The King Of Limbs Live In The Studio
KAMIKAZE (1982) L.A. SPINETTA
午睡から夕刻へ向かう明度の中で、レディオヘッドやスピネッタをかける。
ロックが枯れて瓦解していく痕に起きる、空間を満たす音楽としての落ち着いたBGMとしてのスペクタクルがある気がする。
夏の力が高まっていく頃合いに、醒ます音。覚ます音。冷ます音。
普段遣いの音としてこれらが鳴っているのは、両耳が解放されていく、そんなNuevo viento. どこか隔絶している原野にいるような、都市の日々を過ごすのに合う、今2016年に聴きたい音楽だと感じた。