Murmurs
by Rik Rue & Shane Fahey(bandcamp link)
Art into Lifeに1950年シドニーで生まれ、15歳で環境音に興味を持ち独自のサウンドスケープ作品の制作を開始したオーストラリアの主要実験作家の一人であるRik Rue。オリジナルは1986年にリリースされたレア音源[Murmurs]のCD-R復刻版。さまざまな海岸で採取した水の音をシンプルにテープ変調、ひたすら水の滴る音や波のサウンドが続く録音集。特に前半二曲の[Two Short Adventures in Water]は展開も見事な傑作。
と紹介されていたこちらの一枚、今Bandcampで聞いているのですが、室内を鍾乳洞化するような水音の魔術、これは夏の夜にぴったりですね。
で、丁度今三岳があったのでそれに合わせています。
三岳を知ったのは
大学時代フィールドワークで屋久島のエコツーリズムを調べたとき。その時は島でも入手が大変で、スーパーに朝並んで買ったものでした。ユースホステルで飲ませてもらった甕の三岳、美味かったなー。湧き水で割るのもOK。島の人は水のように飲むといいますが、確かにこんなにすきっと飲みやすい焼酎もそうそうないですよね。
その後生産体制が拡充され、今では普通に良く見かけるようになりました。嬉しい限り。
ちなみに
3年前再び屋久島に行ったとき、三岳を作っている酒造メーカーが出している愛子も注文して、その年の冬に届いたのですが、こちらも美味しかったですよ。でもまぁ三岳で十分美味しく、味は同じくらいでした。
この水音に浸りながら三岳を飲む。自室にいながらにして自然の中、深い内省の時を過ごしたような、永田の田舎浜で海亀の産卵をみるような、そんな宵を過ごせます。いい頃合いで帰り道に蛙と虫そして鳥の声。梅雨が過ぎたら、夏ですね。