ハイ・センスの塊。無機物や風景に生命をみいだすような音が、バンド演奏で鳴らされるとは…!ギターの迸る様はこれ突き詰めたら
アートリンゼイクラスになりそうなくらい。
開演前は波音と音楽が鳴って。Shazamするとアンドリュース・シスターズの『せめて夢で』やSuzanne Cianiの『The Third Wave-Love In The Waves』等でした。
そしてスクリーンに映される4人の影。
一曲目は『いつか / どこか』。映像は
METAFIVEのように歌詞が小気味好く打ち込まれるものでした。
そこから『Drop』『Point of View Point』『Wataridori』等の代表曲ががんがん鳴らされて。映像はPVからのものや、
GROOVISIONSなもの。
音が、本当にかっこいい。コンクリート打ちっぱなしの様な、テクノロジーが生命を帯びるような音。小山田さんの歌声がどこかネオテニーさを感じさせ、炸裂するGutarが圧倒的に格好いい音像を鳴らして。
そして『Surfing on Mellow Waves pt 2』が白眉で、映される波の映像が自然の構造物、伽藍としてみえ、電子音のように響く海猫の声、天上に昇るような音にアセンション?しそうになりました。
そして『GUM』から『Star Fruits Surf Rider』からの『あなたがいるなら』。
『Star Fruits Surf Rider』ってこんなにいい曲だったんだって想いました。トロピカルに彩色されるフロアに快く歌が響いて。
そして『あなたがいるなら』。この唄が聴きたかった。ただ、ただ、憧れ、恋しい人への想いを沁みじみと綴った音楽。”あなたがいるならこのよはまだましだな”。
大切な人に出逢える奇跡。その温もりに感謝が湧きいずる、泉のような歌だなと感じました。
ENではアコギをもってラフな感覚でMCなどもあり(本編はMC無しでした)メンバー紹介を。キーボードの女性はバッファロードーターの人だったのですね。
最後は『E』がガツンと。やっぱりこの轟、カッコイイなと。上質なパフォーマンスを楽しんだ夜でした。
Set list
1. いつか / どこか
2. Helix / Spiral
3. Drop
4. Point Of View Point
5. Count Five or Six
6. I Hate Hate
7. Wataridori
8. The Spell of a Vanishing Loveliness
9. Tone Twilight Zone
10. Smoke
11. 未来の人へ
12. Surfing on Mellow Wave pt 2
13. 夢の中で
14. Beep It
15. Fit Song
16. Gum
17. Star Fruits Surf Rider
18. あなたがいるなら
EN
19. Breezin'
20. Chapter 8~Seashore And Horizon~
21. E