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『グーニーズ』が"家からゆける魔宮の伝説"で最高だった

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『The Goonies』をみました。
土地を取り立てられかけていて街を出なければならない主人公マイキーの家にはグーニーズ(間抜け団)の面々が。
屋根裏部屋に隠されていた海賊の宝の地図をみつけて。一方で悪名名高いフラテリーズ一家が脱獄し…というオープニング。

最初のグーニーズの悪ガキ達の悪戯をみていると「おいおい(汗 それやっちゃ迷惑になるじゃないか」と”あぁ、この映画は子供のうちに観ておかないと愉しみきれない奴なのかも…”と危惧したのですが、それは杞憂で。中盤以降のグイグイ引っ張る展開に心躍らされました。

”このワクワク感、インディージョーンズみたいだ”と想ったら製作総指揮はスピルバーグ。自分の地元での秘密基地感覚の探検から海賊の残したお宝へ、ワナを潜り抜けて怖い悪人に追いかけられながら最高の冒険を行う。手に汗握る感覚に”これ、TDRやUSJにアトラクションにして欲しい~!”と強く想いました。

『ゼロ・グラビティ』や『MADMAX怒りのデスロード』も最高のアトラクション・ムービーで、”もうこれを遊園地のアトラクションとして恒常展示してほしい”と想ったくらいでしたが、この『グーニーズ』も遊園地や或いは巨大室内プールでキャニオニング的なウォータースライダーと共に再現して呉れたら最高だなと。

今はディズニーランドでもフィルハーマジックで4Dxを駆使したりしてて、ノースポートモールのゲーセンのARゲーキャットストリートのGalaxyのVRアトラクションもそうですが、拡張現実がアトラクションになっていく流れがあると想います。それでもモンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク!”のように手触りが伝わるリッチな体験の強みが物理的なマテリアルにはあるなぁと。

藝大美術館「素心伝心ークローン文化財 失われた刻の再生」にてみた敦煌莫高窟 第57窟等のクローンもそうでしたが、空間も含めたミクストメディアなArtとして、遊園地や映画館はインスタレーションの最新系としてアトラクション的に発展していて。美術展も含めて”空間性”そして”双方向な運動性”がキーになるのではないか、なんて思ったりしました。

それにしても『グーニーズ』、こんなに夢の詰まった映画も中々ない。家から始まる冒険譚。子供心を刺激するプロットや演出は初期ドラゴンボールドラゴンボールや名探偵コナンの少年探偵団の原型がここにあるのだなぁと。いい映画をみました。

by wavesll | 2017-11-23 10:34 | 映画 | Comments(0)
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