屋久島で過ごした一週間 4日目

c0002171_18415991.jpg7:30起床。朝食を食べて、水着をはいて、用意をした後荷物をまとめて、布団をたたんで、シーフォレストを後にした。おっちゃん、おばちゃん、お世話になりました!ありがとうございました!

いつものように宿の前でワゴンに拾ってもらう。今日のダイビングのガイドさんは高橋さんだ。ちょど後の客が宮之浦ユースに泊まってるということなので、ユースにて荷物を預かってもらった。

で、その時あった今日一緒に潜る仲間が、なんと鹿児島北埠頭でアンケートをとった二人だったのだw!凄い偶然。二人は熊大の学生らしくて、昨日はリバーカヤック、一昨日は白谷雲水峡ツアーに参加してたらしい。

事務所でブリーフィングを受ける。今日は台風の影響もあって、うねりがけているかもしれないから、一奏の先の吉田で潜ろうということだった。

で、クルマで向かう時、外を眺めていたら、バス乗り場で待つ二人組みと目が合った。あー!そう、彼女たちは一緒に沢登して、昨日も森で会ったあの二人だったのだ。こりゃまた凄い偶然!というかこの島が狭いのかw

高橋さんは元々は東京の人らしいのだが、屋久島の海にほれこんで移り住んでしまったらしい。高橋さんがいますんでいる志戸子の集落を通る。道の脇にはりっぱなガジュマルが生えていた。

屋久島で海に潜る人は少ないらしい。観光客はやっぱり縄文杉とか白谷雲水峡に行くし、地元の人にとって海は漁場であるという意識が強い。

でも、この9月が一番ダイビングにいいそうだ。夏に産まれた卵が孵って、ちょうど人間に見えるくらいの大きさまで赤ちゃんが育つのがこの季節なのだ。

話は飯のことに。なんと熊大の二人はずっとカップラーメンですごしていたそうだ。うまいものがたくさんある屋久島だけに、それは辛いなぁ。

首折れさばが食べたいんですと言ったら、宮之浦にある魚屋さんを紹介してくれた。3人で分ければ結構安いとのこと。こりゃ夕飯が楽しみだ。

首折れさばは一奏、飛び魚は安房で水揚げされるらしい。一奏というのは一番良い港という意味だそうだ。

港で氷を自販機で購入した後、いよいよ吉田に入り、海に入ることになった。

今回の装備はynacの倉庫から取り出したもので、ウエットスーツとゴーグル(度つきではない)、靴に手袋にフィンといういでたちだ。これで午前中はシュノーケリングをする。

なーんにも知らない人向けの体験ダイビングのコースだから、基礎の基礎、装備の着方や持ち方から教えてもらった。片手で持つのが経験者らしい。

まずはウエットスーツだけ着て水に飛び込む。うわ!浮く!!!ぷかぷかぷかぷか浮いていたwやっぱ塩辛いな、海水w

そこから上がるのに3人とも苦労して、やっとのことで登ってみたら3人とも岩ガキで手を切っていたw

次にフィンのつけ方とゴーグルの装着の仕方を教わる。ゴーグルは曇り止めのために唾を吹きかけておく。

で、水に入るとさっそく生き物が。ウニだ!水の中ではウニは白い触手を出していた。

その後水の出し方や浮かび方、泳ぎ方を教わった後港の中を一回り泳いでみる。

いかにも熱帯って感じの黄色や黒の三角っぽい魚やなまこに会った。

しっかし、水が良く入ってくるなー。でもすぐ浮かんで出せば良いから、特に問題はなかった。

その後いよいよ浜辺から海に入る。

うーーーーーーーわーーーーーーーーーーーー!!!!!すっげーーーいる!すっげーーーいた!サカナが!!!!

とりあえずサンゴの穴には全部ウニが入ってるし、青いでかい魚がいるし、ちっちゃいのなんかわんさかいるし、全然浜から離れていないのにこんなにいるなんて!すっげーー!

特に凄かったのがキビナゴの大群。銀色の小さな魚がもう群れて群れて、水の中でぐうわーーーーー泳いでた。みんなで同じ方向に動くからきらめきが凄かった。

で、そのキビナゴを狙ってるのがダツ。細長い体が海面ぎりぎりに見えた。

そしてイソギンチャクのところにはクマノミの家族が暮らしていた。

ニモで有名になったクマノミは面白い種で、産まれてきたときは全員オスなのだ。ひとつイソギンチャクの中で暮らすうち一番大きいものがメスとなり、次に大きいのがお父さんとなる。そしてこの夫婦は残りの子供にえさを与えず大きくしないようにするのだ。メスが死ぬとお父さんがメスとなり、子供のうち一番大きいものがお父さんになるらしい。

そんな感じで1時間強泳いだ後、浜へ上がって昼食となった。

またこの昼飯がうまいんだ。なんと高橋さんがなべとガスコンロを用意してくれて、前菜は飛び魚の練り身を油できつね色まで揚げたもの。飛び魚は身が引き締まっているから油との相性がバツグンらしい。こいつを塩でいただく。うーん、んまい!

で、本日のメインディッシュは屋久島名水うどん!
長崎県の五島のうどんといえば讃岐に並ぶにっぽんのうどん。そこの職人が白谷雲水峡を訪ねたときに「ぜひこの水でうどんを作ってみたい」とynacにポリタンクが届けられたそうだ。
で、今ynacと提携して作ってるのがこのうどん。細長くて、こしがいかにもありそう。
こいつを九州の甘い醤油と、屋久島名産さば節のつゆ、鹿児島地鶏のたまご、高橋さんの近所のばあちゃん(ばい)がつくったねぎでいただいた!つーかこれまじうまい。まーじんまいわこれ。今日来たかいがこの飯だけでも十分あったなー。

食休みの後、いよいよダイビング。

とはいっても今回は「王子様スタイル」。自分は何にもしないで、耳抜きだけで、あとは高橋さんに身を任せて水中遊泳を30分するということ。3人いるから残りの1時間はシュノーケリングしていた。

またこのダイビングが面白いんだ。最初は耳抜きがうまくいかなかくて耳が痛くなったけど、鼻から息を出すようにすると大丈夫だった。

さっきのシュノーケリングとはまた違った、サカナの目線になる感じが面白かった。特に面白かったのはイソギンチャクに近づいたときお母さんクマノミが口ぱくぱくさせて威嚇してきたのと、あとはやっぱりキビナゴの大群!こんなにキビナゴがいるのなんか稀なんだそうだ。

酸素ボンベと重りをつけて浜に上がるとずっしり重い。装備をはずして、レインコートに着替えて、高橋さんからヨーグルッペという飲み物をもらって飲んだ。甘くておいしかった。

帰りに大浦の湯によった。湯船でつかりながら3人でいろんな話をしてたら長湯になってしまったwてゆーかこの風呂シャワーの温度調節が難しすぎwww熱湯か冷水しかできないんだもんなぁ。

たたみに寝っ転がって、おじいさんがいれてくれた麦茶を飲みながらまた海の生き物の話を聞いた。

海には危険な生物も多い。ぱっくりはさんだら絶対離さない貝とか、殺人毒針吹き矢のアンボイナという貝とか。あと、ダツは光に向かって突進するそうで、ナイトダイブでライトを水平にしてると、ダツによって失明になることもあるらしい。

そんなこんなで宮之浦に戻って、下ろしてもらって、料金の支払い。学割で3日間コースで40000ちょっとだった。まじいろんな話が聞けたし、ynacさんのおかげで何倍も屋久島を楽しめたと思う。ありがとうございました!

部屋に入ると、まだほかには誰もいなかった。物干しに海水パンツやタオルを干していると、ひとりのいかついけど人懐っこそうな人が入ってきた。
その人はもう3日くらい屋久島にいて、平内のユースとかにとまっているらしい。一通り話した後、夕飯の誘いがきたので、熊大の二人と外に出た。

どーやら最後はまともな飯が食べたかったようで、ユースの日記に書いてあったという「潮騒」に入った。俺と一人はエビフライ定食、もう一人はトンカツ定食を食べた。まー味はそこそこだった。

ユースの談話室で20:00からの「三岳タイム」を鳥人間コンテストみながら待つ。東北大学の坊主が根性あってかっこよかった。足が攣ってるにも関わらずペダルをこぎ続けて、船の奴から「みんなの夢を落とすな!」と無線で言われて「ご無体な!」といってるのが受けたw

それを不敵にみてた日本大学の奴はヘタレだった。結局東北大学が優勝した。

みんなで三岳を持ち寄って飲み交わしながら色々な話を聞いた。
みなさん旅なれた方ばかりで、例えば南大東島など、日本の離島やユースホステルをめぐられてる人とか、日本各地をめぐってる人。同室のあんちゃんはなんと会社を辞めて今は西日本をバイクで回ってる途中だという!!!

あとはインド・ネパールをバックパックした人とか。ブッダガヤで停電になったときの夜空はもう映ってはいけないものまで光っていたらしい。

四万十川のカヌーの話や波照間島の大飯のユース、礼文の桃岩荘などの話を聞けた。

そんな話の中では俺の北海道自転車旅行なんてちっちゃな武勇伝だなーとか思ったり、世界は広い。この世はでっかい宝島だなw

その後同室の人とベランダに出て話し込んでしまった。

その人いわく、島時間というものがあって、なんにもない時間、酒飲んで酔っ払ったり、ぼーっとする時間が一番島らしい気がするそうだ。俺も島時間に浸れるようになりたいなーと思った。で、そのときはそろそろだなーとか思ったり。

今、数ヶ月旅を続けているらしいが、やっぱり一番楽しいのは人との出会いだそうだ。景色も凄いけど、やっぱり一番記憶に残るのはそこでであった人のこと。ほんとそうだと思う。特に一人旅だと、コミュニケーション欲が凄い刺激されるし、旅人同士の一晩の出会いはその人の人生のハイライトのきらめきが語られるから、凄く楽しさの密度が高い。
いつまでも話は尽きず、1時過ぎぐらいにそろそろ切り上げようということになってベッドに寝た。

あ、ちなみにこの日記の画像に関してはほかからの借り物です。デジカメが防水でなかったんで。魚名でぐぐってhitした画像を載せています。
上から、キビナゴ、ダツ、クマノミです。


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by wavesll | 2006-10-01 19:19 | | Trackback | Comments(0)
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