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Wolfgang Amadeus Mozart / 歌劇『Don Giovanni』



此の女声の超高音で語り謡うのがヴァイオンリンと化学反応して美しく、近年の関心事項である<歌/語り(ラップ)>の文脈からも面白がって聴けました。

ここ数年、クラシックへの受容体が芽生えてきて、飛行機で移動するときも往路か復路どちらかはクラシックを聴いたり、あるいは東京オペラシティにSteve Reich 『Tehillim』を観に行ったりしていて。

題名のない音楽会を毎週みるようになったりNHKBSPで朝5時からやってるクラシック倶楽部なんかもちょくちょくチェックするようになり、「聴く音楽って広がるもんだな」と。そんな中、BSプレミアムで先日やっていた歌劇『ドン・ジョバンニ』がSonarに感応して。

声楽的な歌い方に馴染んできた影響も大きいと想いながらもまだ『歌劇』と『オペラ』の違いも分からなくてw単純に音として聴いていて綺麗で刺激的で。で、作曲者がモーツァルトだと知り、なんか”自分、モーツァルトまで到達したか”と妙に誇らしくなりましたw

上の動画はサウンドのみで訳詩付き、下の動画は演劇の映像付きです。音だけ聞くなら上の動画がお薦め。

これを足掛けにオペラなんかの樹林にも足を踏み入れていけたらななんて想いつつも、おっかなびっくりな足取りでクラシックへは身体が向きそうな感じです。

by wavesll | 2017-11-13 07:15 | Sound Gem | Trackback | Comments(0)

入江陽インストアライヴ@タワーレコード池袋

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池袋P'パルコのタワレコに入江陽のインストアライヴを観に行きました。

先日リリースされた『FISH』からのインストアライヴ。『FISH』から「心のミカン」や「鉄のハート」が。≪ミツカン味ぽん、食べさせ合って≫とか、「ふたり」の≪猫背な人が 世界を変える 君のパワーが必要≫とか心の襞にヌヌっと響く歌詞、好きだなぁ。

そして『雪の華』『やけど』『おひっこし』『White Love』らが短く歌われて。最近はすぐに次へ行きたく短いヴァージョンが好みだそうです。「雪の華」から「やけど」へ行ったときは”おおお!”という感じでそこから「おひっこし」が来たときは”おおおお!!!”という感じ★

そこから「教えて」と「Baby」へと現在系を鳴らして。電子音と生弾きのビートリズムや≪ゾンビがあちこちに≫と『ウォーキングデッド』を経過した歌詞、そしてファルセットがまた刺さって。良いライヴでした。

『FISH』はSpotifyでも聴けます。どのアルバムもいいので、是非★ 個人的には”日本にはFrank Oceanはいないけど、入江陽がいるじゃないか”クラスに好きなミュージシャンで。ライヴ観れて嬉しかったなぁ。

そして今夜はもう一組、エンヤサンもLiveしてくれて。Smoothで好感持てました。


by wavesll | 2017-11-10 21:59 | Sound Gem | Trackback | Comments(0)

Terry Riley, Juana Molina, Logic System(松武秀樹) Live at WWW X

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WWW XにてTerry RileyJuana Molina, そして松武秀樹のライヴを観てきました。
Opening Actとして19:15分位に始まった松武さん。"第四のYMO"と言われるだけあってアンティークな味わいのある巨大なムーグで。上がりすぎないようにすかしながら徐々に高めていって最後は噴き上げる感じ。

そして次が本命!テリー・ライリー!
息子ギャンのギターとテリーのグランドピアノやピアニカで構成される演奏は『A Rainbow in Curved Air』とは異なる音像ながら、最後のギターの爪弾き展開とテリーが絡む曲なんかは良かった。
そして中盤の、ウイルタの口琴的聲明や雨蛙のようなシンセで指太鼓曲がモンゴル的な服装も含めてユーラシアを電子的にあらわしてとても気に入りました。あそこはこの日の音楽的刺激のピークだったかも。

そしてフアナが想像以上に良くて!アー写はオジーみたいだけど生だととてもコケティッシュ。音も“アルゼンチン音響派”に収まらない、寧ろスピネッタ等の太い幹の現在として感じられるハイブリッドな南米ポップ/ロック音楽。すっごく上げてくれ、まっこと良かった!

最後は5人で即興セッション。JuanaとTerryのフリースタイルな掛け合いもみれて。アンコールがホントにその場で創ってる即興感がちょいグダも含めてアンコールらしくて良かった◎終わってみれば23時。愉しい一夜となりました。

by wavesll | 2017-11-09 06:02 | Sound Gem | Trackback | Comments(0)

The Master Musicians of Joujouka Live @WWW X 亜空の祝祭呪術音楽を聴踊

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モロッコの呪術音楽集団ジャジューカのライヴをみてきました!

亜空の祝祭呪術音楽!ダンスミュージックかつジャズ/ロックの根源と云うか音で時空が歪んでました!もう“ほげええ”と口開いて仙穴開かれて。朝までコースというか翌日昼まででもいつまででも逝ける感じの奴でした!

モロッコ、ジャジューカ村に伝わるこの音楽を教えてくれたのはローリングストーンズのブライアン・ジョーンズ。彼がBrian Jones presents The Pipes Of Pan At Joujouka (Full Album) 1968という作品を遺してくれたお陰で、大学生の頃だったかな、この神秘の音に触れることが出来ました。待望の一夜に胸膨らませ、着座。

まず初めにジャジューカ村での短い映像が流れ、愈々マスター達の登場。
1曲目はリラという笛とヤギ革の両面タイコティベル。”あぁ、これはクラブで明け方にプレイし始めて8時9時まで踊れる奴だ”という反復と変容。今回ジャジューカ・マスター達を招いてくれたFRUEの首謀者が「誰よりも自分が気持ちよく踊りたい」と<FESTIVAL de FRUE>で電子音楽などに交えてヘッドライナーに据えたのは本当に英断だったなと感じました。

とはいえパンチの面でもっとガツンといきたくなって、”確かにブライアンがディストーションかけたくなるのもわかるな”と想っていたら2曲目からリラがダブル・リードのチャルメラ楽器‘ガイタ(ライタ)に変わり、音の奔流が唸り響き!こりゃピークタイムがんがん行ける音だ!

ウィリアム・バロウズに「4000年前から伝わるロックンロール!」と言わしめたジャジューカ。この音楽体験はワールドミュージックの到達点という意味では16ビートを古代から成し遂げたインドネシアのガムランに匹敵する感動がありました。今年のLIVE体験という切り口でもPaul McCartney Live in Tokyo DomeShobaleader One Live at SONICMANIAと並ぶトップクラスの体験。

乱れた心を治癒する「バラカ」(超人的能力)を秘めた神聖な音楽として祝福されたジャジューカ。聴いていると毒出しされる異妙な感覚が。これ、FRUEではNon PAで午前三時まで4時間やったって逝ってしまうなw

そして舞台上に毛皮に身を包んだ半神半獣の男ブージュルード登場。ジャジューカは彼によって村人に教えられたという伝説があるのです。オリーヴの枝を振り回しフロアをあげる、あげる!

もうこっちはアルファ波で現から幻界に脚突っ込んじゃってwフロアはぐるんぐるんに異相の時空間が廣がって熱狂の内爆発と恍惚の外爆発に!!!!!!!!

22:00までがっつりやってくれました。アンコールが無かったのは会場の時間制限もあったからかな?出来ればホントに始発までやって踊り狂いたかった昂奮度。椅子席だったから途中まで“タコ踊りしてええ!”と思ってたら最後は皆総立ち、至高の時間を味わうことができました。شكرا

The Master Musicians of Jajouka 1/7, 1980


The Master Musicians of Jajouka 2/7, 1980


The Master Musicians of Jajouka 3/7, 1980


The Master Musicians of Jajouka 4/7, 1980


The Master Musicians of Jajouka 5/7, 1980


The Master Musicians of Jajouka 6/7, 1980


The Master Musicians of Jajouka 7/7, 1980

by wavesll | 2017-11-07 05:45 | Sound Gem | Trackback | Comments(0)

Montreux Jazz Festival JapanにてPharoah SandersやAxel Toscaをみる

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Pharoah Sanders - You've Got To Have Freedom


Montreux Jazz Festival Japanに行ってきました。

15:00に会場に着くと入場の列が。それに並び中に入ると椅子席で、前方真中らへんのいい席を確保することが出来ました。

最初に始まったのはJoey Alexander Trio。14歳とは思えない素晴らしいプレイに目を瞠りました。ドラムのUlysses Owens Jr.もかなり良くて。

そして今日一番良かったのが菊地成孔 with Axel Tosca Project.

キューバ音楽映画『Cu-Bop』の主役の一人であるAxel Tosca(key)と菊地成孔(sax), 類家心平(tp), 鈴木正人(b), 秋元修(dr)の、Magicの域までみなぎる音!

覚醒と酩酊を突き抜けていくSound Waveに幾度も幾度も心ときめかされ、エナジーが炸裂する瞬間がありました。

そしてPharoah Sanders Quartet…!!!!!! ゼロ年代にクラブジャズに嵌って、『You've Got To Have Freedom』はこの世でトップクラスに好きな楽曲、愈々伝説を拝める…!

リストバンドをみせれば出入り自由なので、ガーデンプレイスのファミマでエナジードリンクで給油して万難を排してライヴに臨みました。

ところが…昨年体調不良で東京JAZZをキャンセルの不安が顕在化していて。
足取りもスローモーで、一曲吹ききれず後ろに下がってしまいメインのいないピアノトリオ化。楽曲の最初と最後だけファラオが出てきて吹く感じ。

キレキレのクールで熱い『Elevation』『Izipho Zam』のスピリチュアルを湛えるファラオに心酔していただけに残念でした。御歳七十七だもんなぁ。。それでも、仙人のような風貌から吹き鳴らすサックスの掠れに、あるいはおどけの奥から出る魂篭ったヴォーカルに往年の片鱗を鱗一枚は感じることが出来ました。

しかし結局、『You've Got To Have Freedom』のあの咆哮のようなフレーズは聴くことが出来ず。

今はライヴの時代だといいますが、優れた録音芸術を仕上げることってとても、とても大事だなと。Recordとして刻まれた音は生命として時空間を越えていくから。人のさだめは伝説の人でも変わらぬと識って、そして此の曲が古典として弾き継がれて欲しいと想った夜でした。

Pharoah Sanders - Africa - You've Got to Have Freedom


Pharoah Sanders: You've got to have Freedom 2011

by wavesll | 2017-11-05 05:11 | Sound Gem | Trackback | Comments(0)

Cornelius Mellow Waves Tour 2017 at Studio Coast

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ハイ・センスの塊。無機物や風景に生命をみいだすような音が、バンド演奏で鳴らされるとは…!ギターの迸る様はこれ突き詰めたらアートリンゼイクラスになりそうなくらい。

開演前は波音と音楽が鳴って。Shazamするとアンドリュース・シスターズの『せめて夢で』やSuzanne Cianiの『The Third Wave-Love In The Waves』等でした。

そしてスクリーンに映される4人の影。
一曲目は『いつか / どこか』。映像はMETAFIVEのように歌詞が小気味好く打ち込まれるものでした。

そこから『Drop』『Point of View Point』『Wataridori』等の代表曲ががんがん鳴らされて。映像はPVからのものや、GROOVISIONSなもの。

音が、本当にかっこいい。コンクリート打ちっぱなしの様な、テクノロジーが生命を帯びるような音。小山田さんの歌声がどこかネオテニーさを感じさせ、炸裂するGutarが圧倒的に格好いい音像を鳴らして。

そして『Surfing on Mellow Waves pt 2』が白眉で、映される波の映像が自然の構造物、伽藍としてみえ、電子音のように響く海猫の声、天上に昇るような音にアセンション?しそうになりました。

そして『GUM』から『Star Fruits Surf Rider』からの『あなたがいるなら』。

『Star Fruits Surf Rider』ってこんなにいい曲だったんだって想いました。トロピカルに彩色されるフロアに快く歌が響いて。

そして『あなたがいるなら』。この唄が聴きたかった。ただ、ただ、憧れ、恋しい人への想いを沁みじみと綴った音楽。”あなたがいるならこのよはまだましだな”。

大切な人に出逢える奇跡。その温もりに感謝が湧きいずる、泉のような歌だなと感じました。

ENではアコギをもってラフな感覚でMCなどもあり(本編はMC無しでした)メンバー紹介を。キーボードの女性はバッファロードーターの人だったのですね。

最後は『E』がガツンと。やっぱりこの轟、カッコイイなと。上質なパフォーマンスを楽しんだ夜でした。

Set list

1. いつか / どこか
2. Helix / Spiral
3. Drop
4. Point Of View Point
5. Count Five or Six
6. I Hate Hate
7. Wataridori
8. The Spell of a Vanishing Loveliness
9. Tone Twilight Zone
10. Smoke
11. 未来の人へ
12. Surfing on Mellow Wave pt 2
13. 夢の中で
14. Beep It
15. Fit Song
16. Gum
17. Star Fruits Surf Rider
18. あなたがいるなら

EN
19. Breezin'
20. Chapter 8~Seashore And Horizon~
21. E

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by wavesll | 2017-10-27 07:32 | Sound Gem | Trackback | Comments(0)

Omar Sosa - Gustavo Ovalles インストアライヴ@HMV record shop 渋谷

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Omar Sosa-Gustavo Ovalles Duo FULL CONCERT


キューバ出身のピアニスト、オマール・ソーサとベネズエラ人の打楽器奏者、グスターボ・オバージェスの渋谷HMV record shopでのインストアライヴをみてきました!

Omarさんの天空へ吹き抜ける健やかで格好いいキーボード。この人達の音、すごい好きです。心がフェザーに晴れます。

Gustavoさんのアフリカの民族楽器や自作の口で咥えながら弦を弾く楽器、そしてヴェネズエラの民族楽器などもNatural-Supernaturalな魅力があって。そしてあんな神性を帯びたマラカス初めて聴いた!

明日の晴れ豆でのライヴはコラ奏者のSECKOU KEITAも加わり、まだチケットがあるとか!かーなりお薦めです。間違いない奴です◎

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by wavesll | 2017-10-23 22:14 | Sound Gem | Trackback | Comments(0)

Tyler, the Creator live at Liquidroom

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恵比寿LiquidroomにTyler, the Creatorを見に行ってきました!

2017年で一番オーディエンスのアがり様が物凄かった!半端ねー盛り上がり!もうずっとシンガロングだし、こんな熱量はサマソニ'15のZEDD以来初やも!まさに旬のミュージシャンがノリに乗ってHIPな爆発を起こしてる真中に跳び込んだ感覚!

タイラーのパフォーマンスも“バウンス”ってこういうことかというようなリズム、グルーヴの入れ方が躯に直撃、『Scum Fuck Flower Boy』を想起させる花畑なセットの中で魅せてくれました。この盤、なんだかんだでこの夏一番のお気に入りだったけど、Liveはほんと體にクル感じ!

そして無数のスマホカメラを向けられるタイラー、カリスマだ。今ここに心酔があるのだと。

客の半分以上は外国人。この聴衆の熱気に途轍もない昂奮を覚え、その火を点燈したタイラーの音楽を浴び、熱狂の渦の中カッカしました!

Tyler The Creator - Scum Fuck Flower Boy [Full Album]


Tyler, The Creator - WOLF [Full Album: Deluxe Edition]


Tyler the Creator CHERRY BOMB FULL ALBUM (REORDERED)


Tyler, The Creator- Bastard Full Album


Tyler, the Creator - Dinosaur EP (Full Album)

by wavesll | 2017-10-21 09:15 | Sound Gem | Trackback | Comments(0)

Sudan Archives -スーダン・フィドルとエレクトロニクスの都会と異界が雫る音感

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Sudan Archives - Come Meh Way


Sudan Archives - Time


SpotifyでStones Throw がサインした注目の女性ヴァイオリニスト Sudan ArchivesのデビューEPを聴きました。

Stones ThrowによるとSudan Achivesはオハイオにて楽器に囲まれて育ち、北アフリカのヴァイオリン・スタイルを識った時「私はこのスタイルをエレクトロニクスと共に使えるかもしれない」と想ったそうです。そしてLAでエレクトロニクス技術を吸収し、NYTimesやPitchforkから称賛を受けているとのこと。

静謐でリチュアルな電子音響にスーダンのフィドルや西アフリカのリズムがヒップに響く音像。FKA TwigsLaura Mvulaが好きな人は気に入りそう。アーバンとエキゾの咀嚼が素晴らしく、雫る感に満ちた音像は快感を齎します。

Sudan Archives - Water


最新シングルの"Water"もいい。今年知ったミュージシャンではJlinKeinに匹敵する音。2017年のModeってこれかなと思った寒露の宵でした。
by wavesll | 2017-10-20 21:15 | Sound Gem | Trackback | Comments(0)

Led Zeppelin III Reversed. 現代のElectronic Musicとして蘇るHard Rock名盤

Led Zeppelin III (Full Album) Reversed.


原盤からしてROCKを越えてPOPといってもいい跳躍的なAlbumだったけれども、逆再生すると気狂い度が上がるのとビート・ミュージックのように聴こえて中々に乙。ラストが移民の歌なのも胸が熱くなる。

ビートってドラムの逆再生とかで創ってるのかもと。My Bloody Valentine (Backwards) - LovelessStrawberry Fields Forever - The Beatles [800% Slower]も併せ、意識の拡大を齎すビートメイク技術の一端に触れられた愉しみがありました。

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by wavesll | 2017-10-16 20:53 | Sound Gem | Trackback | Comments(0)