マスメディアのハレとケ。/TVのバラエティを叩くより報道検証企画を求めたい。

Television - Marquee Moon


僕が嫌いなナイナイ岡村さんの話(キングコング西野 オフィシャルダイアリー)がTwitterで盛り上がり、それに釣られて久方ぶりにみてしまいました、めちゃイケ。

『君の名は』のパロで岡村と西野が生活を入れ替わるという企画。

岡村と西野は仲をこじらせていたのですが、西野が騒動の発端となったオールナイトニッポンの打ち合わせに行って岡村が膨大なハガキを自分で一枚一枚選んでいるのを知ったり、岡村が西野の絵本製作への熱意を知って、西野がひな壇を拒否したのはお笑いで生きる道を真剣に考えているからと知ったり。

岡村は西野が寧ろ絵本とかを通して普段お笑いに触れない人たちへリーチし人を巻き込みたいとの思いがあることを知り、西野も岡村の不器用な愛情を知り。互いの事情・心情を理解していくさまが描かれました。

個人的には"対立する犬猿が互いの立場を入れ替えるロールプレイ"ってとても好いなと想って。最近自分もすっかりオッサンになりつつあり、若い子の気持ちを忘れて蔑ろにしているかもしれないと想ったり、逆にお年寄りの気持ちを想像できてないのだろうなぁと想っていたもので。

こういうのって頭で考えるより体感した方が遥かに実際的な効能があると想うし、高齢者体験セットを使って老化後のカラダを体感したり、逆に地位を入れ替えることでお互いの心情理解が進みそうで。そういう研修をリンクアンドモチベーションとかが既に作ってそうですが。個人的にはウヨクの人とサヨクの人の生活が逆転した企画をみてみたいw

西野のブログで実際私自身久方ぶりにめちゃイケをみたし、彼の意図は成功していると想います。しかしながら西野の絵本は西野はあくまで原案・プロデュースで絵は別人が書いていることに触れなかったり、この企画自体大いなる内輪受けで、最後の濱口の笑う男だけだと笑いが足りないというか。西野は絵を描いてないことは公開しているのだからこの点でもう一回波風立てても良かったなぁ。ドキュメンタリー風の企画の割りに全体的にみんないい子で、制作側の意図に沿ってまとまってしまった感はありました。

とは言え、こういうネタフリに時間をかけたドキュメンタリーな企画はレギュラー回よりも断然面白いと想うし、めちゃイケの笑いに良くも悪くも真面目なところが出てて良い回でした。最近のTVバラエティはネットのツッコミに対応するために悪意やエクストリームの面白さを追求しすぎているからめちゃイケのまっすぐな笑いは寧ろ暖かくていいかも。(子供にも見せられる熱血な面白さという意味で沸騰ワード10なんかもいいかなと想います。バナナマンが一番活きているのはそんなバカなマンだと想うけれど)

自分は移り気な人間で、毎回代り映えのない番組にはすぐに飽きてしまって。次の刺激をすぐに求めてしまうというか。好きなTV番組もクレイジージャーニーであったりぶら美であったり。毎回違いがわかる番組しかみてなくて。家、ついていってイイですか?は偶に見るけれどYouは何しに日本へ?もこれ系の企画が飽和した今は最近はみなくなってきています。極論するとTVはすべてSP企画でやって欲しい、レギュラーコーナーの"ケ"でなく"ハレ"をTVには求めてしまうのが本音です。

とは言え現実的にそういうスマッシュヒットなSP企画がポンポン出てくるわけでもなく、決まったスキームで数字を獲って事業を営むのはとても大事なこと。

先刻書いたMichael Naura Quintetの記事の流れでInterFmのJazz ain't Jazzを久々に聴きまして。 クラブジャズの色気が過剰に感じて最近聴いてなかったのですが、沖野さんの選曲は相変わらずいかしていてかなり愉しませていただきました。事業というのは続けることが価値。私みたいな移り気な客ではなく、作り手を支えるのは常連だなと改めて感じたところでもありました。

ちょっと話はズレますが、ラジオだと聴取率調査週間をスペシャルウィークといって特別企画をやったりもするのですが、寧ろ普段の"ケ"の企画で数字を採らないと意味はないのでは?と想ったり。時計代わりにながら聴きしている人も多そうなラジオの方が先に完全オンデマンド化され、TVは未だに円盤販売に邁進するのは権利関係の煩雑さもあるのでしょうが、製作費が段違いだというのもありそう。

実際、華やかにみえるマスコミの内実はかなりのブラックな労働環境だと聴きます。メディアで働いている人は相当ハードにそして地道に仕事をしていて、業務改善の余裕とかない、或いはその努力はすでにしているのでしょう。それに私自身かなりのTVっ子でHDレコーダーを使っていると日常生活ではTV漬けになるような生活を送って楽しく(1.4倍速で)TV番組をみているので、バラエティ・教養番組はかなり面白いのがBS含めるとありすぎるくらいに感じます。

それに対し音楽番組は良いミュージシャンの発掘機能がロックフェスやDOMMUNE以下だなぁと。これは芸能事務所の営業力が強すぎるのが原因でおあり"センスがないせいでメジャーがしっかり衰退してるじゃないか"と嗤う他イマは無いのかもなぁと。地上波でミュージシャンが一番楽しそうなのは綾小路翔と森山直太朗ののトーク番組のスジガネーゼだしなぁ。

もっと言えば娯楽に関しては別にあればあるだけいいけれど、なくても致命的なものではないし、今はネットもあるのでマスメディアが消えてもマイペンライなのですが、明確に指摘しなければならないのは報道番組で。日本の、特にTVの報道番組の質の低さは酷すぎだと言わざるを得ません。

朝夕の芸能ニュースばっかり流している芥のようなニュースバラエティは論外として、NHKも最近は悪い意味でポップに迎合してきているし、結構いいなとテレ東のモーサテとかみているのですが毎日株価予想外しすぎw何のための有識者なのかとw

それに関しては"その情報を得た上で皆が動くから"と言えるかもだけれども、政治家の発言だとかどの新聞がどの政策を支持したとかお互いがもっと監視・指摘しあえばいいのにメディアは何故"情報/考察の正しさ"が検証されないのかと想います。あまりにゆるふわすぎるというか。

メディアとか広告もそうですが、こういうラフさ、以前はそのいい加減さが好きだったのだけれども。逆に電車とかはもっとラフになったほうが社会が緩くなっていいと想うのだけれども。最近は「みんな下らない芸能ニュースには怒り心頭で突撃する癖に本当に真面目に抗議しなければならない政治等の硬い報道の質には触れないっていうのは何故だろか」と想ってしまいます。

一番の怠慢はニュースバラエティの「レギュラーコメンテーター」と言う謎のポジション。ニュース番組はアンカーがいれば成り立つし、本来コメントや解説を求めるとしたらその道の専門家をゲストに招くのが王道だと想うのですが、それをサボってレギュラーコメンテーターなる半分トーシロにコメントさせるのが酷い。その点、「教えてわかる人」と言ってた頃の知りたがり!は良かったのですが。

報道ではTVと比べれば新聞はまだきちんとしているように感じるし、ニュースと映像って尺を採るので相性が悪いのではとも想うのですが、公共放送の意義としてもNHKBS1でや世界のニュースの翻訳報道番組と国内ニュースを組み合わせて24時間のニュースchをやってくれないかと。

逆に映像のないラジオなんかだと結構突っ込んだ内容のあります。ザ・ボイス荻上チキSession22をブレンドして自分の中でバランスとってたりしてます。ラジオのニュースバラエティ位の人数の少なさと一つのニュースにかける時間があるとレギュラーコメンテーターも活きるなぁ。TVのコメンテーターの問題はタレントの手遊び的な浅い意見しか喋ってないことかもしれません。

現実にメディアの自浄努力を考えると(これは自爆/自縛案件ではあるかもしれませんが)年の瀬に「あの時アイツはこう言ってたSP」とかをやるといいのでは。現状コレをやれる胆力があるのは文春くらいしか思いつきませんが。今イメージダウンしてるフライデー辺りに政治家・評論家・新聞・TVの発言の検証企画、やってほしいなぁ。もしくはDeNAに。

DeNAやリクルート、サイバーエージェント等いわゆる"キュレーションメディア"をやってる会社って金を書けずに他媒体の褌で記事作って取材費浮かしてるので、ならばこの"有識者発言検証企画"、図書館とTVウォッチャーさえいれば出来るから今年は無理でも来年末位にやってくれんかなーと想うのです。

とは言ってもメディアで飯食ってる人にとっては鬼門過ぎる企画だし、こういうのは2ch辺りで年末の祭り企画的に行ったりして2chまとめサイトで拡散するか、「お前がやれ」と言われる案件かもしれませんね。

cf.
クロスオーナーシップ (メディア)(wikipedia)

家事をしながらRadiko Time Freeで聴きたい音楽番組 +Alpha
by wavesll | 2016-12-11 01:39 | 小噺 | Comments(0)
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