いつも通り過ぎてしまい縁がなかった駒場東大前で下車し、
日本民藝館にて柚木沙弥郎展をみてきました。
日本の民藝品を中心としつつマリ、コートジボワール、ガボン等の仮面やコロンビアやペルーの土偶、朝鮮の螺鈿など全球的な品々が並び、それらが民藝という思想が貫かれ、多種多様なのに一つの哲学になっていて。
そして柚木さんの染色作品がまた縄文的というかプリミティブと現代のくらしが接続されて、本当に美しかった。
そして今日は第二土曜だったため旧柳宗悦邸である西館もみれて。日本家屋の古木の感触。柔らかさと堅さ。自由なのに雅さを感じるのはエレガンテでした。これは民藝の美、思想の顕在かもと想いました。
視野はグローバルに、けれど借り物ではなく確立された美意識の哲学・思想によって価値を編み創る姿に、本当に惚れ惚れする体験となりました。
こうしたテクノロジーとアートの学際的な分野は
落合陽一さんも展開していますが、技術的先端度ではこちらがさらに一歩先んじていると感じて。この分野、切磋琢磨でさらにわくわくが加速していく予感が湧いてくる素敵な展覧会でした。
柚木さんの展覧会は24日まで。山中研究室の展示は17日までとのこと。リサーチキャンパスは駒場キャンパスとはちょっと離れた場所なので、そこだけご注意を◎