人と時代と環境の手による聖典と実務現実の為のメディアについて

スターウォーズep7が公開されましたね。

自分は20代くらいまでは作品に落とし込むために現実や実社会は存在していて、クラシックな作品は人の世の“聖典”だと崇める気持ちが今より強くありました。労働や生活に体を動かすと共に、創作も神の御技でなく人の手だと知り、作品に対する崇拝が減った気もします。もう一歩進めれば、人と社会と自然の“現実”だから文化は貴いと想うのかもしれませんが。

また20代くらいまでは“日本は撤退戦。いかに成熟するかを考えねばならぬ”といった言説に“あんたらはバブルも体験して後は枯れればいいだろうが若者が夢見れなくてどうするんだ”と思っていましたが、例えば五輪を望むのは若者より利権目当ての大人な気がして、国富の使い方の思想を変えないと、と想います。

自らが“時代/物語の作り手”の世代にほぼなっているのに、経済人としてまるで力がない我が身は情けないことこの上ありませんが、日本が経済的にシュリンクしていくなかで、サンタとして未来の子供達に何を与えられるかを考えれば、芸術と自然、心とテクノロジー教育だろうと今は想います。

想像・仮想能力があれば、天高く自由を謳歌できる。そう思うと救済が必要なのは老いた大人かもしれないけれど、“大人という名誉”とバーターで、ある程度の金銭的物質的欠乏を求めるしかないかもしれない。そしてその穴は、機知と仮想技術で埋めていく方向が21世紀日本の流れなのかもしれません。その時こそ、オトナにとっては"骨のある古典"が、そして子供にとっては"瑞々しい聖典"が、“新たな希望”になるのかもしれません。

ただ、翻って己を想うと、知識情報面だけを伸ばすのは問題があるなと想います。余りに身体的な能力育成をしないと、社会人としては不的確な人間になる気もします。

文武両道とは良く言ったもので、スポーツは反復と創意工夫が肝。世の中の仕事のほとんどが反復と改善である以上、受験勉強で新たな知識を仕入れてくのが面白すぎて、大学では遊び倒した自分は、本当に社会人として失格になってしまいました。身体的反復改善の努力の仕方を以下に叩き込むか、別の言い方をすれば"仕事の型"を今、非常に学びたいです。お金払ってでも。どうすればいいのかなぁ。

冒頭の話に戻せば、昔より仮想から行動に評価軸が移ってきているなと、私は感じています。今夜もNHKスペシャルで自衛隊の番組を見ながら、豚の様な政治家が若い兵士を戦場に送り込み、パーティで笑顔なのを観て、こいつらを戦地へ落とし込めと想ったのですが、無能に見える彼らがいかにパワーを持っているか、最近は想像できるようになりました。

昔は『政治の評論家の方が頭良さそうだし彼らがやればいいのに』と思っていましたが、評論と実務は次元が違うのがみえたというか。スポーツを考えれば分かりますが、評論家は選手の様にが動けません。勿論評論も大事だし、コンサルみたいな働きもできるのですが、日本のメディアは政治家を無能に描きすぎ、一見無能に見える政治家たちをもっと実力が伝わるように評価を出してほしいものです。

或いは政治家や官僚が無能に見えるのは、その職務に能力限界だして働いているからかもしれません。『日本教の社会学』で「空体語と実体語」という話がありましたが、理想論ばかり話して政治家を批判するだけのメディアは、3流スポーツ新聞と変わりません。

タブロイドですら、ちゃんと評価する選手は評価しているのに、政治は経済と軍事が絡むことからスポーツと違って適当な評論をしていても許されるものでないのに、まるでうるさ型のファンですよみたいな政治評論しかメディアが行わないのは、この国の癌です。

それでも、腐っても新聞だし雑誌で、ある程度内容は保障されているのに、其れすら読まない人が大量にいます。旧メディアには見向きもせず、WebのバイラルメディアやSNSで情報を得る層。これを嘆くのは簡単ですが、メディアの社会貢献と言う意味では、Web無料記事を超えるリーダビリティと利便性を持ったサービスを打ち出さねばならないと想います。

文化産業が不景気の煽りを食らって久しいですが、既得権益にしがみつくあまり、NetflixやHuluすら産めずに、活字文化もAmazon辺りにかっさらわれてしまいそう。dマガジンなんかもありますが、どうなることか。メディアの価値が落ちている今こそ、上に書いたような本格さを持った内容で、更にユーザビリティをもった本格派の報道メディアが生まれれば、評価も金もかっさらえるのでは。社会貢献のためのメディアそんな商機を想った日でした。

P.S.ちなみにSWエピソード7を視る予定は今のところないですw4は好きなんだけれど123が微妙だったもので。それでも同時代に生まれる神話になれば、いいなと想います。個人的には2015年の神話映画は『マッドマックス 怒りのデスロード』でした。
by wavesll | 2015-12-20 00:50 | 小噺 | Trackback | Comments(0)
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