INU - 牛若丸なめとったらどついたるぞ! 1/2
INU - 牛若丸なめとったらどついたるぞ! 2/2
INU、今までちゃんと聴いたことがなくて。町田町蔵は執筆活動や『G戦場ヘヴンズドア』等から寧ろアプローチしていったのですが、ふと検索すると
Youtubeに『飯喰うな!』があって。そこのコメント欄からこのLIVE盤をみつけて。
聴きやすくてちょっとユーモラスな、ナゴム的なパンクだった
『飯喰うな!』よりもかなりハードコアな音で、ノイジーな域まで行っていてかなり好音でした。特に
B面の初っ端の「ガセネタ」という曲ではノイジー・パンクサウンドに乗せてポエトリーリーディングというか詩叫びが入って、
エレファントカシマシ「ガストロンジャー」の祖先を思わせる音楽体験で非常にそそられました。
自分もこの1年で
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と上の世代の日本のロックを聴いてきて、それまで日本のロックは90s末の辺りが最強と想っていた感覚がいい意味で相対化されたというか。
逆に90年代のロックは当時の自分の青臭さを想いだしたり、00s、10sの邦ロックにも乗り切れない時に逆に上の世代の邦ロックが怪しい闇鍋感も手伝って面白く聴けたりしています。そういえば
はちみつぱいの今年のライヴ盤も良かった。洋楽に比べ日本のリスナーは過去の音源を聴かないなんて話もありますが、"J-POP以前の非歌謡曲"もDig甲斐があるなぁと想った次第です。
さて、そんな気持ちにさせてくれた、上にあげた日本のロック・クラシックスの中では最も若さを感じさせる
『牛若丸なめとったらどついたるぞ!』に合わせるとしたら、最近嵌ってる
ウィルキンソンのドライコーラを。
私はウィルキンソンは瓶の辛口ジンジャーエールがとても好きで。それだけにペットボトルのジンジャーエールの甘ったるさには閉口し、このドライコーラも発売されてから長らく買わなかったのですが、飲んでみると驚き。何と全く甘くないのです。というかパッケージに無糖と書いてありました。コーラの香りづけがされた炭酸水で。これはかなりイケます。
『牛若丸なめとったらどついたるぞ!』の尖ンがったサウンドにはこの辛口COLAは良く合います。INU結成時町田町蔵は弱冠17歳だったそうですが、彼はコーラでなくウィスキーストレートとか飲んでそうだけどwでも当時の彼にこれ飲ませても気に入るのではないかというような味蕾の刺激でした◎