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ROVO live at 代官山UNIT 2016.11.12 and 13

Kmara - ROVO - Imago [1999]


Rovo - Sai (Full Album)


ROVOの2Days@UNIT、行ってきました。

初日はナカコーのバンドとの対バンで。ナカコーバンド、ひさ子345沼澤さんといてかなり好きなメンツだったのですが到着が遅かったのかフロアに入れず。一番後ろで呑みながら聴いてました。数年前にサマソニ深夜でみたときより今のバンドの曲がいい、勝井さんと一緒にやったりもしたのですが、ラストの曲のノイズに達するかと言う位の爆音、好きでした。

そしてROVO。
ここは転換の時にフロアに入込、真ん中で躰揺らしながらみました。
KHMARAからドラムバトル入れて3,4曲辺りが一番ぐっと来たというか、ヤッヴェエエえええええ!!!!!!という感じ。REOMからLIEGEなんてteam.Labo『追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして衝突して咲いていく - Light in Space』をヴィジュアル無しで超えてくるっていうか、宇宙空間を翔る前後左右上下不覚な凄さで。銀河の最奥へ航行するドライヴ感覚ありました。

高校生の頃自分が巡り合った最高深度のアルバムは『live at liquidroom 2001.5.16』で。特に一曲目のKHMARAが大好きで大好きで。なので敢えてKHMARAと書いてます。

私はROVOのLIVEはフェスでは数回みてると思うのですが単独は初めてで。大学の頃日比谷野音WORLD BEAT 2006でみたときはKONONO No°1に食われてたという感覚があって。その後Tシャツつきの(そのTシャツの鹿のデザインマジカッコよかった)野音のDVD買ったのですが音圧が弱かったというか。でもリキッドのライヴ盤の良すぎ振りからして絶対にライヴハウスでみたら狂熱があるのではとずっと想っていたのでした。ただ、いつの間にか離れていて。今では時折『PYRAMID』を聴き返すくらいだったのですが今回ライヴチケットを贈ってもらえて。

そして聴くKHMARAのイントロ。生で見るのは初めて。"この音原田さんのハーモニカだったのか!?"と感動しました。ドラム・パーカスバトルも二人が仁王のような存在感。ギアが完全に入ったのはKHMARAからだったけれど、その前も熊野古道みたいな荘厳さがあって山本さんのギターが凄味にやられていました。

Encoreではナカコーも出てきてまずは共作曲R.o.Nを。幾何学的なギターフレーズが現代美術的なあって洒落てるなーと想ったら特別ゲストにU-zhaanが出てきてタブラぶちかまし一気に熱が帯び上がり!勝井さんのヴァイオリンが龍の様!

さらにラストはROVO+ナカコー+U-zhaanによるWhite Surf Style 5!!!!!!!これが格好良くて!このタイトさ!スーパーカーの曲を演ることでロック・バンド・サウンドとしてのROVOの強度がまざまざとわかりました。最高の一夜でした!

そして2日目!
昨晩で温まってたからか今夜は最初からガンガン入れました。今夜は益子さんのシンセの凄さが序盤から凄いというか。というか6人編成なのにこの音の密!音のソリッドさが最強!

そして音の瑞々しさ。大学の頃“ヤバいバンド”として訳もわからず圧倒されたのを想いだし、今聴くと“訳がわかるのに凄い”。今年、大学以来十年ぶりに『2001年宇宙の旅』『気狂いピエロ』を再観した時の感動に近いかも。名画は10代、20代、30代…と観たときにまた違った感動を味わえるのに相似な、経験を積んでわかる領域がありました。

高校の頃はロックバンドのライヴに行ってもモッシュやダイヴに気が行って酸欠状態で、その頃はSherbetsとかみてたのですが鑑賞なんて感じというより暴れるために行ってたような感覚で。その時中高の頃聴いていたBlankeyやTMGEから少し背伸びして聞いていたのがROVOでした。そこからクラブジャズ、レアグルーヴ、民族音楽、ジャズと聴くものを拡げ、ここ最近はR&B、ソウル、ヒップホップ、クラシックなんぞを開拓しようとしているのですが、ROVOのスペース・ロック / 人力トランスは"新しい種類の音楽を聴きたい"としてきたこの10年強の走りだったように想えます。

翻って今ROVOを聴いて、その音の快楽を浴びて、"あぁ、俺ってROVO世代なのかもしれない"と感じたのでした。"新しさ/新奇性"に依らない音楽そのものの魅力を浴びたというか、良いものは良い!読解力が増して、より凄味がわかる。本当に気持ちいいし、瑞々しい音に感じ入っていました。私にとって血肉となっているネオ・スタンダードはこの音かなと想いました。音楽聴きも三周目として、真っすぐに聴けるようになってきたと感じます。

そして今夜もスペースマウンテンみたいに上下左右前後不覚にトバサレテ。CISCO来航!これもうほんとにやっぱり音がいいハコでのROVO、最高すぎる!

そしてENは極星とSPICA. ここでROVOの本当の凄味というか、進化し続ける姿に昂揚!!!まさか上モノをたわんだリズムでくるとは!?音楽的進化潮流を血肉化して己のスタイルで料理する物凄く刺激的な瞬間でした。良いものがいいものであり続けるためには革新を起こし続けているのだなと。原田さんの煽りにがん騰がって最高の一夜、いや二夜連続で巨大な感動を得る最高のROVO20周年ライヴでした!

去り際に山精が「特にないです。好き勝手やってるだけです」。なんてカッコいいオッサン達なんだw!最上のエモーショナルと音楽的刺激を受けた週末になりました。


12日
Eclipse
XI
Palma
Khmara
Woof session
Reom
Liege

En.
R.o N
White Surf Style 5.


13日
Batis
Baal
Mattah
Loquix
MIR
Haoma
n'PoPo~Cisco

En.
極星
Spica

cf,
宇宙と芸術展 at 森美

by wavesll | 2016-11-14 04:31 | Sound Gem | Comments(0)

エルミタージュ孔雀時計の煌音

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Peacock clock horloge du paon Ermitage museum St Petersburg Tchasi Pavlin


Видео 360° | Государственный Эрмитаж, Часы "Павлин" | The State Hermitage, "Peacock" clock


音のソノリティという番組が好きで。イッテQの後にやっているミニ番組なのですが、フィールドレコーディング好きにはたまらないような、音に対するフェチシズムを刺激してくれる良番組なのです。

このBlogでもそういう音の玉、ドイツ、マイセン町の磁器製の鐘の音なんて記事を書いたことがありましたが、今回は時計第二弾。

エルミタージュ美術館にある孔雀時計の音です。黄金の煌きがそのまま音になったような音にうっとり。前述の音のソノリティとは異なる番組なのですが、内部構造が紹介されていて。孔雀の鳴き声もこの空気の蛇腹から生まれていたとは、面白い。

時計シリーズとして企画化してもいいかもw
時計と音楽と言うとやくしまるえつこの時計ちっくなんかもありますね。スポーツ音響楽曲群お料理音楽鉄道音車両に次ぐサウンドフェティズムシリーズ、やっていきたいです◎

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cf.
INDUSTRIAL.JP 工場音楽

by wavesll | 2016-11-12 15:32 | Sound Gem | Comments(0)

大田楽 いけぶくろ絵巻へいってきた!

南池袋公園へ大田楽 いけぶくろ絵巻に行ってきました!
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平安時代から室町時代にかけて日本中で大流行し、忽然と消えた芸能”田楽”をもとに、狂言師野村耕介(五世野村万之丞、1959-2004)が舞踊家、音楽家、俳優、学者らと協働作業で創り上げた「大田楽」。
この秋、九世野村万蔵が演出し、池袋の街を舞台に繰り広げる。色とりどりの花を飾った笠や五色の装束を身につけた田楽法師たちが、いにしえの旋律と軽やかなリズムで舞い躍る野外パフォーマンス。
池袋の街と人が生み出す、新たな大田楽が幕を開ける。
というモノ。

第21回 山代大田楽


やるせなすの石井ちゃんがMCで"石井ちゃん久々にみたなーw"と想っていたら極彩の絵巻が繰り広げられました。途中では川劇のような変面ショーも!
最後は観客も赤絨毯の上へあがって踊り手を奏でました。上の動画よりもがんがんにドラムが効きながら、笛が吹き荒んで。ジャズフルート好きにも堪らない舞台でした。

そしてパレードは豊島区役所へ練り歩き〆。
フェスティバルトーキョーを内包する東京芸術祭2016の企画とのことでした。エキゾチックな平安のいにしえを味わうひと時を味わえました。
by wavesll | 2016-11-06 05:27 | Sound Gem | Comments(0)

ラブリーサマーちゃんインストアライヴ at 新宿タワーレコード

ラブリーサマーちゃん「青い瞬きの途中で」(soundcloud)


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ラブサマちゃんのインストアライヴへ行ってきました。撮影NGだったので、これはライヴ前の光景。凄い人出でした。

ラブリーマザーさんと「私の好きなもの」で慌ただしく始まったライヴ。次は一人でカラオケに乗せて「202 feat. 泉まくら」、さらにtofubeatsのカヴァー「水星」どんどん歌に引き込まていきました。そして一番聴きたかった「青い瞬きの途中で」をエレキギターで弾き語ったの、物凄く良かった。Frankie Cosmosと共鳴しているような想念が湧きました。フランキー・コスモスとラブサマちゃんは宅録ロック女子日米の雄といえるやも。矢張りエレキギター一本で「あなたは煙草 私はシャボン」の〆

この"あなた"にあたる人が「メジャーデビューおめでとう」って送って来てくれたそうです。

高校時代は相対性理論をカヴァーしていたことを公言しているラブサマちゃんですが、黒歴史になるやもしれないことも全てを曝け出さなければ耐えられないかのようなTwitterでの姿も含めてロックな生き様を見せてくれてるなと想い、ラブサマちゃんは琴線に触れてきます。MCで「メジャーデビュー日を覚えているために彫り込んだ…うっそーw」というのもウケましたw何か半ば仲間の目で(勝手に)その活躍をみてしまいます。デビューアルバム購入者に手紙まで書いてきてくれるというサーヴィス精神の旺盛さも含めて、エナジーがみなぎってるという感じ。ガンガン行って欲しい。

デビューアルバムの『LSC』は青い衝動を鳴らして、歌う姿の魅力に生で感じられました。いい意味で抜けがあるロックさでこの時代をサバイヴして行って欲しいと願う限りです◎

あなたは煙草 私はシャボン(soundcloud)


cf.
DAOKOの渋谷タワレコインストアライヴと水星の時代

[インタビュー]メジャーを選んだラブリーサマーちゃん。その理由と背景を語る / スーパーカー、くるり……ラブサマちゃんと青いジャケットをめぐる談話(CINRA.NET)
宅録女子・ラブリーサマーちゃん、メジャーデビュー! その正体とは!?(RO69)
ラブリーサマーちゃん「LSC」インタビュー|目指せネットのカリスマ!話題の宅録女子メジャーへ(ナタリー)
by wavesll | 2016-11-04 21:10 | Sound Gem | Comments(0)

アラゲホンジ LIVE at 渋谷タワレコ!!!!!

ハロウィンの渋谷でもののけ姫達に出逢いながら向かったはタワーレコード。
民謡 X Soul / Funkを融合させた音楽集団、アラゲホンジのインストアライヴがあったのです!
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アラゲホンジ(1/2)【祭る】2014.6.22 新潟県小千谷市片貝町

アラゲホンジ(2/2)【祭る】2014.6.22 新潟県小千谷市片貝町


今年壱の楽しいライヴ!民謡とソウル/ファンクが完全に融け合っていて!民謡という要素が奇抜さでなく最高の祝祭音楽として鳴らされていました。ライヴは間違いないだろと想っていたけどここまでとは!爆発的に良かったです!インストアライヴで自然とアンコールの手拍子が起きるなんて展開が!PAさんまで踊りだしちゃうしw!こーれはまた是非ともライヴいきてー!最高の夕でした★

渋谷の夥しい人の海を通り抜け、東横線で帰路につきました。ハロウィンよりも熱い秋祭りを堪能しました◎
by wavesll | 2016-10-29 20:23 | Sound Gem | Comments(0)

村治佳織プレミア・ライヴat渋谷タワーレコード

渋谷タワレコに村治佳織のインストアライヴへ行ってきました。
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村治佳織 - ラプソディー・ジャパン 2016.10.26発売


音が素晴らしい。新譜では弟さんとのデュオだったものをタワレコ仕様にソロで短くアレンジした演奏。『コユンババ』の深くて流麗な音、『バガモヨ』のアフリカの花園の陽のような燦々とした音、ラストの『花は咲く』の風雅さ。先日のFreiburger Barockorchester concert at Toppan Hallでもぴたりと揃うヴァイオリンの動きは音声波形の具象化のように感じましたが、爪弾き揺れ出ずる手に音楽と躰的物理感覚はクラシックでは不可分なのだと気づかされました。

今回のアルバムでは今まで村治さんが作曲された楽曲の、校歌として提供したもの以外の4曲すべてが収録されていて、作曲家として坂本龍一さんから「驚いた」と言われるほどの素晴らしいものを発揮されています。作曲をメインにするつもりはないらしいのですが、砂漠に一瞬だけ出現する奇跡の花園『ナマクワランドの花畑』のように印象的な楽曲群の演奏を聴くとまた期待してしまいます。

ギターの魅力が最高に引き出された素晴らしいライヴ、堪能いたしました。

村治 佳織 トップランナー

こんな動画ありました◎
by wavesll | 2016-10-27 00:41 | Sound Gem | Comments(0)

和田永のエレクトロニコス・ファンタスティコスがスゴい!

"Ei WADA" performance show in the Ibaraki-ken north area Part1


"Ei WADA" performance show in the Ibaraki-ken north area Part2


"Ei WADA" performance show in the Ibaraki-ken north area Part3


茨城県北芸術祭#KENPOKUで披露された
エレクトロニコス・ファンタスティコス! in 日立
役割を終えた古い家電を新たな電子楽器として蘇生させ、合奏する和田永のプロジェクト「エレクトロニコス・ファンタスティコス!」。
常陸多賀駅前の商店街には、そのプロジェクトの基地となる、「NICOS LAB in 日立」があります。
地元のメンバーたちが和田永とともに、新しい楽器のアイデア出し、古い家電の収集と改造、そして演奏の練習を行っています。
世界的家電メーカーHITACHIの町である日立市にて、家電メーカー関係者や、新たな音楽づくりに興味のある方、工作・発明の好きな方と共に活動を行い、会期終了時にはアンサンブルを編成してコンサートを行う計画です。
ブラウン管をタブラのように使ったり、ボーダーTシャツで電子音を出したり、扇風機をギターのように使ったりスゴすぎる!Matmosが創った洗濯機の発する音のアルバムや、Band of Edenで奏でられた創作楽器ダクソフォンを想起しました。

明和電気、或いは和田さん擁するOPEN REEL ENSEMBLE等、アート・テクノロジー・ミュージックを縦断する面白いパフォーマンス・アクトがまるで琳派のように突発的に生まれ続けているのは面白い。

ポップミュージックが音の魅力だけの時代からMTVでヴィジュアルも加味され、遂にはコンセプトの魅力も消費を喚起するようになった現在。BabymetalやKPP等アイドル要素のあるコンセプチュアル・ミュージックに対するカウンターアプローチはこういったカタチなのかもと思い巡らしました。

cf.
外国人「この日本人すごいwww」ブラウン管テレビを楽器として使うアーティストが話題に→海外「やばい!」(Kaigai-matome.NET)

秋梅の愛知 名古屋一泊二日旅 第一篇 Chris Watson in あいちトリエンナーレ
Idol Musiqueを聴かない理由があるとすれば
ケンポクに行ってきました! 『KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭』リポート。(Casa Brutus)
by wavesll | 2016-10-24 08:40 | Sound Gem | Comments(0)

Part Time Musicians Live at Earth Garden 秋 -Thaiから来た同時代Asiaの風

タイでこの十年で最大のヒットを飛ばした"タイのベルセバ"ことPart Time Musiciansをみに代々木公園アースガーデン秋へ行ってきました。
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日本語も交えたMCをしてくれるサーヴィス精神もさることながら、とてもいい楽曲感性で!!!

私自身は彼らをタワーレコード横浜の試聴で知って“これは良いネオアコ!”と想ってライヴみにきたのですが、やっぱりとっても良かった。特にNO WAY NOなんか最高。タイのバンドというより同時代の良い若手。透き通るようなヴォーカルの女の子と、ギター、そしてヴァイオリンの気持ちいい音。帰ってからみたMVのセンスもとてもよかったです。

Part Time Musicians - Vacation Time [Official Video]


Part Time Musicians - NO WAY NO [Official Video]


Part Time Musicians Feat. Chladni Chandi - Would You Mind ? [Official Video]


同時代のAsiaに、同時代の感覚を持つバンドがどんどん出てきているのはとても嬉しく想います。ワールドミュージック好きとしては英語だけでなくタイ語の歌なんかもないかDigってみたいところですが。

台湾のナンバガ、透明雑誌、ザゼンと対バンもした韓国のチャン・ギハと顔たち。韓国だと渋谷系的音楽も盛んで、この間のDOMMUNEのヒップホップコリアも面白かったし今年のサマソニに出てたHyukohも良かった。そしてインドネシアからも同時代の感性あふれるバンドがどんどん出てきていると聴きます。Asiaの音楽環境が勃興するのはとても嬉しいし、逆に日本もベビメタやピコ太郎みたいにもう日本に留まらない、芸能の発信規模が世界へすぐに到達する時代になってきているのはわくわくする状況だと想います。

そんなAsiaの感性をあらわしてくれるバンド、Part Time Musicians、本日10/23(日)にも11:00から出演します。気持ちの良いネオアコサウンド、お薦めです。ちなみに出店のやみつきトーフバーガーも美味いんで是非◎

cf.
ベルセバを彷彿!アダム・グリーンも認めた!?Part Time Musicians日本デビュー!(Qetic)

MAXWELL@StudioCoast、Andres Beeuwsaert@根津教会→HOSTESS CLUB ALL-NIGHTER & Summer Sonic2016
by wavesll | 2016-10-23 01:17 | Sound Gem | Comments(0)

Freiburger Barockorchester concert at Toppan Hall

飯田橋トッパンホールへフライブルク・バロック・オーケストラをみにいってきました。
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素晴らし過ぎ。今年中ではGY!BEジスモンチArcaレディへ並み2016年の五指に入るライヴのピークでした。トッパンホールの音の良さもとんでもないレベル。優美な音はよなよなエールをずっと味わうが如し。口ぽかーんなってましたw

一曲目が始まったときにその音のクリアさに驚愕するというか“電子音の様だ”とすら想いました。ノイズが一切ないリズムぴったりの音。私はクラシックは門外漢なのですがクラシックってみんなこうなの!?ぴたりと揃うヴァイオリンの動きは音声波形の具象化のよう。

途中の休憩時間にトッパンホール2Fのカフェでイタリアのスパークリングワイン。スパークリングで赤は珍しい。めっちゃ美味しかったです。何かほんと富裕層にでもなった気分だなぁ。誘われて観てしまった幸運。この贅沢感は初めてビルボード行った時を思い出しました。

後半の方が更に優美さが増して華やかな演奏・楽曲で。調音の時のチェンバロの音が見事で弾きまくって欲しかったのですが、何とソロパートも。その素晴らしいベスト曲は本編ラス2の バッハ/3つのヴァイオリンのための協奏曲 二長調 BWV106R。後になればなるほど尻上がりに良くなっていく素晴らしいコンサートでした。トッパンホールでのコンサートにまた来る機会があったら是非馳せ参じたいです。



ヴィヴァルディ:歌劇《オリュンピアス》RV725より 序曲
J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番 ホ長調 BWV1042
ヘンデル:合奏協奏曲 イ長調 Op.6-11
ヴィヴァルディ:シンフォニア ロ短調 RV169《聖なる墓にて》
J.S.バッハ:3つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ長調 BWV1064R
コレッリ:合奏協奏曲 ニ長調 Op.6-1


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by wavesll | 2016-10-21 23:56 | Sound Gem | Comments(0)

JTNC時代のニュアンスはバナナマン的?-TAMTAM インストアライヴ@新宿タワレコに揺らされて

TAMTAMのインストアライヴへ新宿へ観に行きました。
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かなり好き、このバンド。エレキドラムとクリック音のビートが気持ちいい。普段は普通のドラムだそうだけれども、Jpopさとインディーさが一番気持ちのよい塩梅。最近見た邦楽のインストアライヴでは一番好きでした。音もでかくてちょっとしたライヴハウスみたいで良かった!

このバンドに興味を持ったのはニューアルバムのジャケットがなんか気になったところからでした。

TAMTAM - 『NEWPOESY』 全曲試聴 Album Trailer


そこから興味をもって、検索したらCINRAの記事
メジャーが一定の方向でクオリティーを上げていくことを求めるのに対して、バンド的には「新しかったり、面白いことをちゃんとやりたい」っていうのがあったんです。(アフィ)
というインタビューをみて、これはみたいなと。

歌が気持ちいいんだけど何か飛び道具的なモノが欲しいなと思ってたらトランペットが。このクオリティでサウンドつくれたら突き抜けるメロや過剰さが一曲あったら大ブレイクしそう。
と想っていたのですが、今家に帰ってYoutube検索したら、音源でもかなり面白いことやってて、これは素晴らしいぞと。

TAMTAM - コーヒーピープル (Official Video)


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そして改めて前述のCINRA.Netのインタビュー記事、再出発するTAMTAMに、時代は味方する。移籍を経た2年間を語るを読んで、色々腑に落ちたところでした。

私自身この夏から秋にかけて
ミツメ&fox capture plan live at Handmade In Japan Fes' 2016 初日
Yasei Collective live at Bluenote Jazz Festival & LHRの御2人
WONK インストアライヴ at TOWER RECORDS Shibuya
jahguidance インストアライヴ at 渋谷タワーレコード
とJAZZ/ELECTRO/CITY POP/ROCKのマージナルな領域な日本のバンドを聴いてきて、それ以前にここ数年Robert GrasperやThe Internet、或はBrainfeeder等を好んで聞いてきたところがあって。

だからTAMTAMのお二人のインタビューからジャズ/エレクトロな辺り(BADBADNOTGOODやエレクトリックマイルス)、或はThe InternetやHiatus Kaiyoteなんて名前がもろに出てくると、1リスナーとしての共通した水を感じました。

と共に、ここら辺の超広義のJazz The New Chapterな辺りのバンドの雨後の筍感はこの分野がレッドオーシャンになりつつあり、単にここら辺の感覚を輸入するだけでは差別化できなくて、プラスアルファを競う情勢になって来るのではと勝手に震撼しつつあります。(単に私がこれ系のイベントに行き過ぎているからかもしれないけれど)

その上でTAMTAMの武器になるのはそのポップ・センスだと感じました。アンサンブルの確かさの上にメロの強さが鬼に金棒になっている気がして。いい意味でコア・シーンよりJ-POP寄りなのが差別化になってると感じました。

さて、タイトルに掲げた"バナナマン的ニュアンス"wこれを説明したいのですが、どう伝えたものか…The Internet / Ego Deathに顕著ですが、完全に洋楽の中の"ホット"な感じって、起伏のあるメロディーよりもいかにメロディーを抑えつつ蠢かすかみたいな感じになってると感じるのです。寧ろメロディーが強いのはクサメロ扱いというか、そっち系はEDMに振り切れてしまっているというか。

先人の強い美メロ感覚を明石家さんまの笑いの強度だとしたら、今のあくまで衝動にはいかずにやらずぼったくりな感覚を保ったままじわりと興奮させる笑いはバナナマンな時代感覚だと思って。←これ、思いついたときは閃いた!と思ったのですが全然伝わらないかも><なんか最近流行りの音楽の感覚はバナナマン的な気がするんです。

前提として経済的低迷から派手なものや"カッコ良すぎるモノ"が寧ろウケないというものが時代のモードとしてあると想います。星野源が伸びているのもそのリアル感からな気もしますし。

突出しすぎないことで露出が最大化されるという時代のスウィートスポット探しは音楽界にも来ているはずで。勿論、TAMTAMも"売らんかな"と思ってたらビクターを出ることもなかっただろうし、自らの最高の地点を追求するのが最高の方策だと想うのですが、なんか最近の私のインストアライヴ体験がJTNCな感覚ばかりで軽く食傷気味だったのもあっていらぬ御世話を考えてしまいました。

設楽と日村というプレーイングマネージャーと飛び道具のバランス感覚を美味い事音楽に例えようとしたのですがそこまでやるとクドイしそもそもの見立てがアレな感もありますが、今の時代の中でマスな需要がバナナマン的な感触に来ている感はあるのかなーなんて最近考えていたところでした。

差別化を狙って過剰で奇抜なことをいうわけではないけれど自然と選ばれてしまう彼らは明石家さんま的笑いに浸っていた人間からするとつかみどころがないのですが、ノームコアでありながら異能というか、一つの時代感覚を顕している気がしている象徴で。それは音楽のバイブスにも共振しつつあると最近感じていた處でした。

cf.
(失っていたとみられた)ゼロ年代邦楽ベストと現在の都市インディー

by wavesll | 2016-10-20 23:56 | Sound Gem | Comments(0)