次へ逝く

芥川龍之介の短編に『芋粥』というものがある。
芋粥が好きで好きでたまらない男がある将軍に腹いっぱいの芋粥を食わせてもらったら、急に気が抜けてしまって呆然とした喪失感、虚無感に襲われるという話だ。

きっと夢とか目標って、達成したときにはもう役目はすんで、そこに安住するのは全然楽しくないんだろう。祭りは準備中が楽しくて、終わったらつまらないんだ。

だから、どんどんどんどん次の欲望、次のゴールを目指して賭けていく必要があると俺は思うんだ。

Mr.Children 『蘇生』
二車線の国道をまたぐように架かる虹を
自分のものにしようとして
カメラ向けた

光ってて大きくて
透けてる三色の虹に
ピントが上手く合わずに
やがて虹は消えた

胸を揺さぶる憧れや理想は
やっと手にした瞬間に その姿消すんだ

でも何度でも 何度でも
僕は生まれ変わって行く
そしていつか君と見た夢の続きを
暗闇から僕を呼ぶ
明日の声に耳を澄ませる
そうだ心に架けた虹がある

カーテンが風を受け
大きくたなびいている
そこに見え隠れしている
テレビに目をやる

アジアの極東で
僕がかけられていた魔法は
誰かが見破ってしまった
トリックに解け出した

君は誰だ? そして僕は何処?
誰も知らない景色を探す
旅へと出ようか

そう何度でも 何度でも
君は生まれ変わって行ける
そしていつか捨ててきた夢の続きを
ノートには 消し去れはしない昨日が
ページを汚してても
まだ描き続けたい未来がある

叶いもしない夢を見るのは
もう止めにすることにしたんだから
今度はこのさえない現実を
夢みたいに塗り替えればいいさ
そう思ってんだ
変えていくんだ
きっと出来るんだ

そう何度でも 何度でも
僕は生まれ変わって行ける
そしていつか捨ててきた夢の続きを
暗闇から僕を呼ぶ
明日の声に耳を澄ませる
今も心に虹があるんだ
何度でも 何度でも
僕は生まれ変わって行ける
そうだ まだやりかけの未来がある


面白きこともなき世に面白く-高杉晋作
by wavesll | 2007-09-24 08:57 | 私信 | Comments(0)
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