日曜美術館、「巡る、触れる、感じる 井浦新 "にっぽん"美の旅2」。天保の改革の藝能の取り締まりから信州小布施へ逃れた北斎の
鳳凰と獅子や
男浪・女浪、青森に残る
三角の縄文土器や
天の岩笛も素晴らしかったですが、中でも心ひかれたのは大分・国東半島のケベス祭でした。
~奇祭・ケベス祭り~ ( 国選択無形文化財)
ケベスの由来も不明と言う謎多き奇祭。火の粉を浴びると無病息災らしいです。そのケベスの面は、まるでアステカやマヤの神の様。古代では日本はニフォンと発音されていたそうですが、正にこんな祭りでは、現在のヤマト王権とは違った日本を感じ取れる気がしました。
その後
鬼の背割りの後に訪れた国東半島に伝わる修正鬼会で使われる鬼の面の展覧会も、東南アジアから流入した念誦の波濤と葦原の中ツ国の邂逅が感ぜられ、その聖なる陽気に、少し体がカッカしました。いい番組でした。国東半島、行ってみたいなぁ。
2011天念寺修正鬼会