正月二日目は気を抜いてたらぐっすりと寝正月やっちまいました。正月睡眠のお供だったのは雅楽でした。
武満 徹:秋庭歌一具**♪武満徹:秋庭歌 一具 / 東京楽所(伶楽舎)ノヴェンバー・ステップス等で名高い日本の現代音楽の巨匠、武満徹さんが本格的な雅楽を作曲していたことを年末のETVで知って。
この2本の映像、共に伶楽舎によるもので、上の演奏映像付きはノイズも乗っていたので、下の音楽のみのものもつけました。
現代的なセンスによって編まれた雅楽。なんと宮廷でも演奏されるという"本物の雅楽"でありながら、その調べは幽玄なる彼岸に霊魂が解き放たれるような美がありました。
夜半にあう音楽でもあり、白昼夢に視た幻のようでもありました。
クラシックが好きな人やエクスペリメンタルが好きな人、ドローンやエレクトロニカが好きな方にもお薦めできるような雅な音でした。
さて、夜の帳が下りた後聴きたくなるのが秋庭歌一具だとしたら、かたわれ時の前、日の時間に聴きたいのが
ヴェトナムの雅楽であるニャーニャック。KING RECRDS『ベトナム古都フエの雅楽(ニャーニャック)』は年末年始に代官山蔦屋書店で10枚1000円レンタルやってたので聴いたもの。ニャーニャックの他
ニャックレーという儀礼音楽も棚にあり、かなりよかったのでした。
Nhã Nhạc Cung Đình Huế - Lưu thủy Kim tiền Xuân phong Long hổ - Nhạc hòa tấu これがベトナムの雅楽:ニャーニャック。まったりとした味わいを愉しんでもらえたら幸いです。
2016年
香港、
四川、
奈良、
台北と旅し、Asiaの中の日本の姿をみた年でもありました。今年は
朔日のサントゥールを始めとしてもっと見聞の範囲を拡げ、Asia大陸・島嶼を識っていけたらいいなぁなんて想っております。中東の他、東南アジアもかなり魅力的。
一介の旅人として、風に狂えたら、こんな幸運なことはないかもしれない。その為にこの日本の地で、地道な働きをしていく所存です。