去年覚えたライヴレストランの2016初、そして初Cotton Club。仕事始め帰りに家に直帰せず
COEDOとコラボしたコットンクラブレッドエールを飲みながら開演時間まで過ごしたのは、JTNC世代の新次元のドラム旗手、マーク・ジュリアナのアコースティック・カルテットを聴く為でした。
Mark Guiliana Jazz Quartet - "Long Branch"(soundcloud link)
Mark Guiliana drum solo with Jason Lindner's NOW vs. NOW
これがね、唖然とするほど良かった。彼女がかなり強くお薦めしてくれてチケットを取ったのですがマークジュリアナ、ぉおぉお!と声出るほど凄くて、途中から口あんぐり。魔法のような時間でした。
アコースティックという事で派手さがないかとも想ったのですが、まるで違う!本当に嬉しい驚きと言うか、本当に、人生でもトップクラスに驚かされたドラムでした。ドラムの仙道っていうか、イノベーションがヤバい。例えるならM1で今までまるでみなかったような新たなタイプの漫才スタイルをみたような創新性のあるドラムプレイ。斜め後方からライヴ中ほとんどずっとみていたけど、なんつーの、スティックの捻り方からシンバルの止め方から、絵になる。シンバルの振動までくっきりみれ、至上の時間を過ごせました。 ベースソロだけ珠に傷でしたが、本編ラストのアンサンブルなんて見事の一言。ピアノのシャイ・マエストロも輝きを放っていました。アンコールはマレットで。途中、手でシンバルを響かせる時もありました。
こんなドラム聴かされたら、耳の肥え方の次元が一段引き上げられてしまってちょっとやそっとじゃ響かなくなってしまいそうなくらい。でも観れたのは一生の財産になるくらい今まで見た全ライヴで一番驚かされたドラムプレイでした。
ハイハットをあんな音で鳴らすのが凄いよな、ビートミュージック、ありゃ。個人的にフィールドレコーディングを聞く楽しみは定型化されてないビートとして自然音を聴くことも大きいのですが、技能で自然を乗り越えた感があるドラムでした。マークジュリアナ、恐るべし。明日のブルーノートでのライヴを観られる方も、是非楽しみにされてください^^