2016年 08月 19日 ( 1 )

四川綺海旅行記 6日目 峨眉山、成都・陳麻婆豆腐 最終日

四川綺海旅行記 初日成都、2日目成都→松潘→九寨溝への移動
四川綺海旅行記 3日目 九寨溝の海達、藏謎
四川綺海旅行記 4日目 黄龍
四川綺海旅行記 5日目 茂県→都江堰→楽山大仏→報国寺→川劇

さて、一週間の四川旅行記レポも今回で最終回。6日目の目玉は世界遺産、峨眉山です。
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ホテルからバスで90分走り、峨眉山のグリーンバスに乗り換えて更に90分。そこから30分山道を歩いて、ロープウェイ乗り場へ。
ここからが長かったこのロープウェイ、一度に100人乗れる大型なのだけれど、いかんせん中国も夏休み。空いているときは待ち時間30分というけれど、結局乗るまで2時間並びましたw
並んでる間ツアーのお仲間や添乗員さんとトーク。「イランに行ってモスクみたいんですよね」と言ったら「でも一回行くと米国行くときビザがいるようになりますよ」と。そこまでは知っていたのだけれど「乗り継ぎでも必要なので南米に行くときなんかも必要になってしまいます」!?それは意識してなかった!
その後、アフリカで陸路で国境を超える専門の人材がいるだとか、クラブツーリズムやユーラシア、西遊なんかの旅行社の話ができました。
中国の人達は列の順番無視でぐいぐいくるのでブロックするのが大変でしたwピカチュウのフードコートみたいな感じでパンダのフードコート来てる女の子もちらちらいて可愛らしかった。女の子の格好でいうと、原宿辺りで見かける型が丸くあいたトップスを来てる子もちらほらいて、今ファッションの流行はトランスナショナルだなぁなんて想いながら2時間並びました。
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そして、みえてきたのは峨眉山の頂…!
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この巨大な普賢菩薩像は2004年に造られたもので、この台座の内部には撮影NGなのですが本物の金製の仏像が鎮座していました。坊さんが写真撮らせてくれたのですが、大人気で目線が合わずw
写真を撮るのは憚らせていただいたのですが、五体投地で巡礼に来ている方々も見受けられました。
内部の奥にあった金色の仏像、とても感銘を受けました。燃える心というか、そういうものを感じたなぁ。

山頂の建物などをみて外へ出てくると…
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晴れてきた!
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山下には雲海。霧の中の山頂でみる普賢菩薩は、宙に浮いてるかのようでした。
すぐにまた霧の中へ。やー、九寨溝、黄龍、楽山、、峨眉山と天気はここ!というところで毎回良い旅だったなぁ、参加者みなの日頃の行いが良かったのでしょう^^
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下山。降りのロープウェイは30分ほどで乗れました。これは同行者のご夫婦に頂いた果物。ナツメグらしいです。干したものはみたことあったけれど四川では生で食べるんですね。味はマスカットと林檎をフュージョンしたような感じ。
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さて、帰りのグリーンバスで、ツアーバスの待つところまで行くのですが、ここでちょっとしたハプニング。
行きで乗った駐車場についたので降りたら「◎◎(本名)!」と叫ばれ、動き出すバスに飛び乗りましたw
峨眉山市内の渋滞で、この駐車場までツアーバスがこれなかった模様、旅っぽい瞬間だったけど、笑い話で済んで良かった、峨眉山で一人放置民されたら危ういところだったw

ツアーバスのところまではグリーンバスでは送ってもらえずちょっと峨眉山の町中を歩きました。中華式オープンテラス席のあるレストランがあったり超市(スーパーマーケット)があったり。あとこの旅でかなりみかけたのだけれど、中国のオッサンって、シャツを捲って腹を出してるのが多いんですwガイドのチョウさんは厭そうに「あぁいうのは50代以上しかやりません。あと上海なんかじゃみかけないでしょ?」と言ってました。シックスパックなら様になるけど、だるんだるんの腹じゃなぁw

あと今日、我々が登る前の早朝に大雨が降ったようで遭遇しませんでしたが峨眉山は猿が有名だそうで。そんな飾りも町中にありました。
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そしてツアーバスへ乗り込み、一路成都へ。途中で遠くに眉山のインターチェンジがみえたり。あとこっちの高速もETCがありました。

ここで中国の交通事情を話しておくと、物凄い運転はカオスです。バスの運転手さんも山道でもガンガン抜くし、都市部だとみな我先に車線変更するから車線が意味をなしてないwこりゃ中国では運転したくないですねwこの旅の最中でも幾度も交通事故現場をみました。

走っている車は日本車もあるけれど、シボレー等のアメ車、ヒュンダイなどの韓国車、その他フランス車やジャガー、あと謎のエンブレムは多分中国車等バラエティーに富んでいました。車のタイプはデカいのが多い。まぁこれだけカオスな道路事情だと自己ったときのことを考えてゴツめにしますよね。デザインはそんな冒険しないのが多いかなと想います。

デザインでいうと、今回ヒュンダイのデザインが案外いいなと想ってしまいました。ソナタとかサンタフェは王道路線でありながら上手く纏まってるし。韓国車のデザインはパクリだという話も聞きますが、逆に日本車のデザインはコア過ぎるというか、最大市場である中国の感性には合ってないのではとも想ったり。なりふり構わず"新中流"向けの製品開発をする韓国の存在感を感じました。私自身はMAZDAのデザインなんかは物凄い好きで、日本車の中でも、四川でもMAZDAはかっこいいなと想ったりしましたが、TOYOTAとかNISSANはどうにも変なデザインに、四川の路上を走っていると感じました。
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峨眉山から3時間、成都着。成都の道路の構造体は川劇の変面の仮面をイメージしているそう。本当は川劇は今夜の予定だったのですがもう8時過ぎだし今夜だったら間に合わなかった。チョウさんが機転を利かして昨日に予約をしてくれたのがGJでした。
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バスを降りると、街中で社交ダンスが太極拳のように行われていました。
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最後の晩餐は陳麻婆豆腐。陳健民さんと同郷のこの店、本当に美味しかった!
麻婆豆腐は添乗員さんによると来るたびに味がまちまちで、食えたもんじゃないくらい激辛だったり、日本人が丁度美味しいと想う位の辛さだったりするそうですが、今夜は後者。ちょっと本場の辛さも体験したかった。
その代わり担々麺が日本では食べたことの内容な味で。汁なしで山椒が効いていて、物凄く美味い!これは食えて嬉しかった!他の料理もどれも美味しく、素晴らしい晩餐になりました。
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あとこの旅の間ずっと美味しかったのが西瓜。四川の西瓜は甘くて美味しくて、ホテルのバイキングでも円卓を囲んだランチでも、いつでも美味しい存在でした。これは四川に来られたらお薦めです。
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さて、いよいよ帰りの日。五時起きして結構いい感じのC-POPの番組を流しながら身支度しチェックアウト。バスへ乗り込もうとすると大雨!
いやー、帰りの日で良かった◎今までよく天候が持ってくれました^^

チョウさんとは空港でお別れ。彼女のお蔭で本当にいい旅を体験させてもらえました。シンクーラ(お疲れ様)!
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トイレでの一幕。どこも同じですねw
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成都空港は荷物チェックが3度もありました。テロ警戒かな。今回はパンダも見れなかったし、また来たいなぁ、成都。ラウンジはファーストクラスのものとビジネスクラスのものがあって、覗いた感じだとビジネスの方が良さげでしたね。四川の土産物屋にはマグネットが全然売ってなかったのですが、空港で12元でパンダのマグネットをGetできました。

そして搭乗。
機内誌を読むとANAとnendoがコラボした時計が。飛行機の窓をイメージしたそうです。
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機内システムでサン・サーンス『動物の謝肉祭』をかけながら離陸。再見四川!
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Saint-Saëns - The Carnival of the Animals (Argerich & more)


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機内誌のANA航空機一覧にしれっとミレニアムファルコンがいて笑ったw
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映画『ファインディング・ニモ 3D』予告編


行きの機内では『64(前編)』をみたのですが、ちょっと重すぎて。帰りはなんか軽いのをみようと想って選んだ『ファインディング・ニモ』。これが大当たりでした。
子どもを愛するがあまり過保護になってしまう親が、子供を信頼し自主性に任せられるようになるまでのストーリー。30越えると親の視点で見てしまいますが、展開もダイナミックだしどのキャラもたってるし勿論子供が見てもたのしめる作り。親子二代で楽しめる、ニモ人気の理由がわかりました。丁度このタイミングで見れたのは色々な意味で良かったなぁ。

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成田着。日本へ帰ってくると、濃密な言論空間の"空気"を感じました。CCTVなんかもはっきりとしたメディア工作を感じるし、twitterも日本のブログもVPN使われると弾かれるし分かりやすく不自由だけれども、NHKはそうでないとみせかけて政府広報みたいな感じが中国から戻ってくると感じました。

中国の、多民族社会を統べる“王道”の感性はクルマにもTVにも現れていて、日本のオタク趣味とは対照的でした。多様性が保持され、心優しくか細い人たち生きやすいのは日本ですが、中央の推進力は落ちる。ベストバランスと“成り立たせる”戦略を探らないといけないのだろうなと思いました。日本は蛸壺過ぎる。コアな面白さはあるけれど。逆に言えば全世界からそういう人たちを一手に集めるという戦略もありかもしれません。

海外に行くと、思考が土着から離れて自由度が増していい。とはいえ、“日本”にどっぷりの人には“内実を知らない余所者が外から小うるさく言ってら”と思われそう。客観を持ちながら、内部者でないと、“型”から離れるのは難しいかも。みながシステムを一度離れてみたら面白いのだけどなぁと、海外旅行に行くたびに想うのです。

この旅で感じた「"今・ここ"の身体性」の重要さを想うと、メディアの言論空間の"流れ"って部外者になるとどうでもよくなるというか、もっと広い世界からみると矮小的に見れる気もします。と同時に中にいると純化も進むというか、よりコアを求めるようになる。結局のところ、"お客さん"をどこに設定するか、ですね。

あと、日本人は“作為”を嫌うのかもしれないとも思いました。“自然”じゃないから。でも、自分の“自然”を求めるあまり他者と折衝の“作為”が難しかったり。“社会の自然”に気を使うあまり全体主義的になるのかも。これは、日本というより、私の課題。違う感性、違う文脈の人と合意点を交渉するタフさ。それが欲しいと、意志が爆発し主張しないと食われる国から帰ってきて感性を持ち帰れたかな。

ともあれ、また日本に徐々に馴染んできています。ただ四川の経験を定着させたいこともあります。例えばスマホ断ち。四川にいるときtwitterやメディア断ちして、大分意識が変わったというか仮想空間に浸りすぎると電脳のクラウド越しで生きていたなぁと想います。"今・ここ"が生命の気力充実に果たす効果を知る。とはいえ、社会とのコミュニケーション意識を捨てるコストは大きいし、スマホを電脳とする体験から生まれるアイディアもあるだろうから、上手く連携できればいいなと想います。直ぐ出来そうなのはスマホを持たない時間を作るとか。”世間の最大公約数”を探るより、それはそれとして己個人の意見は何かを見つめたりしていきたい。

究極的に言えば、メディアに浸るというのは、メディアで味付けしないと面白くないくらいの企画しか日常で起こせていないということでしょう。SNSやメディアは余りに面白く、ユビキタスはネットコミュニケーションを無制限にしました。"今・ここ"を熱中する事と、メディアの用法容量を探る意志が大事だし、旅に行くことで、より日常を丁寧にわくわくしながら過ごしたいなと想った四川旅行でした。丁寧に日常のPDCAサイクルを過ごすから、旅した時にその円循環からQとして異化作用が飛び出し日々の澱から抽出されるEurekaを味わえる、そんな気がします。

あぁ、早くもあの山椒の味が恋しくなってるw中国は北京、上海、香港、そして今回と4度目ですが、毎回人生に指針を与えてくれる気もします。四川旅行に乾杯(カンペイ)!
by wavesll | 2016-08-19 02:13 | | Trackback | Comments(0)