緋色の豊饒 Chance the Rapper- Coloring Book (Chance 3) X 秋味 第80回酒と小皿と音楽婚礼

Chance the Rapper- Coloring Book (Chance 3) [Full Album]


c0002171_20183963.jpgこのアルバムが発表されたのは今年の初夏のこと。
初めて聞いたときは「ヒップホップにゴスペルを入れてるのが面白いなー」と思い、是非ともこの企画で取り上げたいと思ったのですが、このアルバムには普遍的な偉大さを感じて、中々それに見合う酒がなく想い出すように何回も聞き返して、晩春、初夏、夏、晩夏、初秋を過ごしてきました。

そして秋が深まるにつれて聴く機会が増えてきたというか。このアルバムのあったかさは今日みたいな暑いくらいの日にも肌寒くなってきても気持ちよさがフィットしてくるような気がします。

そんなこんなでいつ記事を書こうか伺っていたのですが、漸く「これは釣り合う」と想った麦酒が最近コンビニでみかけなくなってきて(苦笑 そこで ”ええぃ、天高く馬肥ゆるこの空にあってるし、今日ULしちまえ”という訳で今書いていますw

というわけで、画像で丸わかりなのですがwこの盤に合わせたい酒はKIRINの秋味です。

麦芽が通常の1.3倍だからこそのふくよかなコクが本当に美味しい。個人的にはグラスに垂直に注いで泡をたっぷり立てて、苦味をまろやかにして飲むのが旨いなと思います。今年は麦芽を通常の1.5倍使った「堪能」というさらに上のクラスの商品が小瓶で出ているのですが、アルコールのパーセンテージや風味のバランスからか通常の秋味の方が美味しく感じました。この秋味の円やかな充実っぷりは『Coloring Book』を舌の上で具現化するのだと想います。

ゴスペル・ラップというジャンル自体聴くの初めてで新鮮味もあったのだけれども、こうして発表から5か月がたっても聞き返しているのはFrank Ocean / Channel Orange並のスルメ名盤という証だと思うし、今のところ2016年のBest Albumはこの作品だと感じています。雲烟飛動なトラックメイキングだけでなく、フックのある節回しと言い声の魅力と言い総合力が満ち満ちている感じ。深まる秋に、ふくよかな音楽と麦酒を。良き日々を◎

cf.
とにかく語らせてくれ! Chance The Rapper『Coloring Book』がヤバ過ぎる 10 の理由(音楽的、音楽論的)

レーベル契約なし、フィジカルなし。なのに全米第8位の偉業 次世代シカゴの未来をカラフルに彩る新たなピーター・パン物語 / シカゴの若きリーダーが示した、ゴスペルの現在地 (sign magazine)
渡辺志保 カニエ・ウェスト『The Life of Pablo』徹底解説(miyearnZZ Labo)
by wavesll | 2016-10-06 20:27 | La Musique Mariage | Trackback | Comments(0)
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