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あらかじめ決められた恋人たちへ@渋谷タワレコ 2015/02/05

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仕事終わりに行ってきましたあら恋の渋谷タワレコB1ライヴ!やー、やばかった。これ1000円でいいのってくらいのライヴ!汗だくになってしまいましたw

初っ端の曲、なんかナイトクルージングのラストら辺のピアノみたいな旋律したなぁ。あら恋は曲名分かるほど聞きこんでないのだけれども、一応4,5枚は聞いたので、多分初期の曲だったかな。

落ち着いた曲も交えつつ、中盤辺りからどんどん爆発していって、ROVOみたいな宇宙な処に連れてかれました。一年前(2年前?)やはりここで見た時も思ったのですが、音が最高。ドラムもやばいし、パーカスがテルミン弾きだすし、ギターもベースもえぐい音出すなぁ。フロントマンのピアニカ、まるでトランペットのような凄いプレイでした。

アンコールの曲、出だしがかなりDubで、瑞々しい深い響きがすーごい良かった。あら恋の新アルバムはダブらしいです!

途中でディジュリドゥの吠え音というか、The 13th Floor Elevatorsのチャカポカ音というか入ったアレンジもあって、いやー、こういうバンド、マジ好いなと思いました。面白い!あとこの地下箱の殺人的な音量がやっぱ好きです。ライヴハウスって感じで。ライヴが終わると雨も雪も晴れていて、火照った体に寒風が心地よかったです。

やー、心地いい疲れでぐっすりねれそうです。あ、そういやチケットのNoで当たったNo Music No Life Tシャツ、早くも寝巻で着てます。晩安!

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by wavesll | 2015-02-06 00:23 | Sound Gem | Trackback | Comments(0)

幻惑のペルーヴィアン・ミュージック

昨日の記事でペルーの話が出たというのも、実はここ数日ペルーの音楽をwebで聴き続けていたのです。このエントリではそんな中から幾つかいいのを選んでご紹介いたします。サイケ成分多めでw

El Polen - Fuera de la Cuidad

ペルーのサイケデリックな音楽に興味を掻き立てられたのがふと聴いたこの円盤から。虫の音、鳥の音、水音などが使われる心地よくも1973年当時のわくわくする音に心躍らされました。チャランゴ等、山岳楽器も使われていて、ペルーヴィアン・アシッド・フォークといったところでしょうか。

こちらのエントリにかなり詳細な記述がありました。なんとメンバーは日本に留学していたとのこと。面白い!

Telegraph Avenue - Telegraph Avenue
El Polenからペルーのサイケを探ったら、こんな円盤に当たりました。ペルーヴィアン・ソフトロックの71年作。
まずは冒頭の一曲を聴いていただきたい。女性Voにパーカスが混じって、何とも魅惑的なグルーヴになっています。西海岸的な青春を感じさせるこのSomething Goingのカヴァーだけで御釣りがくる、ナイスチョイスな名盤です。

Los Destellos - Los Destellos
西海岸的というとこのガレージサーフな感じも最高な一枚も挙げたい。最初、このイナタイビートはクンビアかなと思ったのですが、コロンビアで生まれたクンビアがペルーに入って、ガレージ/サーフなノリの入ったサイケデリック・クンビア、チーチャという音楽になったらしいです。これはそんなチーチャの68年作。この絶妙にダサさとかっこよさが混在した音、気持ちいいです。最高w!

Traffic Sound - Traffic Sound
ペルーの代表的なサイケデリックバンドと言われるTraffic Soundの70年の2nd.
リマの砂漠のからっとした、しかし砂煙るざらついた夜を想いだします。南米っぽい楽器も導入されていたり、エキゾ・ロックとしても面白い。こういう感覚のサイケ、丁度スウィートスポットついてくる出来ですね。

JEAN PIERRE MAGNET Y SERENATA DE LOS ANDES - Concierto Navideño en Palacio de Gobierno

上のペルーロック・レジェンドTraffic Soundに参加し、後にペルージャズ界を牽引してきたサックス奏者ジェアン・ピエル・マグネトの現行プロジェクトです。こちらで2011作のアルバムの試聴と詳細な説明があります。
山岳ジャズとでもいえばいいのか、アンデスの音楽とジャズを融合したサウンドが、バイオリン、パーカッション、サンポーニャ、ハープ、チャランゴ/ギター、そしてサックスによって奏でられる。スーパー・バンドだと感じました。なんとペルー出身の世界的な打楽器奏者アレックス・アクーニャ(元ウェザー・リポート、TOLU)が参加しているそうです。全音楽好きに薦めたい心地いい音です。

Los Mads - Tumor Bossa

ここで民族音楽的でないペルーのバンドを。これはペルーのガレージロックバンド、The Madsの楽曲です。やっぱガレージは"Rock'N'Roll!!"って感じでいいですねー!

Resplandor - Downfall

こちらはもう本当に真っ当なシューゲイザー。ペルー音楽を見る目を"ワールドミュージック"の色眼鏡から解放してくれます。

The Pilgrim to the Absolute
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El Polenで始まったペルーヴィアン・ミュージック紹介。最後は自然音が取り込まれた、最新系のバンドを紹介しましょう。
上のBandcampを聴いていただけると一聴にして感じる水音のドローンのサイケデリア。ペルーのアシッドな魂は今も脈々と息づいているのですね。

いかがでしたでしょうか?ペルーの音楽というとかなり自分の中でも未知な、それこそフォルクローレとかそういうのしか知らなかったのですが、これだけの素晴らしいバンドが育まれる土地なんだなと、纏めてみて改めてペルーという国が好きになりました。
by wavesll | 2015-02-03 17:50 | Sound Gem | Trackback | Comments(0)

安息のポーランドジャズで入眠を

Krzysztof Komeda - Ballet Etudes (stage music)


真夜中の都市を思わせるポーランドのジャズピアニスト、クシシュトフ・コメダによる作品。週末の終わりに、静寂に響くこの音で全ての人に安息を。
by wavesll | 2015-02-02 00:14 | Sound Gem | Trackback | Comments(0)

YAVAYAVA プログレッシヴ・サイケ・ブラジレイラなのだ

Módulo 1000 - Não Fale Com Paredes (1970)

JAJAJAJAJA!こーれYAVAYっすわ。

発勁をかましてくるブラジリアン宇宙ロックw発売当時レーベルに相手にされず全くプロモーションされなかったらしいこの調子はずれな感じ、天才的!
なんか暗黒的(アマゾン的?)なコスモがびりびり放つ感触、VJで合わせるなら天才バカボンの映像を短く繋いでいったらドラッギーで合いそう。

伝説&驚異の南米ブラジル・サイケMODULO 1000の1971年の唯一のアルバム。
ブリティッシュ・サイケデリック&プログレッシヴ meets アメリカン・ハードロックとジャーマン・サイケがブラジル音楽世界と独自に融合した唯一無二の圧倒的世界。(Newtone Record)


リオデジャネイロで Luiz Paulo Simas (órgão, piano e vocal), Eduardo Leal(Baixo), Daniel Cardona Romani (Guitarra e vocal) e Candinho (Bateria)によって録音されたこの大奇盤、Nao Fale Com Paredesというのは”壁に触れるな”という意味だそうです。

取りあえず、シラフでは聴けないこの明滅、気分が沈んでいる時なんかもっての他ですね。いや、案外この馬鹿力に押されて元気になるかもwこのクールとかクールでないとかを超越した異次元の音、大好きです。

ブラックサバスなヘヴィさとピンクフロイドなプログレさを混ぜてさらにぐにゃりと上へ行くサウンド。これ聴いた後にYES聴いたら、なんか地元へ戻ってきたような気になりましたw

数年前にリイシューされたそうですが、Amazonではかなりのプレミアついてますね。うーん、だけどこの音はヴァイナルの太いサウンドで聴いてみたい気もする…。南米の深みを味あわされました。

これで目が冴えてしまって寝れないという方に、同じブラジルからラテン・フォークロックを。私もこれをかけながら今夜は眠りに就こうと想います。

Karma - Karma (1972)

by wavesll | 2015-02-01 00:59 | Sound Gem | Trackback | Comments(0)

入江陽インストアライヴ@渋谷タワレコ & 『仕事』 ― 今最も優れたポップスとして街の営みに寄り添う音

今、最も面白い邦楽ミュージシャンは誰か?
この問いは今大変難しいものとなっています。というのも、現在邦楽シーンには粒ぞろいな才能が次々と佳作を生み出しているからです。森は生きている、オウガ・ユー・アスホール、水曜日のカンパネラ、ゲスの極み乙女、毛玉、ハチスノイト、shotahirama,etc...

そんな中、最も優れたポップスとして街の営みに寄り添う音をやっているのは誰だろう?と思った時、私はそれは入江陽だと思います。

まずはこの曲を聴いてみてください
入江陽 - やけど [feat. OMSB (SIMI LAB)]


大谷能生がプロデュースしたサウンドに乗る入江さんの現在形のヒップホップを経過したネオ・ソウルな歌唱。そして歌詞がとてもいい。なんでも医学部卒らしい彼の洗練された詞には、2014-2015年の先端であり真芯をついた詩情が滑らかに伝わります。この動画の終盤に流れる『JERA』(soundcloud link)という曲の艶やかな調べは、彼がメインストリームで勝負できる逸材であることを予感させます。

そんな彼が渋谷タワーレコードでインストアライヴをすると聴き、昼下がり行ってきました。

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大体50人程の人出に最終的になったのか、自分は最前列に陣取っていたのですが、青田買いと今後の成長とブレイクを期して、アルバムも購入しました。

これだけの近さで見れたこと、それも大谷さんのサックスとのコンビで生で聴けたのはとても贅沢だったのですが、まだライヴで練り上げていなかったのか、特にファルセット以外の部分の歌唱がCD音源を越えていなかったように思えたからでした。

ただ、ライヴよりCDの方が良く聞こえるというのはこの間のPIKA☆さんのインストアではライヴがあまりにも良すぎてCDが大分見劣りして聞こえてしまい購入に繋がらなかった、なんてこともあったので良し悪しですねw

改めて生でキーボード弾き語りで聴くとその歌詞の鮮烈さが沁みて、そのサングラス姿から連想したわけではないですが、歌の実演の技能熟達が図られれば、10年代の井上陽水になれるポテンシャルがあるのではないかと思いました。特に一曲目に歌われた1stアルバムに入っている『地震』という曲は、特に切実に響きました。

セットリストは
1.地震
2.Lemonade
3.JERA
4.たぶん山梨
は演っていました。中盤でもう1,2曲やっていたかもしれません。全体で20分前後のインストアライヴでした。最後の『たぶん山梨』では"たぶんタワレコ"と連呼するサーヴィスもありましたw

「地震」入江陽

『地震』はこの音源よりもライヴの方が魅力的に歌い上げられていたので、練達で高水準まで質を上げた状態のパフォーマンスで、ミュージックステーションに『やけど』とかで殴り込みして欲しいななんて思います。何しろ自分、「10年代の陽水になるポテンシャルを感じた」とまで褒めちゃってますからねw実際、入江さんの無人島に持ってく10枚には井上陽水のアルバムもあったようで、やっぱりこういうの好きなんだなぁと納得しました。

で、今2ndアルバム『仕事』を聴いているのですが、捻りが効いた詩と今を切り取ったサウンドが、"あぁ、これこれ、こういうの聴きたかったんだよ"としっくりきながら期待をちょい越えてくるのがいいですね。

"やけど"の
悔しいことも 照れくさいことも おんなじ?
がむしゃらに午後を しゃにむに 余生 さまよい

いやらしい夜も 目覚ましい夢も あるのに
お寿司を食べても 顔を拭いたら 朝だよ

なんて、日常の風景を切り取る視点が上手いと思うし、

"フリスビー"の
ソラリスの海辺では クソガキが手づかみで
クラゲを食い荒らしてる ポン酢かけ旨そうに

なんてシュールで面白い。生活感と異世界感が入り混じるのが面白いですね。

いいアルバムでした。タワレコ特典なのかな、CD-Rには『未発表&Remix音源』として、
1.Chakra or Makura NAGE(demo) feat. tones or sounds
2.やけど (hikaru yamada Remix)
3.卒業(hiaru yamada & Awa Remix)
4.JERA (wa Remix)
とアッパー目にMixされた楽曲が入っていました。

それこそこのアルバム、マーヴィン・ゲイとか好きな人でも面白く聞けるんじゃないかな。今後も含めて、気になる楽しみなミュージシャンが出来ました。
入江陽 - 鎌倉 [duet with 池田智子(Shiggy Jr.)]

仕事/入江陽


入江陽インストアライヴ@新宿タワーレコード
怪聖歌 入江陽 『SF』 & Bon Iver 『22 A Million』
by wavesll | 2015-01-24 21:34 | Sound Gem | Trackback | Comments(0)

The Sunpaulo / Close to You @New Year The CAMP! in J-POP Cafe

昨夜から今朝にかけて渋谷Jpop Cafeで行われたNew YEAR The CAMP!!へ行ってきました。
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クラブは本当に未だに慣れなくて、今回も誰か誘っていこうかとしたのですが、平日のオールナイトイベントなこともあり誰も捕まらず…でもこの屋内で行われる仮想野外フェスというのが楽しそうだったのと、The Sunpauloがみたくて一人東横線に乗って赴いたのでした。

実際ついてみるとDjがレコードを流す空間が、テントが張ってあったり薪を模したライティングがあったり野外フェスな感じで、確かにライジングサンみたいな装飾がなされていて、あぁこれはルーパナイトみたいでいいなぁと体を揺らしながら、やっぱクラバーみたいには踊れないし、煙草が煙いし、なんかみな友達やカップル同士で来てるみたいで肩身狭いなぁと思いながら2ndフロアの禁煙スペースでリクライニングに腰掛けながら音を聴いていたら、隣で一人っぽいお姉さんがカオマンガイ食べてたので、声かけてみました。

するとなんとロック好きの人でROVOとかブランキーとか生でライヴ体験していた話を聞けて、さらにミッシェルのアベの墓参りに広島へ行き、お母さんがやってる料理屋の壁にTMGEの写真が貼ってあったとか、スゲーいい話聞けて、酒もまわってきて楽しい気分になってきたところでThe Sunpaulo!
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シアターブルックの佐藤タイジがヴォーカルギター、音楽プロデューサーとして多くのアーティストを手掛ける森 俊之がキーボードの、エレクトロロックユニット、The Sunpaulo. 何度かYoutubeでみて、かっこいいなぁと思っていたのですが、なかなかライヴで見れる機会がなく、これはみたいと馳せ参じたのでした。

もうね、ライヴ、最高でしたよ。クラバーで込み合ったフロアでダンスロックの突き抜けたかっこよさ!ラストソングの"Close to you"の後でアンコールのコールが起こり(でも乾杯した白人の兄ちゃんは聞き取れなかったENCORE!だったけどw)、さらにOne More Song!!ロックが持つユースカルチャーの調子に乗った感じが本当に最高で、音も太いんだけれどもロケンローな、パーティを盛り上げるのに最高なパフォーマンスでした!

結構タイジさん普通にフロア歩いてて、挨拶して握手してもらっちゃいましたw

その後Shhhhhさんのトライバルな音聴いていたのですが、やっぱりビート主体だと踊れないと間が持たないですねw2ndフロアでゆったりしてました。だからヨーグルトさんはみれなかったwあまりにゴリゴリあげてて久々オールナイトにはハイカロリーでしたw

No9とKENKOHの音で、眠たさを刺激され、そんな話から隣り合った人たちと話しました。クラブに来る人はみんな笑顔で対応していて、あぁ、この人たちにとってパーティは本当に幸せな時間なんだなぁと、ほんとフェスのいい人タイムだなぁとこちらのクラブへの違和感がだんだん溶かされていったところで1stフロアでSunrise Player。夜明けまで踊りました。日の出の時間にはシャボン玉が降ってきて、フロアも空いてきてて空間使って体揺らせて、あぁ、いいなぁ、楽しいなぁなんて思いながら完全にクラブ苦手がほどけた状態で朝の渋谷を帰っていきました。

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で、帰宅し風呂浴びて眠りから覚めると、もう日本代表がサッカーしてました(苦笑

と、同時にTLがイスラム国から日本人人質の身代金要求のニュースについての呟きで埋まっていました。
そんなニュースを見ながらも半ば、いや八割がた他人事としてアジア杯を眺めている自分、The Sunpauloの調子に乗ってウェーイしていた気分をblogに書こうと思っていたのに、なんか後ろめたい気持ちを感じざるを得ない気分を感じて、試合後ニュースが見たくてBSフジにチャンネルを合わせたり、今はTBSラジオでの特集を聴いています。

この件は単純に眺めれば、安倍政権の失策だと想います。イスラエルとの関係を深め、イスラム国との戦いに資金を提供することをすれば、既に昨年捕えられていた日本人人質のカードを切られるのは当然のことです。「十字軍に参加した」と言い放たれ、これに対し更に対抗措置を取らざるを得ませんから、アメリカ・イスラエルと共に戦い国だというイメージが、原爆を落とされたアメリカと戦った国というイメージを更新し、日本人を対象とするテロが起きる流れが起きるきっかけを作ったというのは国益を損なったと想います。

と、同時にこれをきっかけに中国と共闘し関係修繕に持ってくのもありかなとも思います。かの国も内部にイスラム教過激派を抱えていますからね。とは言え、軍事力を持たない日本がわざわざ紛争に首突っ込んで火傷するのは阿呆だなぁと思うし、逆に狙いはこれで恐怖心を煽って正式に軍事力を持つ方向へ持ってきたいのかもしれないとも思いました。

そもそも今回は難民支援での人道支援の資金供与ですから、ISISが言うような対ISISのものではない、と言えるかもしれませんが、『テロ対策』と銘打っている以上、彼らの意見を変えられるとも思いません。

安倍首相が言う「国際社会と協調し、テロと戦っていく」の国際社会の面々は、米欧の人々で、彼らが支配する国際資本構造の中でまともな戦い方では実力差で抑え込まれてしまう苦しみ・辛さから憎悪が生まれて、弱者の一撃であるテロへアラブ系の若者が駆り立てられる、或は欧米の若者が惹き付けられるのは、みていて本当につらくなります。

人と人が競い合い、フェアにスポーツのように結果に悔しがりながらお互いを称えあえればいいのですが、実社会では、立場が上の人間が下の人間を不当に扱ったり、あるいは学校でのスクールカーストのようなもので、溜まりにたまったストレスが、この国では自殺に向かうことが多いですが、他殺に向かうこともあるでしょう。

個人では殺人、組織ではテロ、暴力の行使は様々な名前が付けられます。これで、例えばISISが優勢な歴史になれば、これらの暴力は聖戦、あるいは欧米流の言い方で言えば革命と呼ばれるかもしれません。

この世界は弱肉強食だよ、個人の判断は自己責任で個人に帰されるのだという指摘はその通りで、個人としても、国としても、自らが得たい状況を手に入れるために自己研鑽することはどこまでも称賛されるべきことだと想います。

一方で、世の不公正を正す為に、理想を掲げ実行していくことも称賛されるべきだし、或はそれが現在の資本主義をブラッシュアップすることでもあるかもしれません。

その意味で、テロの口実となった資金供与がアラブの難民支援であったというのはプレゼンテーションの下手さからくる悲劇だなと、虚しさを覚えます。

c0002171_23453281.jpg資本主義のルールの中で、社会をよりよくしていく、という点で、思い出す本があります。今一生著 『社会企業家に学べ』です。
経営を通じて社会問題を解決していこうとする社会企業家を取材した本です。企業家の中では、カンボジアで売春を行わなければならなかった少女などにIT技術を身に付けさせて、オフショア開発の仕事で日本から見ると割安だけれどもカンボジアでは十分な給料を稼げるようにする企業なんか素晴らしいなと思いました。

この本を読んだ時に思ったのは、「あぁ、これは今の時代の政治運動なのだ」という意識でした。社会の"かっこ悪いところをかっこよくしたい"という女性企業家の言葉に、はっとさせられたのでした。

年を取るとだんだん"かっこいいこと"を求めなくなる気がします。それよりも"心地いいこと"であったり”安心できること”を求めたり。自分自身が三十路を迎え、自堕落な生活から腹が出てきて、社会に対する熱意よりも自分の身内を守ることの方がかっこいいのかもしない、との流れを感じる今、彼女の言葉にはがつんとやられました。と同時に、日本の平均年齢が今後どんどん上がって行ってしまったら、どんどん日本社会の心も醜く老いて、この地域はダサくなってしまうのではないか、と空寒い気がします。


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そんな中で、話は渋谷に立ち戻ります。
渋谷は良く行く町なのですが、何が好きだって若者が多く、常に祭りのように賑わっているところなんですよね。とは言え行くのはタワレコやレコード屋ばかりなのですがw

タワレコから駅へ戻るとき、スクランブル交差点の上方ガラス越しに岡本太郎の巨大壁画『明日の神話』がみえるんです。あの光景は渋谷を象徴していると想います。燃焼している街。実際、仕事帰りにスーツで行ってしまうと消耗してしまって「うへぇ」ってなりますからね。あの活気が一種の参入障壁となってユースカルチャーの集積地になっているのだと想います。

前に、金曜21時にTSUTAYA前でドラマーがパフォーマンスしているのを見ていたら、通行人がいきなりラップかましはじめ、マイクリレーでガンガン盛り上がり、ダンスする人達も現れ始め、場が人だかりになって、やっヴぇーとなったことがあります。そして警察が止めに入って解散した後でドラマーの人に「あれ、打ち合わせだったんですか?」と聞いたら「いや、全然!完全に飛び入りで」と。そんな野生のユースカルチャーのきらめきがある渋谷という町は、改めて面白いなと30になって思います。

遅いですね(苦笑 今更クラブ行きはじめてるし(大苦笑 でもまぁ私はこのペースで、人生のビートを刻んでいきたいなぁなんて最近は逆に覚悟が定まりつつあります。

渋谷のTV局が流していたNEXT WORLDという番組では、今後平均寿命は延びていく、あるいは若返りも起きるかもしれないという話でした。実際、NMNという物質を投与されたマウスは寿命が十数パーセント伸びているそうです。

長期にわたる青き春が生まれるのか、それとも老いない老人によるディストピアが生まれるのか、番組が想定する2045年には私も61になっているのですが、30年後、冒険心を失いたくはないなぁ。できれば若い奴をフックアップしたいな、社会貢献になるかはわからないけれども、どこかで文化を支える人間になりたい、なんて思います。

30年後といわずとも、数年後の近未来、またThe Sunpauloでウェーイとパーリーできる、そんな渋谷の一人でいたいな、学生にも、生徒にも、社会人にも、遊び人にも。アラブの人にも、欧米の人にも、在日の人にも、中韓の人にも、歴史上の人にも、これから生まれてくる人にも、打ち鳴らされる音楽の中で、顔を近づけて、親しげに話ができる。そんな朝が迎えられますように。


第5回_THE SUNPAULO @ WAREHOUSE702

by wavesll | 2015-01-21 00:38 | Sound Gem | Trackback | Comments(0)

にほんのうた

「楼門五三桐」

先日の『オリエント急行殺人事件』6時間ご覧になられた方はいらっしゃいますでしょうか?
自分なんかまんまと6時間みてしまいました。やぁ、かなっり趣味性が高い贅沢なドラマでしたね。悪くいうと金の無駄遣いというかw

前半終わったところで後半は犯人側の視点を描くという所で「おぉ!三谷はこっちがやりたかったのか!」と期待させといて、後半が前半以上につまらないというのはなかったですねー。ポワロが神業的に犯人の正体を当てていくところで、もっと裏側の慌てっぷりをスラップスティックに描いてくれることを期待していたのですが…。これなら4時間で纏めてもいいんじゃないか?いや3時間で纏められるだろと思ってしまいました。

それでも野村萬斎扮する勝呂探偵のエルキュール・ポワロの吹き替えの様な喋り方は、邦楽の外国語カヴァー、そう、JKT48のインドネシア語版『ヘヴィーローテーション』のような面白みがあって面白かったです。

まぁそれはともかく、音楽劇として歌舞伎って面白いんだろうなぁと思っていた所、twitter経由でYoutubeに歌舞伎動画が結構あることを知り、ちょこちょこみていました。

冒頭に載せた「楼門五三桐」。石川五右衛門の「絶景かな絶景かな」で有名なこの一幕も、初めの三味線立弾き速弾きから心つかまれ、歌舞伎な台詞回しの発声と体の動きと同期する打音の非連続さはまるでエクスペリメンタル・ミュージック。いいなぁ、今年は生で歌舞伎が見たいですね。

日本の伝統音楽も実に魅力的なもの、多いですよね。
個人的には出雲の神在祭にいった時の奉納神楽の横笛のアシンメトリーな響きには脱帽しましたし、高円寺の阿波踊りにいった時はそのグルーヴに脳天やられましたし(つべだと低音が効いてなくて残念)、ちょっと変わり種では恵比寿駅前の盆踊りで流されていた民謡調POPSなどには腰とろとろにやられちまいましし石垣島の民謡酒場で「ハイ!シーサー!」でカンパイしましたよ。地の歌ってのもありますよねー。

出雲大社神在祭の奉納神楽

2012年 高円寺阿波おどり<高音質編集>初日16連 35~49番、徳島合同連(HD)

2014第62回「恵比寿駅前盆踊り大会」

石垣うさぎやライブ/オジー自慢のオリオンビールメドレー

個人的にはその内レコーダーを買って日本各地の祭りの音や雑踏の音なんか録音する暮らしもいいなぁなんて思います。毎朝築地の競りを録音してsoundcloudに流すとか。まぁ、採算つかないですがw

日本の音というと、最近は女性のアーティストが元気な印象があります。
アイドルだけでなくても、大森靖子とかきのこ帝国とかは『無罪』の頃の椎名林檎を感じるし、水曜日のカンパネラの日本語ラップには浪曲を感じさせるものがあるなぁなんて面白がっています。

大森靖子 呪いは水色

きのこ帝国 - 海と花束

水曜日のカンパネラ『千利休』


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今日の夕方に渋谷タワレコでインストアライヴをしたPIKA☆も素晴らしいミュージシャンでした。

あふりらんぽ解散後初のソロ・アルバム『龍の棲家』発売記念?のインストアライヴ。ギターヴォーカル、ベース、ドラムス、そしてスティールパンという編成でのライヴでした。

あふりらんぽは実は良く聞いてはいなかったのですが、何やら凄いバンドがあるぞという風の噂だけはよく聞いていたのでインストアライヴに来てみたら、やー、最高でした。

PIKA☆さんの人間としての総合的な魅力やキュートさが放出された歌と、ラウドな中にスティールパンのコロンコロンした響きが香料になっているサウンドは「あぁこういうロックが聴きたかった」という感じで、一つ違いの人が作り出すリズムの感じが丁度合うなぁと思いました。

PIKA☆ 『龍の棲家』

このMVをみるとちょっとボアダムスっぽいというか、始源の女神の様な趣もありますが、はっきりとききとれる歌い方と言葉の強さは、プリミティヴな清志郎という感覚がありました。

明日六本木Super Deluxeでライヴするそうなので、ご興味があれば、お勧めです。期待以上のものを鳴らしてくれると思います。

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そしてもう一人ご紹介したいのが渋谷塔ジャズフロアの奥地で試聴したMIFUMAです。

このアルバム(soundcloudの試聴に飛びます)、非常にいいなと思いました。
特に01. Out Put
05. HiJack
そして15. U [Sabi Remix]
などはかなりいいと思いました。心地よいBGMと集中して聴く音楽の境というか、そのハイブリッド感が良いなと。今後の活動が楽しみです。一回この人の現場にも足を運びたいなぁと思いました。

まぁ、後から代々木公園でセカオワがフリーライヴやってたと知り、ダーゴナイだけ拝んでも良かったかなと思いましたが、PIKA☆とMIFUMAで大満足な一日でした。

ムーン・ママ Moon♀Mama a.k.a. PIKA☆(あふりらんぽ)- うたうひと


最後にもう一曲だけ。声のみで超絶音響アルバムを作ったArt Space Bar Buena発の歌姫ハチスノイト。彼女のライヴも一度生で体験したいなぁ。今年は歌舞伎とハチスノイトが取り敢えずいきたい場ですね。

ハチスノイト/kamuy mintar (short ver.)Music Video

by wavesll | 2015-01-17 23:09 | Sound Gem | Trackback | Comments(0)

ZAZ インストアライヴ@新宿タワレコ 2015.1.12

c0002171_20151056.jpg平成27年の成人式、街をゆく数多の振り袖に、あぁ、結構20歳の人っているものだなぁと横浜、新宿を行きながら思った新春でした。

20年位前に会田誠が群娘図なんて絵を描いていたのだなぁ、その時今の俺の歳くらいの世代の子が今の新成人達か、振り袖や 群狼達が 繚乱図 なんて詠みながら向かったは新宿Flags. 今夜はパリから同時代のシャンソンの歌姫、ZAZがやってくるのです。

ZAZを知ったのはNHKBSのAmazing Voiceという番組でした。モンマルトルで歌う彼女は世界の錚々たる驚異の歌声の中で、番組が実施した視聴者投票一位を掴みました。そしてフランス本国ではエディット・ピアフの再来だと言われ、2013年に出した2ndアルバムは海外で最も売れたフランスのレコード(ダフト・パンクはアメリカのレコード会社だった為)となりました。そんな押しも押されぬ綺羅星、ZAZの歌声を聴く機会が、しかもインストアライヴであったのは僥倖でした。

私は時間があるときはタワレコのインストアは1時間位前に現場に行きます。そうすると大抵リハーサルやってるんですよね。この時も楽団が音合わせしていました。そしてちょっと場を外して戻るとZAZが!思わずお辞儀をしてしまいました。何か話せよ!俺(苦笑 フランス語出来ないにしてもこういう時英語で一言言えるようになりたい。できれば仏語で話せるようになりたいです。ただZAZさん、お辞儀を返してくれました。

その後ちょっとみていたら、ZAZがBabymetalのブースをみて隣のスタッフに語りかけていました。ベビメタ、面白いものなぁ、エキゾ・ジャポネだものなぁ。こないだ出たライヴ盤もライヴ盤らしい勢いある音で良かったですものね。

で、いよいよライヴ。ピアフの歌から、2ndのリード曲On Ira、そして最後は1stのJe Veuxで〆るという大満足な30分間でした。トランペット、ドラム、ウッドベース、ギター、アコーディオンの編成のバンドも上手いなぁ、そして日本の観客は(俺も含め)騒ぎ下手だなぁ、なんて煽られながら思っていました。トランペットのおじさんあんなに頑張ってたのにwニホン語も交えたMCが可愛かった。そしてCD音源よりも上手いんじゃないかという歌に惚れ惚れしました。

今パリは大変な事態になっていますが、それを感じさせない笑顔で歌ってくれたZAZに感謝。早くPARIS SERAのような巴里に戻って欲しいものです。

そうそう、ZAZのこのインストアライヴ、明日のスッキリ!にて放映されるそうです。スタジオ生ライヴもあるそう。楽しみですね◎


Zaz - On ira


Zaz - Je Veux


ZAZ - "PARIS SERA TOUJOURS PARIS"


ZAZ - Concert Les Francofolies 2014 - Robe Colibri par Les Petites Mains


追記
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スッキリ、みました。でてました。
番組では『バラ色の人生』をアカペラで、『オー・シャンゼリゼ』をバンドで歌ってました。良かった。
ZAZはシャンソンの歌詞を良く聞いてほしいといっていて、『バラ色の人生』だと特に"好きな人の前だと目を伏せてしまう"部分がいいといってました。
Allez ZAZ!
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by wavesll | 2015-01-12 20:44 | Sound Gem | Trackback | Comments(0)

アルコールよりも酔える音楽(chaser付き)

さて、選挙も終わり、師走も後半戦。アルコールの季節ですね。
毎週末忘年会で酒に浸るこの時期、平場はアルコールから身を離した方がいいかもしれません。腹を出さないためにも、この世から飛び出ないためにもw

私も本当に酒では失敗を何度も繰り返しておりまして、漸く最近酒の程度というのがわかってきた感じです。といいながらもビールワインウィスキーを飲み過ぎて、腹がヤヴェー状態になってきてしまい、珈琲になんとか移行しようとしているここ数週間です。

とはいえ、やっぱり酔いたい。気分良くなりたい。ともすれば酩酊したい欲、あるんですよねー(苦笑
ゲスの極み乙女の絵音君でもありませんが、「今日もまた嫌な事ばっかり」な日もあります。そんな時は酔って気を紛らしたい。

そこで音波を使って酔えないか?あわよくば酩酊まで持ってけないかとw
結論から言うと、行けます。音でアルコール代わりに酔えます。こいつで酒量を減らせば、健康にも家計にも劇的に良い効果が。万々歳じゃないですかw

と、いうわけで酔える音楽セット、チェイサー付きでいきます。

ほろ酔いから一番気分良くなるフェーズに持ってけるアルバム
ここにはTeebsの『Ardour』を推します

今年2ndアルバムをリリースし、Brainfeeder4でもいい味効かせていたLAのビートメイカーの1st。
桃源郷にいざなわれる、といっても過言ではない蕩けるサウンド、こいつは燗を一本空けるのと同じくらい気持ちがポカポカいけますよ。

覚醒から酩酊へ
Teebsであったまったところで酔いを深くしていくにはこれでしょう。Lou Reed - Metal Machine Music

目の前がチカチカしてきたらしめたもの。甘やかに瞬き痛ませる音の粒子で、くらくらから酩酊まで脳内をぐらつかせましょう。これは史上初のノイズアルバムと言われるルーリードの問題作。ちょっときついお酒で煽るくらいがハイに成れます。

頭が痛くなってきたら
"ノイズも数分はいいけどだんだん頭痛がでてきたよ"という方にはチェイサーを。気鋭の邦楽バンド、森は生きているの17分にも及ぶ組曲『煙夜の夢 a,香水壜と少女 b,空虚な肖像画 c,煙夜の夢(夜が固まる前)』です。


すうっと染み渡るこの音で、アルコールの酔いを晴らしたら、また音楽を呷るのも良し、別の嗜好品へ行くも良し、忙しい年末に、すやっとゆったりと寛ぐ時間をリビングでベッドルームでお過ごしください。
by wavesll | 2014-12-15 01:27 | Sound Gem | Trackback | Comments(0)

冬の街が少し異なって見えるような南米音楽 Youtubeより二選

街を歩くとXmasソングがかかり、イルミネーションが華やぎ、あぁ、震災の時の暗さは彼方へ行ったなと想う26年の師走ですね。

私は携帯音楽再生機を持たないのですが、たまに"あぁこれ街で聴いたらとても良い相乗効果を生みそうだ、風景が少し異なって見えるような音楽だな"と想う音楽に出くわすことがあります。

たまたま、Youtubeで最近そんな音楽を2つ見付けたので、ちょっとメモ代わりに載せておきます。私が思うお薦め風景と共に。

Paêbirú - Lula Côrtes e Zé Ramalho (1975)

ブラジリアン・サイケの宝玉のような一枚。民族風の浮遊感のある音から、呪術感のある旋律が混じり、途中の弩級の展開も含め、初聴ではアマゾンの原生林に放り込まれたような驚かせっぱなしの音楽体験を味わいました。

自分は実は最初5分ほど聞いて"もういいかな"と思ってしまったのですが、ちょっと飛ばして聴いてみると面白いことになっていたので通しで聴いたらこいつにはやられました。自分が聴いた70年代ブラジリアンジャズロックの中でも3指に入るくらいの好盤だと思います。

一昨日初めて聴き、その際は密林のような異世界を味わったのですが、昨夜2聴目をしたところ、これはもしかしたら冬の街に似合うのではないかなと想いました。

枯れた枝が伸びる街路樹を横目に、南米のスペシャリティコーヒーを飲みながら歩く曇り空の昼下りなんかに、このアルバムは似合う感じがします。見慣れた風景が少しコズミックな感覚が混じり、珈琲の酸味が味わい深くなりそうだなぁとにやにやしながら今夜3聴目をしています。

さて、冬の昼に南米産サイケならば、夜はいかがしましょう。やっぱり冬の夜と言えば「雨は夜更け過ぎに、雪へと変わるだろう。きっと君は来ない」と奏でるフラれた男の曲が、独り身には沁みますね。というか独り身にこそ音楽は必要だと思います(苦笑

というわけでこいつはいかがでしょう。
-Gustavo Dudamel Dirig Orquesta Philarmonica de Francia y Sinfonica Simon Bolivar .

ベルリオーズの『幻想交響曲』をベネズエラのグスターボ・ドゥダメルが指揮した演奏です。

『幻想交響曲』はベルリオーズが失恋した体験をもとに創作した、失恋した芸術家がアヘンを吸ってその夢の中で恋人を殺し地獄に落ちるというバーンスタインに言わせると史上初のサイケデリックな交響曲だそうです。

私はクラシックは退屈に感じる曲は退屈に感じてしまうのですが、この曲は飽きさせません。Youtubeで幾つかの演奏を聴いたのですが、ドゥダメル指揮が最も柔らか且つ適度な華があり、好みでした。

夜更けに一人街中を歩けば、ネオンサインがこのサイケデリックな交響曲によって虹色に輝いてみえるんじゃないかな、なんて思います。知らぬ街に来た異邦人の気分でこれ聴きながらゲロルシュタイナーでも飲みながら彷徨うと悲劇の主人公気分に浸れそうです。何も恋人と過ごすだけが主役になれるってもんでもないでしょうw

個人的には冬が一番輝くのは夕暮れの時間で、その影絵の様な魔術的な空は、特に音楽はいらないなと思うのですが、その時間を挟んで、昼と夜はこの2つの音楽で街を眺めるのもいいなぁと思います。もし良ければお試し下さい^^
by wavesll | 2014-12-11 01:08 | Sound Gem | Trackback | Comments(0)