Mumford & Sons - Babel
Mumford And Sons - Babel (FULL ALBUM Track2~)
Mumford & Sonsのこのアルバム、欧米では当時大ヒットを飛ばした若手の一大スターだったのですが、どうも自分は当時はハイプに感じたり「どうせ女子受けだろ」とか軽く見ていて、実際にサウンドを聴いても古い感じが当時はして面白くないなと聴きこむことはありませんでした。
ただ、あれから時が経って、世間の騒ぎが遠くなってから想い返すとあのカントリーやブルーグラスなフォークロックサウンドは寧ろ音楽的刺激があるかもしれない、そして単純に聴いていて気持ちいいかもしれない、と聴いてみるとやっぱりいいなとw
やっぱり流行するだけありますね。そして流行りだけでないエヴァーグリーンな魅力もある名盤だなと感じました。そして逆に最新のMumford & Sonsのアルバムはこの個性を失ってしまったように思えてしまって。本当にリスナーって我儘な存在ですね(苦笑
そんな2013年の名盤『Babel』をさらに引き立てるのが芋焼酎、
明るい農村。特に赤芋仕込みが美味しくて◎
この香り立つ馨しさが英米の土の香りのするアコースティックな音楽を気鋭の感覚で顕した『Babel』に匂いを与えていて。田舎くさいというより寧ろ都市農園的な洒落た感触を舌と鼻から多次元に具現化してくれる感覚があります。
『温故知新』や『維新』といった言葉が思い浮かぶ、"良いものはいい、そして常に革新が伝統を生かす"感覚をを教えてくれる組み合わせだと想います。洋楽に焼酎というと意外かもしれませんが、洒落た味わいを呉れますよ◎
P.S.
今このアルバムが響くというのは、自分自身の感性がEDMの受容やオールディーズの良さへの回帰から穏やかで強いメロディーを求める方向に行っていることと、楽曲のBPMが丁度ここら辺が心地いい音楽潮流の中にいるからかもしれません。
Chance the Rapper- Coloring Bookや
Noname - Telefone好きな人に、もし当時聞いてなかったら(聴いてても)今お薦めしたい一枚になりました。
cf.
第55回酒と小皿と音楽婚礼 Frank Ocean / Channel Orange と茜霧島。ベッドルームに横たわるありし日の耀き