ボリビア・スクレの聖女 X Tyondai Braxton / Central Market 第21回音の貝合わせ

近年、ウユニ塩湖ですっかり有名になったボリビア。
私もボリビア旅行をするとしたらウユニ塩湖は外せない處ですが、もし余裕があれば是非行ってみたいところがありまして。

それが世界遺産の街、スクレ。
此処にはこんなラメ色の聖女像がいるのです。

c0002171_131291.jpg


ボリビアというと世界史的な価値から言えばポトシ銀山が挙げられます。

現在もポトシでは採掘が行われており、何と内部のツアーも開催されているそうです。

これは先日取り上げた武甲山:平成28年―昭和32年 X 笹久保伸 『秩父遥拝』 第19回音の貝合わせにも通じるというか、産業遺産となっている山の侘しさ。ポトシではさらに劣悪な労働環境もあると聞き苦みが増しますが、ここから出た銀によって世界のパワーバランスが変わったという意味で人類史に大きな意味をもたらした山といえるでしょう。

そして、このポトシの産出物を管理するための街がスクレだったのです。ボリビアの富が集まる憲法上の首都。その象徴がグアダルーペという名のビルヘン(聖母)。個人的には東千仏洞石窟の女神 観音の曼荼羅ルーヴルの『プシュケとアモール』に匹敵する死ぬ前に逢ってみたい女性像。人々の数多の想いが結晶化した歴史の花、一度謁見したいものです。

このVirgenには、Tyondai Braxtonのソロデヴュー作『Central Market』のきらめきが似合います。



特にUffe's WoodshopPlatinum Rowsの燦然と輝く23世紀のクラシックのような魅力には出た当時すっかり心奪われてしまいました。

誰もが平等に幸せを感じれる底が高い社会が理想郷だと想いながらも集積した富や才能の高みに心奪われてしまう。人はパンのみに生きるにあらず。とはいえ今も過酷な鉱山労働を強いられるポトシの人達を想うと胸に苦み。数百年経っても精神的な高みへ行けぬ人の世。

美が美だけでなく地上の力にならんことを願います。空気の振動と光の遠感覚が未来へ希望の矢を飛ばさんことを。人にはパンも必要だけれども、藝術によって社会意識によるパンの需給を美しく成り立たせる切っ掛けに。

cf.
Close to You ― 今一生著 『社会企業家に学べ』

伯剌西爾の黄金の教会に於ける黒人のマリア像 + Sonatas del Rosario 第11回音の貝合わせ
マネー・ワールド 資本主義の未来 第3集 巨大格差 その果てに
by wavesll | 2016-10-25 02:29 | La Musique Mariage | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://kamomelog.exblog.jp/tb/26089607
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
<< DAOKO / ダイスキ wi... 和田永のエレクトロニコス・ファ... >>