後輩と渋谷で
ヱヴァンゲリヲンを観てきた。
チャリで渋谷に向かう途中、明学を左折して目黒に寄った。
今日は目黒では
目黒のさんま祭りが開かれていて、路上で大量のさんまが焼かれて振る舞われていた。行列には並ばなかったけど。来年食べよう。
渋谷に15:40にはつきタワレコで視聴してたらメールが。
「すみません遅刻します」
あんの馬鹿ねてやがったな。
仕方なくひとりで2人分券を買い、代々木公園へ向かった。今日は
ブラジルフェスの日だ。
そこらじゅうでサンバのビートが溢れかえってる!腰さばき脚さばきがエロ華麗すぎる!熱狂渦巻くなか俺も踊って跳ねて忘我した。
やー、まじ日本人女性は俺の良さを分かってくれねーから金稼いだらブラジルに移住してカポエィラやりながらブラジル娘と楽しく暮そうかな。未来世紀はブラジルだ。
昼の陽が宵闇になるまで踊りくるってたら後輩からのメールを1h以上無視ってたw
電話して合流。CQNに向かう。新世紀はエヴァンゲリオンだ。
俺は実はアニメは見てなくて、マンガで追っているのでまだアニメ24話まですら話を知らないのだが、以下にエヴァに関する私見を書こうと思う。
俺はエヴァは文明のメタファだと思う。
エヴァは身体機能全てで、パイロットはそこに精神を注入するためだけに乗り込まねばならない。
碇ゲンドウ、ユイ、そしてアダムによってエヴァは作られる。親や先祖、つまり先人が自分の子孫のために作ったものがエヴァ(=文明)だ。
今、文明(=技術・制度)が大きな意味での人間の身体の一部となっている。例えばメガネや自転車、パソコンなどが広い意味で自分の身体だということはそこそこ共感できると思う。
しかし原爆や2chを例に出すまでもなく、文明は暴走する。親の愛というものは暴走しかねない。
子供(=チルドレン)は文明(=エヴァ)が非常に凶暴で恐ろしいものだと感じる。
その時、文明を乗りこなすのに必要なのが14歳の純真さで、その時文明はエヴァンゲリオン(ギリシア語で福音)となるというのが庵野がエヴァに込めたメッセージなのではないかと観ながら思った。
ま、俺はエヴァ嫌いなんだけどねwww
これリアルタイムでアニメで観なくてほんと良かった。アニメはマンガと違って視覚と聴覚と時間感覚を支配するから簡単に洗脳(シンクロ)されてしまっただろう。庵野も恐ろしいものを作ったものだw
観ていて極めて90年代のテンションだなと思ったのだが途中でエヴァのテンションが90年代のテンションを作ったのだと思い直した。
エコノミックアニマルと揶揄された熱血企業戦士主義と狂騒のジュリアナのノリのアンチテーゼだった'95年版エヴァはあまりに冷血だったが'07のヱヴァは少し人間味がある気がした。
俺の最大の疑問はシンジに「逃げていいよ」という人間がいないところだ。なぜ気持ちを楽にさせてあげないんだろう?
労働効率を考えたら、根詰めさせすぎるより、毎日60%から70%の力で働かせたほうが生産性がいいのに。100%はここぞのときだけでいいのに。
まぁシンジ君の場合は「ここぞのとき」が次から次へとやってくるけどね。使徒がw
大体、NERV自体はっきしいってカルトだ。しかも悪魔崇拝。
エヴァというモンスターを崇め利用し14歳のいたいけな少年少女をいけにえに捧げしかもコントロールしきれない。最悪だ。
自分が命賭けてるからという理由で他人にも命を賭けさせるのはいかがなものか?逃げてもいいんじゃない?
でも逃げた先に自分の居場所があるとは限らない。
人は自分の居場所がないと生きていけない。
居場所というのはつまるところ他者の優しさ、人肌のぬくもりなんだろう。
だから俺も早いとこブラジルに逃げよう。
サンボマスター 『そのぬくもりに用がある』