで私と同じく「人には言えないけど実はグラスパーの音源そこまでなんだよなぁ」という方にもお薦めです◎
そしてこのライヴ音源で感じたのはこのバンドの鳴らす音の甘やかさ。ジャズではあるのだけれども渋すぎないスヰートさが心地よくて、何かこれに合う飲料はないかなと想ったところ、
プレミアムボス なんかいいんじゃないかなと。
普段自分はブラックばっかり飲んでるのですが、このプレミアムボスに限っては甘い方が好きなんです。185gというサイズが絶妙なのかも。重すぎず、軽すぎず、正に缶コーヒーのプレミアム版といった感じで好きです。
日本の人はブラックこそ至高という方も多いと思いますが(実際私もブラックが基本的には好みなのですが)、
島根、石見銀山にあるカフェ・カリアーリというイタリア直営の珈琲店 で裏メニューのエスプレッソを頂いたとき、店主の方がおっしゃるにはイタリア人、モデナっ子はエスプレッソには5杯は砂糖を入れるそうです。聴く話だとブラジルの人もコーヒーに砂糖は欠かせないとか。そういった見聞からブラック原理主義から少し離れて、こんな甘い珈琲を愉しむのもいいと思います。
缶コーヒーがあまり好きじゃない自分が飲める缶コーヒーで、グラスパーの音源が得意じゃない自分が聴けるライヴ音源を。何やらひねくれた薦め方かもしれませんが、美味しい適合をお楽しみください。
追記:
上のライヴは長いから聴いてられないよという方はこの動画をご覧ください。魂消ますよ!
150523 Never Catch Me - Robert Glasper Experiment
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