都知事選の金で何が買えるか

昔、拙い分析ですが死刑のコストを計算しようとしたことがありまして。今回もそういう話です。

ホテル竜宮城くらいの額だと実感しやすいけれど、都知事選の50億だとその無駄遣い度合いがわかりづらいなーと。村上龍『あの金で何が買えたか』じゃないけど、330円の松屋のカレーを3食365日間何人に提供できるかをGoogleに計算させると5,000,000,000/330/3/365=13,837。一方、熊本地震で未だ6400人が避難所におられるそうですがその方たちを2年食べさせられる計算。巨額の金を"可視化"するって案外大切というか、この国では自分の払った税金の遣われ方があまり注視されないので、こういう工夫もいいのではと想ったりします。

レームダック化してしまって実質リーダーシップを発揮するのは難しくなってしまいましたが、50億かけて都知事ガチャを回すより、反省した舛添氏に改心した都政をさせた方が効率がいい気もします。

政治は実務力と権力闘争ですし、確かに民主党は拙すぎる面がありましたが、彼らにも改心し再チャレンジできる、成長させられるようなチャンスを与えられなかったものかなぁとも思います。まぁその為には膿を出すというか、炉心融解口止めのニュースといい、円高デフレ政策といい、猛省があってこその話だとは思いますが、日本の政治が成熟した姿になるためには政治家が打ちのめされた後に改心して成長することができるくらいの余裕が大事なのかな、とも。

今更ながら、舛添都政の2年間は都政関係者からどう評価されているのか、ご紹介という記事を鈴木けんぽう渋谷区議員が書いていますが、次の都知事選は単に金にクリーンで政治的に無能な人が選ばれないように、政策で戦ってほしいです。東京都の総生産は日本の1/5を占めますから、どう運営するかは日本全体に影響します。石原の馬鹿のように領土問題に火付けを行う輩も過去にいたし。本来は選挙の度に現職はこういう成績表がWebに掲示されるといいのになぁと思います。その意味でもマニフェストへの信頼を破壊させた民主党の連中は、残念だったなぁとは思います…再チャレンジという意味では安倍さんは一期目はメディアに倒されましたが、リフレ政策を勉強してひっさげ返り咲き、二期目ではメディアをコントロール下に置くなどしたたかになりましたね。経験値を積むと人間超回復するものだなと思います。敗者復活には敵失の運が必要のよう。

参院選では憲法は最大争点ではあると思いながらも、いかにリベラル派らしい経済政策が出てくるかを私は期待してしまいます。日本の革新派が読み間違えているのは、舛添さんもそうですが、権威に頼りすぎるきらいがあるところ。「誰それがこう言ってる」とかで主張しがち。保守派は権威には適当に扱うというか、実利と相手の迫力で動きますから、いかに利益を生み出せるかというのを主張するか、「これは変えるより、こんな価値を生み出しているのでこうブラッシュアップしたほうがいい」みたいな実利に訴える主張をしたほうがいいとは思いますね。

cf. 『スッキリ!!』で宇野常寛が舛添報道を「イジメエンタテインメント」と正論の批判で、加藤浩次が凍りついた(LITERA)
by wavesll | 2016-06-18 07:05 | 小ネタ | Trackback | Comments(0)
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