もうすっかり空気がしっかりしてきて、街の灯かりが一番きれいに見える時分になりましたね。
そろそろ色んなことしっかり俺もしなきゃなーと、今を大事にしねーとなーと思うわけです。とりあえず季節を感じようかと帰り道にマックに寄ってグラコロ食べてみました。
未明に観た
『ナイロビの蜂』は傑作でした。
日本での予告編は真実のラブストーリーという面が強調されていましたが、
アメリカのトレーラーのように、この作品は第一級のサスペンスでもあります。
妻の死の真相を探る外交官が見る闇は、ケニアだけでなく国際的な広がりを見せ、底が見えない深さを持っていた。ちょっとわくわくしてきませんか?
ケニアを始めとする鮮やかなアフリカの風景に冒険心をくすぐられるもよし、テッサの魅力に浸るもよし、巨悪に立ち向かう男の物語としては『MONSTER』を超える面白さといっても過言ではないです。お勧めです。
TVの上に置いてあった
『新編 銀河鉄道の夜』を読んでみました。
宮沢賢治の童話には、いじめられる存在が良く登場します。ジョバンニもそうだし、よだかや、窯猫もそう、ゴーシュもそう。子供を描こうとすると、いじめはさけられないんだなと思いました。
そして賢治の作品は、単なるハッピーエンドではなく、悲しさを残して終わります。それは賢治自身が、人生に対して至極当たり前に、すべて上手くいくはずはないと思っているからなのかな。と思いました。
昨今は気を病む子供が多いといわれますが、気休めを言われるより、『よだかの星』を読み聞かせたほうが何倍も意味があるのではないかな。と思いました。
しかし何でこんなに賢治の文章は奇麗なんでしょうね。どこか洋楽を聴いてる感覚というかエーテルを飲み込んでるような気持ちになりました。
で、今夜は渋谷O-WESTで開かれたHIFANAがオーガナイズするイベント、
『ZAMURAI 5』に行ってきました。お目当ては
Tuckerと
HIFANAで、それぞれ超絶演奏をやらかしてくれたんですがそのほかの面子もキてました!
ボイパで会場を鷲づかみにした
AFRA & INCREDIBLE BEATBOX BAND。去り際の車のパフォーマンスも最高でした。
そして客の脳天まで貫通するビートをかき鳴らした
DJ KENTAROは「DMC WORLD DJ CHAMPIONSHIPS」という毎年行われるDJの世界大会の2002年度覇者です。
こっからTuckerの流れが一番熱かった。ってかTucker凄すぎ!
一人でバンド演奏するわエレクトーンの上で倒立するはしまいにゃKAT-TUN流すはセットに飛び込んで壊すわパワーウェイブみたいなエレクトーンの打ち方するわその変態プレイに会場が沸くわ沸くわ!激熱でした。
そのほかにも、MITSU THE BEATSが出てきたり、いかにも悪そうなラッパーが出てきたり、最後のHIFANAなんてセッションしまくりーのコラボまくりーの、シタールまででちゃう始末で最高にフレッシュな夜でした。合間のお笑いマジシャン二人組みもかなり面白かったwっつーかコレだけの面子、ほんとに東京のシーンの上澄みを掬っててよく俺コレ観ることができたな超ラッキーじゃん!って感じでした。