上野で開催されている
ダリ回顧展にいってきました。平日の午前中だというのに、上野の改札は人でいっぱいで、ダリ展も多くの人で賑わっていました。これが休日となったらどうなるのかと思うと寒気がしてしまいますね。
中では連れと別れて一人で絵を見歩きました。現実にはありえないとりあわせや構成が書き込まれたキャンバスは異様にポップで、特に色が乗るとおもわず食べてしまいたくなるような魅力があります。
愛を表現したというパンふた切れの絵を始め、タイトルにも遊び心があるし、ひとつの形に複数の意味を持たせるだまし絵的手法は、絵を見るときにある種謎解き的な楽しみを与えてくれます。
特に一番魅力に感じたのは、全然質感が異なる素材が同じキャンバスに描かれることで起こる化学変化?みたいな効果です。そのパワープレイっぷりが心地よかった。
あとその絵を囲む額縁も非常にセンスがあってとても気に入りました。
やっぱり一番感動した絵は299.7X254という超巨大な『世界教会会議』!その荘厳な雰囲気で自分の奥さんを絵の中に書いてしまって賞賛するというパッション振りも面白いなと思いました。
出てからダリがロゴをデザインしたというチュッパチャップスを舐めながら帰りました。