人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ぐるぐるTOIRO 2015 レポ!

ぐるぐるTOIRO 2015 レポ!_c0002171_20391651.jpg

昨日はさいたまスーパーアリーナで開催されたぐるぐるTOIROという音楽フェスに行ってきました。

取り敢えず面子を観てほしいです!この攻めた面子を当日券4000円でみれるなら行くしかないっしょw!この週末は秩父4Dも開かれてましたし、熱いですね!埼玉★!

SSAは初めてだったのですが、渋谷からさいたま新都心駅は35分だし、駅からすぐだしで結構アクセス好いんですね。海浜幕張行くより近く感じました。

13時過ぎに現地へ行くと、想ってたより小さな会場。TOIROという建物でのイベントみたいですね。基本大きめの会議室に交代交代の2stage。ライヴハウスくらいの部屋に1stage。エントランスに1ステージ。で、それらをつなぐ通路に物販スペースと飲食ブースが。

13時すぎに着くとBiSHがやってました。
何気に自分、BiSの解散横浜アリーナみにいってるんですが、BiSHは更に重音という感じで良かったですねー、客の盛り上がりも凄い。というか、後々わかるのですがBiSH Tシャツを着てるお客さんが一番多かった印象でした。といいながら飲食ブースへ。

このフェス、さすが埼玉なだけあってCOEDOビールが飲めるんです。しかも生!瑠璃がまっじ美味かったです。

そこから入ったライヴスペースでみたのがASA-CHANG & 巡礼。個人的には来るきっかけになったアクトでした。

これがめっちゃ良かった。冒頭の「影のないヒト」で冥界につれてかれた。「魔法」という新曲も、「埼玉に海を創る」といってやった「海峡」も、ラストの「告白」も良かった。日常の異界の隙間瞬間。今回の「花」のアレンジは音源化して欲しいくらいいい。チェンバーエレクトロニカとでもいえばいいのかな。この音は。いきなり素晴らしいアクトにこのフェスは普通のフェスとは一味違うかもと想わされました。
ASA-CHANG&巡礼『花』ライブバージョン



もう一部屋に移ると笹口騒音オーケストラが。1.5曲くらい聴けました。ぐるぐるTOIROにほぼ皆勤賞の、曰く「箱バン」らしく、ぐるぐるTOIROのテーマソングも作ってやってましたw!凄い好きな音だった。後で笹口君に物販スペースで会って、「今度みかけたらフルでみます!」と言っておきました◎

そしてエントランスから響く音にエスカレーターを降りるとエコ怪獣。エントランスはもしかしたらフリーエリアだったかも。椅子とか机とかあってゆったり見れる感じで良かった。

そしてBELLRING 少女ハート。まずディレクターなる人がライヴ前に、「何やってもいいですが天井のバーには触れないで下さい」とMC。これはBiSっぽいのかもと思ってるとベルハーのメンバー登場。いきなり客に担がれて空中を歩く!なんて図だ!自分も少し持ってしまいましたwなんかほんと最近のアイドルの現場ってパンクバンドのギグみたいですよね。ベルハーは気怠い感じの歌唱がサイケでした。

ベルハーを抜けてエントランスへ行くと、そこには笹口騒音オーケストラでドラムを叩いていた金髪の彼が。
ぐるぐるTOIRO 2015 レポ!_c0002171_2329237.jpg
雨ノ地晴太郎という人らしいです。この人が知らなかったけど良かった!エレキギターの弾き語り。邦ロックのフォーキーでエモい歌唱とキャラに惹きつけられて、最後まで観てしまいました。
雨先案内人というバンドで今度出たいと言ってたけど、逆にエレキ弾き語りってそんなないから、今回見れて良かった。

そして上へあがるとぱいぱいぱいチームがやってました。最近話題のぱいぱいでか美さんのバンド。結構なんていうかな、女の子の情念系な曲で、意外だったなぁ。ライヴ後物販コーナーにいたのでその事を挨拶すると「TVと違って結構自己主張の強い子なんですよ」とのこと。ミーハーにも握手してもらっちゃいました。

もう一つのステージへ行くとkeishi Tanakaが。彼の事も全然知らなかったのだけれども、かなり良かったです!なんて言えばいいかな?都会的な奇妙礼太郎トラベルスイング楽団といった感じ?シティ・ポップでファンク・ソウルな楽曲に思わず踊らされてしまいました。いや、雨ノ地晴太郎さんといい、知らなかった良アクトに出会えるのはいいですよね!小規模ながらフェスの醍醐味を味わえました。熱いライヴだった!ちなみにバンドのベースはLucky Tapesの人らしいです。
Keishi Tanaka / Live DVD "Alley Release Tour Final" Trailer - 2015.11.25 on sale


次に見たのがこれも一度見てみたかったうみのて
笹口君がやってるこのロック・バンド。今の若手の中では一番少年の鬱屈したロックスピリッツを感じるバンドななぁと思っていたのですが、やはりいい。「東京駅」「もはや平和ではない」はほんと名曲ですね。最後にやった「正常異常」、凄まじいエナジーが放たれていました。
うみのて【東京駅】【もはや平和ではない】【正常異常】2012/6/17 新宿URGA



そしてここからの時間がこのフェスのかぶり悩みどころ。
NES BANDMOROHA.

結局ザッピングする形になりました。
ゲーム音楽に肉体を与え生演奏でロックマン2等を組曲化するNES BAND。現代日本のクラフトワークによるDQ3メドレーは繋ぎが“ザッザッザッザッ”。MCがファミコンの2コンマイクによるのも芸が細かかったですwただラストのマリオ3はちょっとフィナーレには弱い気がしたかな。
DRAGON QUEST 4 Medley / NES BAND 14th Live


そしてアコギとラップで己を削り魂で韻を紡ぐMOROHA。彼らもみてみたかったアクトの一つ。ローズレコードから出た1stの曽我部さんの絶賛帯で聴いて一気に心臓掴まれたの、今でも覚えてます。最後の「俺の方がヤバイっていうのは他のバンドに、アイドルにいってるんじゃない、あなたと俺どっちがヤバイか、また競いましょう」は刺さりました。
MOROHA「三文銭」MV

MOROHA「奮い立つCDショップにて」MV



さて、ここから少し休息タイム。エントランスのぱいぱいでか美とオーディエンスのぼくがおっぱい大きくしてあげるの輪唱を眺めた後、おとぎ話Hermann H.&The Pacemakersを座ってみて、知久寿焼のラストをチラみしました。
知久さん、なかなか気になる声してたんで、もっと聴きたかったです。と想ったらたまの人だったのか!?もっと見たかった!
映画「標的の村」劇場ミニライブ 知久寿焼 2013年9月21日@東中野ポレポレ座


そして、私的メイン、ズボンズの登場!
ぐるぐるTOIRO 2015 レポ!_c0002171_23305528.jpg

最初VJが作動しないというアクシデントに少しピりつきながらも、最高!最高のステージ!やーっば!ズボンズ、これこそ一番好きなロケンロー!もう一生これが続けばいいのにと思ったロックライヴはズボンズとジョンスペ。最高すぎた。フリーキーにつんざくロッキンブルースにくらくらしました。

DONが、「楽屋がアイドルだらけ、羽つけて、あれみたい、アラレちゃんの、、がっちゃん。がっちゃんみたいだけど、人間、自分以上の存在にはなれん。羽つけてもがっちゃんにはなれんよ」とMCしていて、確かに人間自分以上の存在にはなれない、自分を究めていくしかないんだなぁと想ったり。いや、想う暇ないほどロケンローにのめりこまされる最高のライヴでした。ロックスターだったなぁ、DON。DONの履いてるスニーカー欲しくなったもんなぁ。それ履いても自分以上の存在にはなれんけどw

ZOOBOMBS  Doo Bee〜 South Central Rock〜Texas~ジャンボ 〜To Love Somebody ~Animal No Nation


そしてお急ぎでもう一つのステージでやってるNATSUMENへ。着くとNo Reason up to the Death!この曲はもう、日本が生んだ「21世紀の精神異常者」ですね★!


蝉の音のSEが鳴る中MCで、今日来るとき交通違反で御縄になったとか、高速出口間違えて結局500円で来れるのに1万かかったとかのトーク。これもロックだwてかAxSxEさんなすびみてーだw

ところがいざライヴが始まるとAxSxEさんの野獣というか変態というかとんでもないギターの弾きっぷりというか壊しっぷりというか、度肝抜かれました!なんとライヴ映像が全編上がっていたので括目せよ!!!!

NATSUMEN - ぐるぐるTOIRO@さいたまスーパーアリーナTOIRO_20150927



やー、素晴らしいイベントでした。バンドメンバーがその辺歩いてるし、演者と観客の距離の近さもいい。それに観客も良かった。客がそこまで混んでないというか、群衆でなく個の集まりといった具合だったのも好感。アイドルもいい意味でカオスをもたらしていたし、いいイベントでした。ってかズボンズとNATSUMENがもう異次元に良かった。なんか去年のメンツもいいし、来年も行ってしまうかも!最高の週末でした!
by wavesll | 2015-09-28 22:45 | Sound Gem | Comments(0)
<< 日曜美術館 第62回日本伝統工芸展回 第26回酒と小皿と音楽婚礼 裸... >>