Frank Ocean-Thinking About Youアルバムが出た時はハイプの様な盛り上がりだったし、いくらブラッシュアップされていると言っても2012年当時はR&Bはどうにも身体に馴染まなかった。しかし、不意に聴きたくなってYoutubeで聴いていたのがFrank Oceanの"Thinkin Bout You"であり、『Channel Orange』でした。
ただ、この1年辺りでR&Bが馴染むようになり、アルバムをTSUTAYAでレンタル。オーディオで聴いてみたところ、、あれ?そこまで物凄い感動があるわけではない…と言った感じだったのです。
しかし、CDを返却した後iTunesに取り込んだwav音源をラップトップで聴いてみると、、とてもいい。ベッドルームの中で横たわって聴くのにうってつけに感じるのはタナソーがthe sign magazineをやる前にやってたサイトで書いていた"Bedroom Chart"に長く載っていたからかもしれません。まぁ、長く載ってたのは音楽の良さもさることながら、全然更新されないサイトだったからですが…。
こうして聴くと、アルバム冒頭で初代プレステの起動音が鳴ってゲームがスタートしていくイントロに続いて2曲目が"Thinkin bout you". その後もカセットがカシャッと鳴る音など、SEによって少年時代が鏤められています。そしていつのまにかSEは消えて音楽のみでサウンドを聴かせ、最後のトラックでまたSEが効いて、ノスタルジックな音像の世界から現実へ還る。オーディオで聴いたときはSEがもっと多い方が好きだなーとか想っていたのですが、チープな再生環境で鳴らした時こそこのアルバムは真価を発揮するのでは…!と想ったり。
あと、15曲目『Pink Matter』の45秒あたり「魔人ブウ」って空耳れますw
このライヴ動画だと44秒あたり。
と想ったらほんとに魔人ブウって歌ってましたwこの盤に合わせたい酒は、霧島酒造が2014年にドロップした『本格焼酎 茜霧島(あかねきりしま)』を。
“香りを楽しむ芋焼酎”というコンセプトを掲げ、南国を思わせるような“フルーティーな香り”を特長とする商品に仕上げました。原料芋のタマアカネは高カロテンによる明るく色鮮やかなオレンジ色で、高カロテン種特有の柑橘系の香りがある焼酎を生み出します。酵母には、観賞用サツマイモ「花らんまん」の花から採取した弊社独自の「芋の花酵母」を使用し、タマアカネが持つ香りを最大限に引き出しています。「香り」「味わい」ともに、これまでの「霧島」ブランドの中で最もはなやかな芋焼酎
という茜霧島。香り立つ存在感が素晴らしく、味わいが舌から鼻から抜けていき、茜色のアルバムと共に多次元の刺激へ誘ってくれます。
本来少年時代はアルコールは飲まないものですが、微睡みの中で聴く『Channel Orange』の儚い美しさは絶品です。私は酒屋で入手しましたが、
Amazonにもあるようです。(酒屋でも3000円だったので、その辺りが相場なのかな?)映画『インターステラー』で描かれた時間次元の移動のような郷愁を新しいサウンド・新しい焼酎で味わうのも一興、お薦めです。