中目黒のイルミネーション、『NAKAMEGURO JEWEL DOME 2016』を観にいきました。
真っ直ぐに寄り添いながら金色の道が目黒川に伸びていくのは観ていて心持ちが好いもので。Xmas具合が12%~23%くらいにはなってきました。
ここ数年街の空気はハロウィンの方が盛んで、イマイチXmasの高揚がないような気もしますが、クリスマスソングが流れ電飾が灯り始めると、徐々に年の瀬になってきたのだなぁと、寒冷になっていく日々に想います。
Xmasというとキリストの誕生日というイメージがありますが本来の誕生日とされる日は別らしく、何でも12月25日は「イエスの生誕を記念する日」とのこと。バブリーな"恋人たちの夜"として消費されてきた日本でも、オーセンティックな"聖夜"として慈愛のある日になっていけばいいなぁ。
今年のミュージックソンは斉藤由貴がパーソナリティ だとか。
入江陽 - おひっこし (Lyric Video)
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Bon Iver-22 A Million Full Album
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それとは別に今年は"聖歌"が鳴り響いた一年でした。
Chance The Rapper とKanye Westが"ゴスペル・ラップ"を創り上げたのも達成点でしたが、個人的には九月にドロップされた
Bon Iver 『22 a million』 は個人的は下半期のかなり大きな一枚になりました。
これまで私はBon Iverにはピンとこなかったのですが此の"ベースミュージック化した聖歌"ともいうべきアルバムには撃ち抜かれて。過去作も聴き漁っているところです。
そしてタワレコでキラートラックとして紹介されていた
10 d E A T h b R E a s T ⚄ ⚄ を聴いた時"こっれは凄いぞ"と想いながらも"でも入江陽の
おひっこし も同じくらいの衝撃だったな!"と感じたのでした。
2015年の個人的ベスト・ソングに選んだ 入江さんの
やけど [feat. OMSB (SIMI LAB)] を含む名盤『仕事』に続き、2016年もやってくれました。バークリーのジャズ作曲科を中退して去年日本に帰ってきたTeppei Kakudaのドープなトラックに乗せて先端歌謡が唄われているのがすっごく好くて。
この『SF』は大谷能生プロデュースによる『仕事』からするとかなり緩めに感じたのですが、
ele-kingのインタヴューだとそれは狙ったものだそう。 ある意味、期待していた
『SF』 の音像は『22 A Million』だったかもしれません。その上でインタヴューを読むと次の一手が気になる。同インタヴュー中にライヴ盤の話が出ていて。
3月の新宿タワレコのインストアライヴ でのJAZZな『わがまま』が物凄く好きな人間としては是非ともライヴ・アレンジ・アルバム出してほしいなぁ。自分の中ではceroと入江陽は今の邦楽のブラックミュージック系というかD'angelo-J Dillaから伸びた枝では2トップな感◎来年からの動きも楽しみな限り★★★★★
cf.
◆cero MODERN STEPS TOUR at Tokyo Studio Coast ◆入江陽インストアライヴ@渋谷タワレコ & 『仕事』 ― 今最も優れたポップスとして街の営みに寄り添う音 ◆新世紀リズム歌謡伝──入江陽、インタヴュー(ele-king) ◆緋色の豊饒 Chance the Rapper- Coloring Book (Chance 3) X 秋味 第80回酒と小皿と音楽婚礼