yMusic ーBrooklyn発、Indie Classicalの俊英

Eleven


Son Lux: Beautiful Mechanical (yMusic)


TwitterやMikikiで八木皓平さんが推しているのを見掛けた「インディー・クラシック」というジャンル。

Pitchfolkにも2012年にMaking Overtures: The Emergence of Indie Classicalという記事がありました。ポスト・クラシカルがエレクトロニカやポストロックに影響を受けたクラシック的音楽とするとインディークラシックはもっと明るいポップスやインディーロック的な音楽との融合とのこと。

今年に入って雑誌LATINAで取り上げられたりして、愈々ブレイクかと想っていた處に成田佳洋さんのTwitterで紹介されていたyMusicというIndie Classicalのコレクティヴが素晴らしくて(今はバンドの事をコレクティヴって言うのですね)。

yMusicはブルックリンを拠点に活動する、管弦6人によるチェンバー・アンサンブル。NYP(ニューヨーク・フィルハーモニック)のメンバーを中心に、それぞれが多彩なキャリアと活動範囲を誇るリサイタリスト/編曲家集団である。インディー・ロックやジャズに至るジャンルを越えた先鋭的アーティストたちとの共演も多く、<インディー・クラシック>シーンの中核として多方面から注目を集めている。2011年作『Beautiful Mechanical』、2014年作『Balance Problems』はともに、タイム・アウト・ニューヨークが選ぶ<クラシック・レコード・オブ・ザ・イヤー>の第一位に選出。グループとしての共演歴を挙げるだけでも、ベン・フォールズ、アノーニ(アントニー&ザ・ジョンソンズ)、スフィアン・スティーブンス、ダーティー・プロジェクターズ、ホセ・ゴンザレス、ボン・イヴェール、マイ・ブライテスト・ダイアモンド…といった人気アーティストとの録音、ツアーでの共演も多数。2016年にはNYの殿堂カーネギー・ホールでもコンサートを敢行、ソールドアウト。いまやNYの幅広い音楽シーンにおける最注目グループのひとつといっても過言ではない。(NRT)
という音楽集団。

yMusic - Music In Circles (Official Video)


ギターのカッティングのような弦の響かせ方がRadiohead / Burn The Witchを彷彿とさせます。ここ数年私自身の関心もクラシックというか、オーケストラやチェンバー・ミュージックへ行っていたのもあり、面白く聴けました。

実は数年前から「インディークラシック」というジャンル名は見掛けていたのですが、Tyondai Braxton / Central Marketとかも含まれるとか、一時期の邦楽の「シティポップ」みたいにかなりざっくりした括りなんだなと想っていました。

そこにyMusicを認識し、Indie Classicalの真打と言うか、まさに名は体を表すコレクティヴが存在するのだなと。

彼らはBen Foldsと組んでアルバムを出したり、或いはPaul Simonと共にフェスに出たり。現在のブルックリンの先端のグループと言うのも頷けます。

Spotifyでも2011年の盤『Beautiful Mechanical』と2013年の『Year of the Dragon』が聴けます。NRTから今出ている『First』Soundcloud上にある『Balance Problems』と合わせて楽しみたい。個人的にはアルバムだと『Beautiful Mechanical』が好きです。

ジャンルの壁を越えたクラシックとして先日オペラシティで聴いたSteve Reich 80th Anniversary『Tehillim』に心臓を撃ち抜かれたのですが、今また新しい流儀で奏でられるクラシカル音楽の潮流に今後とも耳を澄まして行きたいです。

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by wavesll | 2017-03-15 06:37 | Sound Gem | Trackback | Comments(0)
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