MOGA THE ¥5 20曲メドレー(コウモリ 11:22~)
Learn as if you will Live Forever, Live as if you will Die Tomorrow.
(永遠に生きるかのように学べ。明日死ぬかのように生きろ。) マハトマ・ガンディー
昨晩は高円寺ROOTSに前々から親交のある
Blue Staraightを観に行って。
ブルーストレートの前にやってた
大江戸三人衆げんこつのヘヴィな音も良かったし、この日でラストライヴだったアメリカに帰るイアンのドラムの太音に感動して。
タイトなライヴハウスで轟くロックはいい。この音一発で快い、アンプからの生々しい音が鳴らす速度は心臓と呼応する、そう感じて。
若い人の焦燥感は単純に細胞が溌溂としているからか、”生が短い"からかは分からないけれど、有り余る力を燃焼させたいと迸っているのは"死が近い感覚"があるからかもしれません。
生き永らえると、段々横断歩道も信号がチカチカしても走らずに"次まで待てばいいか"とゆったり余裕かましたり。そんな俺でもまた1から挑戦するような火の心をまだ持っているだろうか。
下手に他の分野で上手くなってしまうと恥をかくのを恐れ新しいことに挑むのは厭だと想ってしまうことも私はありました。
"何だって10000時間はやらないとモノにならない"なんて言葉がありますが、1日8時間使っても1250日、つまり4年はみっちりやらないと半端者なのは当然の事。
時代のせいにしたところで、或いは
悲観脳のせいにしたって、何も変わらない。今の自分は鍛錬が全然足りてない。ただ着々と試行錯誤を積み重ねることで、マハトマ・ガンディーの言葉のように生きることでしか根本は変わらない。
ロック轟音に当てられて荒野を旅する二度寝の夢をみた朝、青天をみながら"火のような心はまだ俺にあるだろうか"と想っていました。
焦燥感、"何もない兵の心"を一番感じる音楽が自分の中では冒頭にあげたMOGA THE ¥5の『コウモリ』で。
この楽曲は
『極東最前線』というコンピに入っていた曲で。向井秀徳が
TOKYO FREEZEで初めて念仏的なラップを披露したり、
サムライブルーで怒髪天が年を重ねた上での味が沁み込んだロックを素晴らしく鳴らしていたりするのですが、"火のような心"というと『コウモリ』を想起します。
歌詞を読んでも具体的なことは語られていないけれど、ただ衝動だけが刻まれていて。
MOGA THE ¥5は2011年に解散してしまいました。ただその衝動の最高速度は今でも何度でも再生される。
年を重ねて起こす火こそが真に凄い焔だと想いたい。
燃す生態系の事も慮りながら、心に火を絶やさないようにしたい。先ず一日に焔を。そして続けられる心と躰、関係性を。
Learn as if you will Live Forever,
Live as if you will Die Tomorrow.
悟ったようなことを言いたくなる、心にドライヴがかかるサウンドで炎柱を浴びました。