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レディメイドな採音、日常音のサンプリング iPhone着信音RAPとPACHINKO MACHINE MUSIC

先日書いた採音に於けるコンセプトとサウンド―Terje IsungsetとMatmosの日本版と言うか、アイデアが横溢した邦楽X2を今回はご紹介。

一つは【インタビュー】ウイグル自治区の女の子にコンビニバイトのシフトを奪われかけている俺のリアルな諸々についてで紹介された、

オオヤヨシツグ/着信音ラップ
c0002171_1922331.jpg彼はiPhoneで音楽を創っているらしく、この記事もいい感じでクズくて笑えたのですが、iPhoneの着信音でラップするというアイディア一発勝負な楽曲、とっても好みでした。

機材が無くてもアイディア一発勝負で音楽は創れる!なんてことでしょう。自分も、"フィールドレコーディング用の機材を買って自分も採音したいなぁ"なんて言ってる暇あったら行動行動、ですね。いやほんとに喝入れられましたよ。

ただ、こないだの記事と比べると、日本のこういうのって生活臭が凄いというか。Yosi Horikawaなんかは感じないのですが、この生活臭の正体は考える価値があるかもしれません。マトモスだって洗濯機なのになぁ。


そしてもう一つ。Wasabi TapesのBandcampで聴けるPACHINKO MACHINE MUSIC
by PACHINKO MACHINE MUSIC
c0002171_19261044.jpgWasabi Tapesは元々路地裏音楽戦争とか、Hi Hi Whoopeeの主宰をしていた人がやっているレーベルで、パチスロ店をフィールドレコーディングしただけに聴こえる音源なのですが、これがなかなかどうして、ノイズとして素晴らしい。Bandcampでかけると曲間に少し無音の空白が入るのですが、その感覚はLou Reed - Metal Machine Musicの聴取体験に似た感覚を味あわせられます。

銀杏BOYZの『光のなかに立っていてね』のリリース時に峯田が「生活の中のノイズ、パチンコ屋のようなノイズアルバムを作りたかった」と言っていましたが、多重にパチスロ台から発せられる音の洪水は、まさしくノイズですね。一時期Youtubeを多重に開いて「これが一番ヤバい多重ビートだw」とか嘯いていた自分の恥ずかしさを想いだすと共に、上に書いたiPhone着信音ラップと同じく、現代日本の音の日常が刻み込まれたレディメイド作品だなと想いました。

パチンコ屋の前を通ると、このパチスロ台全部からそれぞれ別のクラシックを発したらどんな音楽環境になるのだろうと妄想したりします。偶に銭湯でライヴイベントが行われますが、閑古鳥が鳴いてるパチスロ屋とかでそういう球殿DJイベントなんて開かないかななんて妄想、いかがでしょうかw?
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by wavesll | 2016-02-24 19:49 | 小ネタ | Comments(0)
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