京旅行・壱 <曼殊院、圓光寺、実相院、醍醐寺で宝物&紅葉狩り>
京旅行・弐 <京都の人も行列する二条城アートアクアリウム・高台寺ライトアップ、大阪・潜水艦バー 深化>
に続く京旅行レポ第3回。今回は2日目、帰路迄です。
朝起きてホテルから淀屋橋駅へ歩く途中に、なんか日銀みたいな建物がありました。
阪急で京都へ。阪急の車両の椅子のふかふか具合はこの度一番の地味に嬉しいサプライズだったかもしれません。東京の電車よりいいですw
朝一で向かった三十三間堂、昨日行きそびれたから早めにいったら着いたときはまだ開いていませんでしたw
30分待って、一番乗りで堂内へ。これが素晴らしかった。500X2+1の千手千眼観世音菩薩。これは神々しい光景でした。その千一体の千手観音の前に国宝の仏像がずらりと並んで、、凄すぎました。これは美事ですね。
写真はNGでしたが、検索すると観れますね。
そして三十三間堂を後にして向かったのが、
角屋です。
角屋とはこういうところ
揚屋(高級宴会場)である角屋は新選組も良く使っていたらしく、中には刀傷も。芹沢鴨が最後に食事した間なんかもありました。
そして、事前予約して見学した2階が素晴らしい!こだわりっぷりったらないです。
錯視を利用した波の障子、
扇の間の天井、
青貝の間の螺鈿の煌めき。こだわり抜いた欄間や釘隠のデザイン。2階は写真NGなのですが、絶対に観た方が良いです。激お薦め!
先月、日本には美意識の太い幹があると書きましたが、この旅行で、中世日本は中国文明の強い影響下で、いかに自らのアイデンティティを打ち立てるかに苦心していたんだなぁと想いました。そんな中で、醍醐寺で見た宗達の屏風や、三十三間堂/角屋の様なスタイルを産みだした人たちに拍手したいのと、そうか、黒船来航から200年も立っていない今、丁度日本は新たな容貌を創るための羽化の苦しみの時期なのだなと想わされました。
角屋を後にして少し歩くと島原花街の大門がありました。
そして昨日行きそびれたPart2の東寺へ。父がご朱印をもらうのを待つ間にみた
食堂の十一面観音菩薩様が碧で美しかったです。
東寺から京都駅へ歩いて、お昼を。
とり八のぽんからと砂肝のバターすずり、美味かったです。
さて、腹ごしらえして、地下鉄で移動し、一乗寺駅へ歩いていると京都工芸繊維大学に寒桜が咲いていました。
道すがらゲストハウスなんかもありました。
そしてお目当ての恵文社一乗寺展へ。いいところ教えてもらえました。店の前では写真撮ってる人なんかもいて、本好きの間では有名な店っぽいです。中の本の並べ方も素敵で、こんな店近くに在ったらうきうきしてしまうなと想いながら散策。ミニコミ誌やCDなんかも売っていました。
再び四条へ。京都は若い女性が結構着物で歩いていて、3割増だなと思ったり。東京とはまた女性の顔つきのタイプが違いますね。東京はなんか白人志向っぽいけれど、こっちは日本女性の綺麗さが滲んでいていい感じ(着物効果かもしれませんw)。鴨川に等間隔で座るカップルたちもみれました(寒いのにw)。
四乗駅には山鉾も。後なんか橋の辺りで京大生?が借り物競争してましたw
一路伊丹空港へ。
空港で豆大福を食べました。
そう、初日にみた行列のできる店の豆大福。これが12:00から京都駅B1Fの伊勢丹で売り出されることを知って、昼食ついでに買っていたのです。甘さ控えめ、塩っ気があって軽食にいい感じ。
日が沈み、夜の輝きが宿る大阪を見下ろして羽田へ。楽しい旅になりました。
この間の金沢一人旅も楽しかったけれど、二人旅も楽しかったです。紅葉やライトアップは自分一人ではみたり並んだりしなかったと想うので。誘ってくれた父に感謝。