JTNC時代のニュアンスはバナナマン的?-TAMTAM インストアライヴ@新宿タワレコに揺らされて

TAMTAMのインストアライヴへ新宿へ観に行きました。
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かなり好き、このバンド。エレキドラムとクリック音のビートが気持ちいい。普段は普通のドラムだそうだけれども、Jpopさとインディーさが一番気持ちのよい塩梅。最近見た邦楽のインストアライヴでは一番好きでした。音もでかくてちょっとしたライヴハウスみたいで良かった!

このバンドに興味を持ったのはニューアルバムのジャケットがなんか気になったところからでした。

TAMTAM - 『NEWPOESY』 全曲試聴 Album Trailer


そこから興味をもって、検索したらCINRAの記事
メジャーが一定の方向でクオリティーを上げていくことを求めるのに対して、バンド的には「新しかったり、面白いことをちゃんとやりたい」っていうのがあったんです。(アフィ)
というインタビューをみて、これはみたいなと。

歌が気持ちいいんだけど何か飛び道具的なモノが欲しいなと思ってたらトランペットが。このクオリティでサウンドつくれたら突き抜けるメロや過剰さが一曲あったら大ブレイクしそう。
と想っていたのですが、今家に帰ってYoutube検索したら、音源でもかなり面白いことやってて、これは素晴らしいぞと。

TAMTAM - コーヒーピープル (Official Video)


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そして改めて前述のCINRA.Netのインタビュー記事、再出発するTAMTAMに、時代は味方する。移籍を経た2年間を語るを読んで、色々腑に落ちたところでした。

私自身この夏から秋にかけて
ミツメ&fox capture plan live at Handmade In Japan Fes' 2016 初日
Yasei Collective live at Bluenote Jazz Festival & LHRの御2人
WONK インストアライヴ at TOWER RECORDS Shibuya
jahguidance インストアライヴ at 渋谷タワーレコード
とJAZZ/ELECTRO/CITY POP/ROCKのマージナルな領域な日本のバンドを聴いてきて、それ以前にここ数年Robert GrasperやThe Internet、或はBrainfeeder等を好んで聞いてきたところがあって。

だからTAMTAMのお二人のインタビューからジャズ/エレクトロな辺り(BADBADNOTGOODやエレクトリックマイルス)、或はThe InternetやHiatus Kaiyoteなんて名前がもろに出てくると、1リスナーとしての共通した水を感じました。

と共に、ここら辺の超広義のJazz The New Chapterな辺りのバンドの雨後の筍感はこの分野がレッドオーシャンになりつつあり、単にここら辺の感覚を輸入するだけでは差別化できなくて、プラスアルファを競う情勢になって来るのではと勝手に震撼しつつあります。(単に私がこれ系のイベントに行き過ぎているからかもしれないけれど)

その上でTAMTAMの武器になるのはそのポップ・センスだと感じました。アンサンブルの確かさの上にメロの強さが鬼に金棒になっている気がして。いい意味でコア・シーンよりJ-POP寄りなのが差別化になってると感じました。

さて、タイトルに掲げた"バナナマン的ニュアンス"wこれを説明したいのですが、どう伝えたものか…The Internet / Ego Deathに顕著ですが、完全に洋楽の中の"ホット"な感じって、起伏のあるメロディーよりもいかにメロディーを抑えつつ蠢かすかみたいな感じになってると感じるのです。寧ろメロディーが強いのはクサメロ扱いというか、そっち系はEDMに振り切れてしまっているというか。

先人の強い美メロ感覚を明石家さんまの笑いの強度だとしたら、今のあくまで衝動にはいかずにやらずぼったくりな感覚を保ったままじわりと興奮させる笑いはバナナマンな時代感覚だと思って。←これ、思いついたときは閃いた!と思ったのですが全然伝わらないかも><なんか最近流行りの音楽の感覚はバナナマン的な気がするんです。

前提として経済的低迷から派手なものや"カッコ良すぎるモノ"が寧ろウケないというものが時代のモードとしてあると想います。星野源が伸びているのもそのリアル感からな気もしますし。

突出しすぎないことで露出が最大化されるという時代のスウィートスポット探しは音楽界にも来ているはずで。勿論、TAMTAMも"売らんかな"と思ってたらビクターを出ることもなかっただろうし、自らの最高の地点を追求するのが最高の方策だと想うのですが、なんか最近の私のインストアライヴ体験がJTNCな感覚ばかりで軽く食傷気味だったのもあっていらぬ御世話を考えてしまいました。

設楽と日村というプレーイングマネージャーと飛び道具のバランス感覚を美味い事音楽に例えようとしたのですがそこまでやるとクドイしそもそもの見立てがアレな感もありますが、今の時代の中でマスな需要がバナナマン的な感触に来ている感はあるのかなーなんて最近考えていたところでした。

差別化を狙って過剰で奇抜なことをいうわけではないけれど自然と選ばれてしまう彼らは明石家さんま的笑いに浸っていた人間からするとつかみどころがないのですが、ノームコアでありながら異能というか、一つの時代感覚を顕している気がしている象徴で。それは音楽のバイブスにも共振しつつあると最近感じていた處でした。

cf.
(失っていたとみられた)ゼロ年代邦楽ベストと現在の都市インディー

by wavesll | 2016-10-20 23:56 | Sound Gem | Trackback | Comments(0)
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