Videos of The GoldenCups 60sの本牧で生まれたバンド、ザ・ゴールデンカップス。
昨年の
はちみつぱいに続いてFujirockへ出る彼ら、丁度この春にたまたま聴いた
This Bad Girlのギターの出音の良さに惹かれて最近ずっと聴いていて。
The Golden Cups One More Timeという伝記フィルムでは日本のロック界の錚々たる面子がいかにカップスのメンバーがワルでカッコよかったかが語られていて。後半の再結成ライヴ動画をみると、60年代の方が音が溌溂としていて好きだなと。
ゴールデンカップスは当時事務所から不本意に歌謡曲を歌わされたそうですが、自作では本来はブルーズが本領だと。実際、
LSD Bluesなんか最高で。そして真価は海外のモノのカヴァーのギターワークな気がします。海外のロックを噛み砕くずば抜けた感性・嗜好そのものが魅力だったのではと。
G.S.の括りだったけれどその枠をはみ出す感性は寧ろ
幻惑のペルーヴィアン・ミュージックに取り上げたような世界的なサイケ・ガレージ・ムーヴメントの一つだったのではないかと想います。
動画群を流しながら飲んだのは黄金に水色の缶も鮮やかな
ドライプレミアム豊饒 ワールドホップセレクション 華麗な薫り ニュージーランド産モチュエカ使用。お中元用の限定醸造ですが、最近はコンビニでばら売りなんかもしているところがあったり。これ真面に美味しくて。スーパードライは炭酸水に劣る教信者だったのですが、前出てた金のドライプレミアムも美味だったし、コレなんか風味も最高でころっとやられてしまいました。
60s 70sのRockも最高だけれど、いいビールがつくられる時代に生まれて嬉しい限り。今はクラフトビール熱も上がり、消費者が行為で示せば時代の風も変わるのだと想います。生産者も消費者も文化の両輪、良い嗜好・感性が拡がっていく時代。私も横浜の片隅から個人メディアでそよ風でも発していけたら僥倖の限りです。
最後にゴールデンカップスの底知れなさをご紹介。
The Golden Cups-Live Album-1971の4:53辺りから始まる楽曲、フルートが生かしたジャズ・ロックな味わいのある曲で"こんな引き出しもあるのか"と軽くショックを受けました。
私の父は当時ゴールデンカップスのライヴをみたことがあるそうで。今でも本牧にはゴールデンカップという箱があるとか。酒を飲み交わしながらロックの話を親父といつかしてみたい。その時は風味豊かな麦酒をいきたい。