屋久島で過ごした一週間 2日目

c0002171_626640.jpg7:30に起き、朝食を食べた。おっちゃんと少し話す。屋久島の港で磯の香りがしないのは、急流が海に流れ込むからだそうだ。また去年沢登りで死んだ人がいたそうだが、その業者は鹿児島の業者で、天候の具合を判断しきれなかったせいらしい。

その後部屋で支度をして、8:30あたりから宿の前で迎えのワゴンを待っていた。今日から3日間、ynacにエコツアーを申し込んでいたのだ。初日の今日は沢登り。一体どんな日になるのだろうと青空の下待っていると、ワゴンがやってきた。今回のガイドは小原さんというおじさんとさなえさんという女性のひとだった。俺の他には3人乗っていて、みんな宮之浦に宿を取っているらしかった。

俺の隣の男の人は晴耕雨読という宿に泊まっているらしく、そこでは凄い自由な雰囲気で毎日騒いでるらしかった。民宿でもシーフォレストみたいに静かなところと、晴耕雨読みたいに騒げることろがあるのか。今度はそういうところにしようかなと思った。

今回は栗生川を登るらしい。行く道先で、小原さんからいろんな話を聞けた。曰く、楠川のほとりでは昔から砂金が取れて、製鉄所の計画まで立ち上がったらしい。そして古くはこの辺りにはたたら場があったらしい。たたら場!屋久島はもののけ姫のモデルになったとは知っていたが、たたら場まであるとは!

あと、すぐ横にある種子島の領主にとって屋久島は重要な拠点で船を作っていたらしい。そのための釘を作るためのたたら場だった。屋久島は古代日本の中で、ヤマトの偏狭という枠組みにとどまることなく、琉球や中国、アジアへの出入り口としての位置づけが今研究の中で明らかになってきているらしかった。

江戸時代は種子島と島津の間で領有権の争いがあったらしく、屋久島の古い墓で、黄色いものは、墓石が九州から取り寄せられたものらしい。黄色い石は屋久島にはなく、佐多岬のあたりでよく取れるものらしいからだ。

さらに、安房のあたりでは地名は漢字の意味でははかれないといった話や、モッチョム岳はいい港の目印になっていたのではという話も聞けた。あと小原さんは『もやしもん』のファンらしいw

途中で「三岳」の工場の横を通る。三岳というのは屋久島の芋焼酎で、庶民の酒だったのが近頃の焼酎ブームで、島の人も入手しづらくなっているらしい。ぜひ飲みたいですねーとかいっていたら、通りがけのお土産屋さんにワゴンをつけてくれた。なんとここで三岳が買えるという!普通の棚には並んでいないのだが、レジで「三岳ありますか?」と聞くと「ありますよ(^^)」。観光センターとかだと2000円以上するらしいが、なんと5合が980円で買えた!いいお土産ができたなー。

いわさきホテルにて一組のご夫妻を拾った。いわさきホテルはとにかく敷地が広いし、ロビーには屋久杉のレプリカはあるしで凄いホテルだった。

ご夫妻の、奥さんがとても陽気な人で、ワゴン内での会話が弾んだ。いわく、ホテルでは屋久島の名産の飛び魚や首折れさばがでてこない。民宿のほうが良かった。自分は函館の出身で神戸・横浜にも住んだが、神戸がやっぱりハイカラでいい。みんなで自己紹介をして、俺の隣に座ってた人はドクターで、ご夫妻の主人は会計士らしかった。もう2人は女の人で、会社員をしてる人と、今仕事を休んでいる人らしかった。

とか行ってる間に栗生の石楠花公園に着いた。

屋久島の石楠花は大体2年に一回咲くらしい。それも咲くのは、①前年に花を咲かさずに養分を蓄えていて、②その年の日照りが良い時のみらしい。屋久島の石楠花の研究はガーデニングの国、英国の研究者によって進められたらしい。

そのほか、葉っぱの裏がフリースみたいな面白い植物や、うるしの仲間など、いろんな植物の説明を聞きながら公園を歩き、川の入り口にたどり着いた。

今日の装備はレインコートの上にウェットスーツのベストとライフジャケットにヘルメット。足元は特性の足袋を履いている。じゃぶじゃぶと水に入ると、さすがに台風が行った後、つめたい!!!
沢登りというからには水にもはいるんだろうなとは思っていたが、こんな本格的とは思ってなかった。浮かびながら泳いだり、岩伝いに歩いたりしながら川を上る。

途中で流木についての話があった。スギともう一種類の木のにおいを嗅がせてもらうと、ぜんぜん違う。木によって匂いが違うという当たり前の事実に気づかされた。
いわく、スギとヒノキの抗菌作用は世界最強らしく、そのため腐らないからいろんなところに使われてきたらしい。
あと、この辺は水かさが増えると最大で6m水位が上がるらしく、川岸は水の中に入っても花を咲かせるサツキが生えていた。岩からサツキの赤い花がちょこんと顔を覗かせていた。

途中、ひざを岩にはさませてぐいっと体を持ち上げて通るポイントがあったりして、2時間ほど上って昼休憩。今日のお昼はおにぎりとりゅうがんとスナックパイン。うまい!こんなうまい飯久々だ!りゅうがんというのは茶色の皮の、小さい球形の果物で、皮をむくと白い実が見える。イメージとしてはライチを思い浮かべてほしい。甘かった。スナックパインはひとつひとつ実をもぎとれるパイナップル。これも甘かった。

小原さんは屋久島に暮らしてもう10年以上になるそうだけれども、こんなに自然の生命力が強い島で暮らすのはやはり大変だそうだ。畑をつくってもすぐ雑草が生い茂ってくるし、虫はぞろぞろやってくるし。それでも、やっぱりこの島からは離れられない魅力があると語っていた。

あと、この昼飯のポイントの近くには天然のウォータースライダーがあって、なんどもすべってしまった。だって楽しいんだもんw最高だった!

さてさて出発!
水たまりのおたまじゃくしや(屋久島では年中卵が生まれているらしい)太古の山火事の時に土石流で転がり落ちた巨大な岩岩を登っていくと、本日一番の難所、ロッククライミングの場所がやってきた。
ザイルで体を固定して、岩のかすかなくぼみに手足をかけてのぼるんだけど、男性陣はなかなかうまくいかない。一方で、女性人は腕の力に頼らず、バランスよくするする登頂に成功!
俺とドクターが最後まで残って、俺はなんとか3度目のトライで成功!体の力を抜いて、できるだけ体を岩から離す感覚を最後の最後で掴めた。なんにせよ上れたときはまーじ嬉しかった!!!

昼出発して一時間くらい、最終目的地の滝にたどり着いた!!!
滝つぼを泳いで、滝を少し登って、またまたすべりだい!すっげーたのしーーーwww
こんなに滝に近づいたって言うか、滝の中に入ったのは初めてだ。

そして帰り道、またロッククライミングしたり、川に流されながら泳いだりして下った。がちで女の子がロッククライミングがうまくてびっくりした。
あと、かなり深い竪穴に飛び込んだり、岩から飛び降りたりしたのも楽しかった。飛び降りるには高さの半分の深さが必要らしい。更に、なんとガイドのさなえさんは20mを超える橋の上から飛び込んだことがあるらしい!すっげー!!

途中で森も通ったのだが、倒木に紐がかけてあるのは所有権の主張らしい。もぐらの塚とかがいっぱいあった。

そして最後はやっぱり泳いで帰ったwつめてーーーwwwwwwwwwwでも気持ち良かった!
公園に戻って凄く赤い蟹や、毬のような花をみさせてもらった。あと平内の海中温泉の話やみなさんの仕事の話をきかせてもらった。会計士の人はW-ZERO3esを持っていた。ドクターは肛門科らしく、手術でつかいやすいお尻を作るのが誇りらしい。やはりスキルを持っていること、自分ひとりで仕事ができることは大事らしい。あと、女の人のひとりはリース会社に勤めているらしく、一番面白いリース物件は大阪かに道楽のかにらしいw!あれ借りれんのかよwwww

あと、ご夫妻は昨日もののけ姫のモデルとなった白谷雲水峡にいったらしいのだが、なんとそこでこだまを見て、デジカメで撮ったらしい!なんかウェブサイトがあるらしくて、雨の次の日は見やすいとのこと。メアドを渡して写真を送ってくれるよう頼んだ。

帰りに尾之間温泉につかった。結構熱かったけど、肌がつやつやになったし、地元のおじいさんがきさくに話しかけてくれたりしてくれたし、壁になんか歌がかいてあるし、200円だしで最高だった。

そして売店で飲み物をおごってもらって(というかこれもツアー料金に入ってる、もちろん温泉代も。)、飲みながら帰路へ。アルコールが美味かった。

さばの燻製がうまいとか、晴耕雨読のあれはああいう経営戦略だとか、宮之浦で首折れさばを食うなら「とし」がいいとか、最後までいろんな話を聞かせていただいた。

俺は防水のカメラを持っていかなかったので、今回使った写真はドクターからメールしていただいたものだ。ありがとうございました!

シーフォレストで夕食を食った後、特別メニューの鹿刺しを明日出してくれるようおばちゃんに頼み、近所のスーパーわいわいランドに飲み物を買いに行った。DAKARAの1リットルが100円なんだ、ここ。

帰り道、星見ながら帰った。でも道路沿いは電灯の明かりが明るいから、きっともっと奥入ったらもっときれいなんだろうなぁ。

そしてまたベランダで星見ながら電話。天の川がきれーだなー^^。流れ星が真一文字に飛ぶものだから、先輩と電話中にもかかわらず「うわっ!」って言っちゃったよw
0時くらいに就寝。

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by wavesll | 2006-10-01 06:30 | | Trackback | Comments(8)
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Commented by アジスキ at 2006-10-27 00:14 x
 わたし、地元の人間ですけど、屋久島に「たたら」場はありません。種子島のほうにあったらしい話は聞きましたがべつにどこだと聞いたこともないし、出雲のはなしと混同しているのでは?
Commented by wavesll at 2006-10-27 01:51
そうなのですか。これはガイドの方から聞いた話なのですが、そのガイドの方も、この話については未だはっきりとは確定していなかったといわれていた気がします。(ごめんなさい、何しろもう1ヶ月たつもので記憶が曖昧で。)
貴重な現場の生の情報をありがとうございます<(_ _)>
Commented by モスフォレスター3 at 2006-12-09 21:46 x
YNAC小原です。こんにちは。
屋久島の楠川では鉄滓が出土しているので、まちがいなくたたら場があったようです。
種子島は中世のころから有名な製鉄の島で、製鉄の跡はそれこそ無数にあるようですよ。
Commented by wavesll at 2006-12-11 02:44
お久しぶりです(^^)まさかここにコメントをつけていただけるとは思っていなかったのでオドロキと嬉しさを同時に感じてしまってます。

やっぱりたたら場はあったんですか!
Commented by モスフォレスター3 at 2006-12-14 18:42 x
畑の造成で跡地の遺跡そのものは現存しないようです。それほど規模の大きなものではなかったらしいですけどね。

それにしてもツアーのようすをとても正確に再現してくださって、こちらもオドロキです。リンクさせていただいてもよろしいですか?
Commented by wavesll at 2006-12-16 14:17
もちろんです。とっても楽しいツアーをしていただいてありがとうございました!
Commented by wavesll at 2006-12-16 20:23
あと、もやしもんおもろいですね(^^)
Commented by モスフォレスター3 at 2006-12-17 11:59 x
ありがとうございます。
なお、『もやしもん』第4巻が12月22日にでるようです。
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