あえて今「個人ニュースサイト」をやる理由

最近、ニュースサイト論がまた盛り上がってきましたね。個人ニュースサイト新規参入者は、既存のサイトとの差別化を(ekken♂)とか後発のニュースサイトで差別化は可能か? (ひとりごと)とか。未だニュースサイト業界に新規参入してくる方は多いのでしょうか。

けれども、webで情報発信を考えている人にとって、今は多くの選択肢がある時代です。日記を書きたければmixiをすればいいし、blogでは何もニュースサイトでなく、自分で記事を書いてもいいわけですし、はてなブックマークを使えばニュース更新をすること自体可能です。

そんな中、鴎庵はまたニュース更新を始めました。このエントリでは、個人ニュースサイトに対する気持ちを書きたいなと思います。

なぜニュースから離れたか
青ひげノートさんもおっしゃられていますが、「更新のやりがい」を考えたとき、「情報を紹介すること」より「情報を紹介されること」の方が強い喜びを感じることができます。アクセス数も、反響も、そちらの方がダイレクトに伝わってきますし、「自分が作ったコンテンツ」というのはとりわけかわいいものです。

鴎庵は設立当初から「ニュース」「blog」「日記」の3本立てで運営しており、その時々によって比率を変えてきました。正直いえば、現状では「アクセスアップのためにニュースサイトをする」というのは機能していなくて、むしろ日記やblog記事の方がアクセスを集められていたので、自然とニュース更新から足が遠のいたというのがニュースから離れた理由です。
(まぁ「mixiにはまった」というのも結構大きな理由でしたが。)

なぜ再びニュース更新をするのか
その理由は2点あります。1つ目は、「単純に面白いから」。2つ目は「自分にとってぴったしのニュースサイトがないから」。

まず、ニュースサイト・あるいははてブ等でニュースのピックアップをした方ならわかると思いますが、ニュース更新って面白いんですよ。
TVや新聞には暗いニュースばかり載る世の中ですが、webの世界は面白く、わくわくさせられるニュースや真面目に考えさせられるニュースで毎日あふれかえっています。これらを観ているうちに、自分が何を見て、何を考えたのかのweblogを記したくなるのは自然なことだと思います。
また、自分が考えた記事を書くだけではなくて、そのバックグラウンドにある情報を閲覧者と共有できるのもニュースサイトの魅力です。ただ自分でblog記事を書くだけではなくて、その裏にある多量の情報も共有する。この両輪がweblogには必要なのではないかと常々思っていました。これが1つ目。

2つ目は、更に小さく2点に分かれます。1点目は「形式」。2点目は「ネタのチョイス」。

「形式」に関して。ネタの見せ方って色々あると思うんですけど、僕の場合はまずコメントをつけてほしかったんですね。どーいう風なところが面白いのかとか、コレを見て管理人はどう思ったのかとかを知りたかった。でも、結構コメントをつけないサイトさんって多かった。
そしてもう一つは「読みやすさ」。コメントの長さ、ネタの多さもそうですが、出来事。さんのようにアートワークが入っていると格段に読みやすいなと前から思っていました。だから、画像が使えないSBMは、使用対象から自然と外れました。

そしてもちろん「ネタのチョイス」のセンスが僕と完全にかぶっている人はいなかったので、僕自身を最大限に楽しませられるニュースサイターは僕しかいなかったわけです。

どんなニュースサイトにしたいか
まず始めに言っておきたいのは「新しいことをやらなくても良い」ということです。無理に新味を出そうとするより、今ある良いテクニックを、出来るだけ盗んでいけばよいと思います。

例えばニュースをジャンルごとに分けるサイトさんは、やきもろこしさんをはじめ多くのニュースサイトさんが取り入れていることです。
また、アート系のニュースサイトさんはよく写真を記事内に貼っています。
これらの「もう誰かがやっている良い技術」を組み合わせるだけで、「形式」としてはすばらしいものができると思います。

その上で、読者が読みたいのは「形式」ではなく「内容」だということももちろん忘れないようにすべきです。明日は明日の風が吹くさんのように、半ばblog化するのは難しくても、なんらかのコメントをつけたり、ネタのチョイス自体に特徴づけたりすることは他のサイトからの差別化と成ると思います。

しかし、前述したように「アクセス数を求めてニュースサイトをする」というのは、特に何かに特化したニュースサイトでもない限り、現状では難しいと思います。まずは、「自分が一番読みたいニュースサイトをつくりたい」という動機から始めるのが一番ではないでしょうか。
by wavesll | 2006-05-07 09:30 | 私信 | Comments(0)
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