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芋粥

芥川の小説に芋粥という短編があります。主人公の五位は芋粥を腹いっぱい食ってみたいという望みを持っていたのですが、いざ食えるようになると、すぐ胸いっぱいになって逃げ出してしまいます。彼は、人生の目標があっけなく達成されてしまうことに恐怖を感じたのだと思います。ずっとその目標は届かない目標のまま、神秘性にあこがれたままで人生を終わりたいとでも思っていたのでしょうか?

僕の人生においても芋粥のようなものはあります。例えば女性。素晴らしい彼女とつきあいたいなんて思うこともありますが、果たしてそれをやっちゃったら次ぎどーしようかなんて思うときもあります。例えばブログのエントリ。頭の中に描いていた壮大なプロットは書き出してみたら案外たいしたことなかったなんてことは結構あります。

それでも僕は、芋粥を腹いっぱい食べるべきだと思うんですね。そして次はもっと凄い夢を追いかければいいと思うんです。

「うまくできなそうだから」という理由で逃げずに今できる精一杯のことをやって今やりたいことをやるのが良いと思うんです。そうやって成長できると思うのです。

今の鴎庵の目標は、結構高いところにあると思います。それを達成するために、今できることをそろそろ始めようかと考えています。

と、いうようなことを書いたのは、入ゼミが終わって時間的に余裕ができたことと、今日友人から色々指摘を受けたことがあります。

ステージに上って来いというなら、駆け上がってやろうと思います。お前より客集めちゃうかもよw
by wavesll | 2006-04-11 02:26 | 私信 | Comments(0)
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