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今週の一曲 Egberto Gismonti - 7 aneis

c0002171_134694.jpg7 Anéis - Egberto Gismonti

先月の最終週、ついにエグベルトジスモンチの『光の束』がリリースされました。

ボンバレコードがブラジルEMI期の作品をリイシューしていたシリーズで、本来ならば去年他のとともに発売されていたはずの盤だったのですが、許可が下りなかったのか『光の束』だけ発売が延期されていたのでした。

Egberto GismontiはECMではジャズのイメージが強いですが、EMI期はクラシックとジャズ、プログレ、テクノ、現代音楽をも内包するような、ジャンルの垣根を超えたブラジル音楽の巨匠です。

今年の春の公演も素晴らしかったのですが、このアルバムも素晴らしい。組曲形式になっていて、この曲は冒頭を飾る『七つの指輪』です。

シンセの打ち込みと生演奏が重なり、デジピの響きが明るく、ジスモンチの作品の中では一番POPを感じる曲だと思います。80年代のこの感じ、一周回って今いいです。ディズニーランドで遊んでるかのような楽しさが楽曲から感じます。逆にPOP気が強すぎて演奏家としてのジスモンチを求めている人にはそこまで響かないのかな、とも思いました。ジスモンチを良く知らない人にこそ聴いてもらいたいです。

もし今度来日することがあったら、リズム隊を引き連れてのライヴを一度拝見したいなぁと改めて思いました。
by wavesll | 2013-07-05 13:23 | Sound Gem | Comments(0)

今週の一曲 BIGPAPA - the cookies crumbles @父の日公演

c0002171_23312720.jpgBIGMAMA the cookies crumbles

ちょうど一週間前、東京ドームシティホールで行われたBIGMAMAがBIGPAPAとしてライヴするという父の日公演に行ってきました。

ツアーの打ち上げのようにしたいとMCで言ったように初っ端から攻める攻めるwアッパーな曲を立て続けにやり、アリーナは肩車やらモッシュやらダイヴやらサークルやらで物凄いことになってました(私は二階から見てました)

二階も初っ端から総立ちにさせた曲がこれ、the cookies crumblesです。
今回のライヴはBIGMAMA好きの友達に誘われていったのですが、予習で最新アルバム聴いた感じではおとなしめなのかなと思ってた時に前のアルバムを借りて聴くとこんな曲もあるのかと、驚き、とても気に入った曲でした。

だからこういう曲もやってくれる父の日公演に来れてほんと良かった。

ステージにはBIGMAMAの上からBIGPAPAと描かれたでかい旗が飾られ、MCでもBIGMAMAなのかBIGPAPAなのかとスタンスがぶれる感じで進行しながら、「このツアーでこんなに汗かかなかったよ」という位に激しい調子で一時間、そこから新アルバムから小一時間、アンコールは観客のど真ん中でタイムマシーン、新曲、新曲のカップリングに再録されるという1st曲、ライフイズミルフィーユ、そしてWアンコールで公式写真撮影後に一曲歌って終了。

初めてのBIGMAMAのライヴでしたがスペシャル感が満載のいいライヴでした。やっぱりバンドは生で見てこそですね。
by wavesll | 2013-06-22 23:40 | Sound Gem | Comments(0)

今週の一曲 The Ensemble Al-Salaam / Music Is Nothing But A Prayer

c0002171_1453719.jpgThe Ensemble Al-Salaam - Music Is Nothing But A Prayer

六角橋のゲオはジャズやファンクの黒いCDの品ぞろえが素晴らしく、ちょこちょこ利用させていただいているのですが、今回何の気なしに借りたTHE ENSEMBLE AL-SALAAMの 『THE SOJOURNER』は特筆すべき出来でした。

P-VINEの説明を読むと、
ジ・アンサンブル・アル・サラームはサックス奏者カーリク・アブダル・アル・ローフ率いる7人編成のバンド。

リーダー以下、無名のアーティストばかりで、バンド名からも分かるとおりイスラムに改宗したアフロ・アメリカン達で構成されている。

とのことですが、彼等が奏でるこのスピリチュアル・ジャズの円盤はストラタ・レコードの中でも最もCD化が望まれていた一枚だったそうです。

で、紹介するのはそのアルバムの冒頭を飾る一曲、『Music Is Nothing But A Prayer』。

初っ端のピアノから期待させるのですが、女性ヴォーカルが鳴り響くともうそこには異空間が広がります。その後に展開されるめくるめくある種呪術的な輝きを見せるジャズを期待させるには最高の一曲目といえるでしょう。

いやーこのアルバムを一枚200円で借りれるとは、いい店もあったものです。
by wavesll | 2013-06-15 14:06 | Sound Gem | Comments(0)

今週の一曲 JACKIE WILSON - Since You Showed Me How To Be Happy

JACKIE WILSON - Since You Showed Me How To Be Happy

シカゴ・ソウルの名門『ブランズウィック・レコード』の全カタログの中からオリジナル・アルバム、 編集盤を順次リリースされるらしく、そのサイトで私の好きなブランズウィックという企画があり、その中で小西康陽がDJの時にヘヴィ・プレイしているシングルとして挙げたのがこの一曲。

ジャック・リロイ・“ジャッキー”・ウィルソン・ジュニア(Jack Leroy "Jackie" Wilson Jr.)は、アメリカのソウル/R&Bの歌手。

サム・クック、ジェームス・ブラウンと並び、ソウルのパイオニアの一人とされる。ビリー・ワード&ザ・ドミノスに在籍、1950年代末頃からソロ活動を開始。1957年にブランズウィックと契約し「リート・プティ」でデビュー。この作品は、モータウンの設立者のベリー・ゴーディJr.が関わっており、その後も作品を提供している。特にヒットしたのが、1958年の「ロンリー・ティアドロップス」で、R&Bチャート1位となり、ポップス・チャートでは7位を記録した。ウィルソンのこの頃のサウンドは、モータウン・サウンドの原形となっていると言われる。


伸びやかな声に陽気なメロディ。ソウルに求める音楽の喜びが弾ける楽曲で、たまらないです。
by wavesll | 2013-06-08 21:14 | Sound Gem | Comments(0)

今週の一曲 L'Orchestre - Kulukutu

L'Orchestre Kanaga de Mopti - Kulukutu (Mali 1977)

先週からの流れでマリの音楽をDigっていて見つけた、アフリカ〜マリ共和国〜バンディアガラ山のニジェール川流域に面した断崖に居住する民族”ドゴン族”による77年産のサイケデリックなアルバムKanaga de Moptiの冒頭を飾る一曲です。

アフリカっぽい掛け声とともに金管楽器が入り、そこにトランシーな親指ピアノのような音が鳴り響いて、最高です。ただものではない面白さ。

この音楽をこのジャケの人達が奏でてるかと思うと、やべーなーマリ。といったところでしょう。

ワールドミュージックという範疇に収まらず、プログレッシヴなポップとして価値ある盤だと思います。
by wavesll | 2013-06-01 21:14 | Sound Gem | Comments(0)

今週の一曲  Ballake Sissoko Impro 1

Ballake Sissoko | Impro 1 | A Take Away Show

バラケ・シソコはマリの伝統楽器コラヲを代々演奏するグリオの家系に生まれたミュージシャン。

コラとは、長いネックにヒョウタンの胴、そして21本の弦が特徴の伝統的な民族楽器。
ハープやギターの原型とも言われ、弦を両手の親指と人差し指でつまみ弾く様に演奏
するその音は、アフリカの民族楽器の中でも最も美しい音色と言われています。
世襲制集団"グリオ"の家に生まれたバラケ・シソコは、1981年のデビューより
Alboulkadri Barry、ロキア・トラオレ、FangaDiawaraなど様々なジャンルの
アーティストとの共演を重ねるなど新時代を代表するコラ奏者です。
これまでに5作のアルバムをリリースし、2009年に発表したフランスのチェロ奏者/
プロデューサーのヴァンサン・セガールとの共作「チェンバーミュージック」は
インストゥルメンタル作ながらフランスで大ヒットを記録しました。
また、同作品でヴィクトワール・ド・ラ・ミュージック(仏版グラミー)賞を獲得。
ヴァンサン・セガールと共に世界中で200回ものコンサートを行い、2010年5月に初来日し、
その格調高くエネルギーに満ちた演奏が高い評価を得ました。


先週末、ヨコハマ創造都市センターでライヴがあったことで知ったのですが、これは素晴らしい。天上へ鳴り響くような調べに酔いしれました。

アフリカというとリズム主体の音楽のイメージがありますが、これは多くの人に受ける音楽なのではないかと思います。
by wavesll | 2013-05-26 00:25 | Sound Gem | Comments(0)

今週の一曲 サカナクション Aoi @幕張メッセ

Aoi サカナクション Songs

行ってきましたSAKANAQUARIUM2013sakanaction@幕張初日。

入場がぎりぎりだったので後方で、サラウンドサウンドの醍醐味を味わえたとは言えませんが音、良かったです。幕張でこの音とはドルビーとチームサカナクションやるなって思いました。

初っ端、IntroからINORIそしてMUSICでギアが入りアイデンティティーなどノリのいい曲が30分強続き、もう汗だく。ライヴ用アレンジも様になってました。

そしてホーリーダンスなど落ち着き目の曲が続いた後、バッハのインストRemixが!この時もそうだったのですが、レーザーの演出は上がりますね。そこからネイティヴダンサーへ。

そして今回今週の一曲に選んだAoi.なぜ選んだかというと、ギターのかっこよさが際立ってたんですよね。ライヴで聴くと。改めてSongsの動画を見ると確かにギターがなってるんですが、生で聴くともっと鮮やかで印象的でした。

で、夜の踊り子でホントに芸者が踊って本編終了。ここまでMCは「踊ろう」とかだけw

アンコールではアルバム『sakanaction』は自宅で録ったなどのMCあり。スピーカーの数は200本以上だったらしいです。道理で。

デビュー曲の三日月などを演って終了。ダンスとロックをつなげるという試みはかなり成功しているなーと思いました。欲を言えば後半にもっと盛り上がる曲が欲しいかな。期待以上に良かったです。踊りまくりました。
by wavesll | 2013-05-19 06:57 | Sound Gem | Comments(0)

今週の一曲 稲垣次郎とソウルメディア Breeze

稲垣次郎JIRO INAGAKI & Soul Media -- Breeze

ほんとは渋谷ディスクユニオンレアグルーヴ館で試聴した『女友達』を紹介したかったのですが音源がwebに転がってないのでこちらを。

『和ジャズ最後の秘宝』なる大仰なコピーがついてますが、音はとことんクールで、すっと聴けます。

これが女友達の方だとサミーの歌声も合わさり非常に猥雑な魅力を放つのだから面白い。両方お薦めのアルバムです。

最近ファンクの面白さに目覚めつつあるなぁ。

鈴木宏昌  Arrange & Fender Rhodes
稲垣次郎  Tenor Sax, Soprano Sax, Flute
今井 尚  Trombone
安川ひろし Guitar
岡沢 章  Bass
石松 元  Drums
by wavesll | 2013-05-13 17:02 | Sound Gem | Comments(0)

今週の一曲 Jimmy Smith - The Preacher

Jimmy Smith - The Preacher

どうも、屋久島帰りの鴎です。

今週はパッと行きましょう。

今週の一曲はJimmy SmithのThe Preacher、アルバム『Live at the Club Baby Grand vol.1』に入っているヴァージョンです。

Jimmy Smithは『Root Down』で知っていましたが。このライヴはまたオルガンが鳴りまくってますね。最高!

Soul Flower Unionの中川さんがTwitterで呟いていたので知りました。で、買うこと決定。今週の一曲にしました。

そうそう、『今週の一曲』は新旧問わず、その週に出会った音楽の中で一番印象的なものを記したいなということで始めたコーナーにしたいと考えております。
by wavesll | 2013-05-05 01:35 | Sound Gem | Comments(0)

今週の一曲 佐村河内守 RISING SUN

鬼武者 交響曲 『RIGING SUN』

大分遅ればせながら佐村河内守さんの番組をみました。

難聴で耳が聞こえないというハンデを背負いながら、夢である交響曲を書くことを成し遂げ、交響曲第一番HIROSHIMAは大ヒットを飛ばしているという話題の人ですが、物は試しとレコード店で視聴した限りでは、まー長いし、ちょっと自分の耳には退屈かなと思って、ハイプ込みの人かなと思っていました。

しかし、金スマで取り上げられるというので軽い感じで見ていたら、『鬼武者』の音楽を担当し、和楽器を含めた200人越えのオーケストラでの演奏は大変に評価を得ているとのことで、ゲーム音楽ならより分かりやすい盛り上がりもありそうだし、聞いてみたいなと思いました。

しかしAmazonではサントラは高騰。流石に3万近くは出せないなと思っていたところ、動画サイトに上がっているのを見つけ、聴きました。

いいですね、コレ。普段クラシックを聴かない層にも大ウケしただけあって、惹きもあるし、時間も20分強とコンパクトにまとまっていて聴きやすい。私もオーケストラに詳しいわけではないので、ロック/ポップ耳で聞くしかないですが、大変面白いなと思いました。

和楽器を使った西欧音楽というと、ノヴェンバーステップス銀界なんかもありますが、和楽器が使われていると日本人としてはくるものがありますね。

HIROSHIMAで「ちょっと佐村河内さんは自分には合わないな」と思った人にこそ勧めたい音楽。再発が待たれます。
by wavesll | 2013-04-28 00:29 | Sound Gem | Comments(0)