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Telefon Tel Aviv & toe live at daikanyama UNIT

Telefon Tel Aviv - The Birds


Telefon Tel Aviv - Fahrenheit Fair Enough [Full Album]


代官山UNITへTelefon Tel Avivを観に行ってきました。

先ずTTAの前に演ったtoeがとても良くて。

生で初めて見たのですが、序盤の星降る森林のようなアコギが印象的で。そこからビルドアップしていきクエーサーを喚ぶようなダイナミズム。そして再び夜空の草原へ。

「TTAとは同じ町内な気がする」とのMCにTTAがIDMに留まらずエレクトロニカ、ポストロックといった広い領域に影響を及ぼしたことが想われました。

そしていよいよTelefon Tel Aviv!
私は1stの『Fahrenheit Fair Enough』が大好きな人間なので、"前日のDOMMUNEのようなバッキバキより揺蕩う感覚を味わいたい"と想っていたのですが、全くの杞憂で。

冒頭、ウユニの塩を踏み締めるような雪氷が砕ける如き音に引き込まれました。もうこの曲だけでも感銘が沁みて。

そこから山嶺へ、空宙へ、深海へ、林立するコンクリートへ。そして最早風、ワイエスの画に吹く荒風のような音、最終的には意味を越えた音の波濤へ。

白黒のLighting演出の色を失った世界はまるでピーク・エクスペリエンス/ゾーンで色彩が消えたかのような感覚をもたらしていました。結構歌モノもやってくれ、旋律の流れに少しアラブも感じました。生でバキバキを浴びると快かったけど、しいて言えばさらにアンビエントでも良かったかな。

ドローン、ノイズ。フォークトロニカ、或いはイスラム音楽までの音の廣さ、そして貫く硬質さが格好良かったです。ヨシュア・ユーステスは愛らしい人で最後のちょちょ切れもご愛敬。日本語を勉強しているそうで、客電がついてもアンコールの拍手を止めない観客たちに舞台に出てきて「モウ曲ガアリマセーン」と言う姿が可愛らしかったw

音響詩とでもいえばいいのか、画が起ち上がるような光闇が鳴った一夜でした。
by wavesll | 2017-09-21 00:21 | Sound Gem | Comments(0)
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