Miles Davis - Kind of Blueに一杯の水 第100回酒と小皿と音楽婚礼

Miles Davis - Kind of Blue - Full Album (Remastered 96kHz.24-Bit. 1080p HD)
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酔いしぐれ、まどろんだ未明に出された、一杯の水の美味しさというか。透き通って優美な響きがこの盤にはあります。

『カインド・オブ・ブルー』、この名盤中の名盤の良さが分かるようになってきたのは実はここ1,2年のことで。Smoothなんですよね、この盤。

マイルス33才の作。奇しくも私も今年で33才。表現者の年齢とリスナーの年齢の連関ってあるのではないか、心の振動数とでも言うか。そう感じます。

2014年の秋にAjicoについて似たようなことを書きました。そして2015年初から本企画を始めて。今回で100本目。時が経つと、積み重なっていくものなのだなぁと感じます。

時代という時間軸と、アーティストの年齢という時間軸が、レコードの変遷には刻まれていて。音楽を聴くことは時間を旅をすることと譬えられるような気がします。

"あの時代の精神"、"あの人はあの歳でどんな表現をしたか"。そしてその前後の流れ。過去/歴史を聴くことは、自分の現在地と未来への羅針盤でも在り得る。この優しい響きを夜明けに聴きながら、そんな感慨を抱きました。

旅の途中で一杯のチェイサーを飲んで、また時の海へ。航海の幸運を音楽で祈って。
by wavesll | 2017-06-30 04:26 | La Musique Mariage | Trackback | Comments(0)
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